湾田 わんず - stci2 @ ウィキ

「 俺は知りたい。」

「たとえそれが、どんな真実だとしても。」

名前		湾田(わんだ) わんず
愛称		わんわん/犬
出身地		日本
誕生日		12月16日
転入日		2025年04月16日
職業		C.B.Cメカニック
活動者名		わんず
SNS		X (旧Twitter)
配信場所		Twitch
FAタグ		#わん図鑑

※このwikiには街での出来事と、本編では描かれていない内容を含みます。
ストーリーが進み次第更新されていくので、あくまでも「短編小説」のような形で
お楽しみ頂けると幸いです。

湾田わんず Stci2物語

あらすじ -Synopsis-

とある街で、ひょんなことから警察に就職。

多くの人との関わりを通じて成長し、「署長」にまで登り詰めた。

様々な出来事の末、街を離れる事になった数か月後。
学生時代の友人『 大道寺 蘭 』から一本の連絡が。

「今シゲさんがどこにいるか、知りたくない？」

かつての街で、自分に署長を託した後
消息が分からなくなっていた一番の恩人『 江洲治 シゲオ 』の居場所を知っているというのだ。

なぜ彼女が居所を知っているのか。
そして今シゲさんが何をしているのか。

疑問は沢山あったが、居ても立っても居られなかった。
すぐさまシゲさんのいる街に向かおうと家を出ると、

郵便BOXに今朝は入ってなかった

" 一通の封書 " が。

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"一通の封書" -A single sealed letter-

封書を開ける ※街で語られていない内容を含みます

『捜査資料 峠で発生した山火事事故』

・事故日時：2024年●月▲日 深夜2時

・被害状況：■■峠全域及び付近のメカニック店舗が焼損。死者1名。

・出火元：峠に構えるメカニック店舗だと推定。店舗は火災時の爆発により大破。

・被害者：メカニック店舗から発見された遺体は、遺留品から中古車屋の元オーナーだと判明。

・火災の被害が大規模で、消火が難航。火災当時、周囲に避難勧告が発令された。

・事故発生前、現場から約3km離れた場所で被害者が複数名とドリフト走行をしていたという目撃証言有り。

・メカニック店舗に残されていた数台の車は大破しており、指紋は採取出来ず。持ち主も不明。

・現場からタイヤ痕が確認されており、状況から運転中の不注意によりメカニック店舗に車が追突。ガソリンに引火し、周囲に被害が拡大した可能性が高い。また状況証拠も少なく、事件性は薄いと判断。

・以上から、今回の山火事は被害者による『 事故 』で発生した二次災害だと断定。安全確認が取れ次第、周囲の立ち入り禁止は解除。

同封の手紙を開ける

これは『 事故 』ではない。意図的に行われた『 殺人 』である。

独自に調査を進めた結果、遺体の場所と車の位置、タイヤ痕から推察すると、

「 被害者以外が『 意図的に 』店舗に車を追突させた 」可能性が高い。

事件当時の気候を考慮すると、車の事故1つのみで峠全域が焼損するという事象が発生する確率もかなり低い。

詰まるところ、人為的に火災を拡大させた可能性がある。

そして、私は現場付近で " とある人物 "の所有物を発見した。あなたも知っている人だ。

この事件の犯人には必ず粛清を受けてもらう。私はそのためなら手段を問わない。

この文章を見なかったことにするのも君次第。それが君に出来るのならね。

- 差出人 『』 -

" 同封されていた1枚の写真には、土が被ったライターが映っていた。

そう。あの街で見た「 海瀬 いのり 」のライターだった。"

物語本編 -Main Story-

序章 『 疑念 』

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ーー まもなく終点。終点。

お降りの際は、お忘れ物なさいませんようにご注意ください。ーー

俺は開封済みの封筒をバッグに入れ、席を立った。

「 この街にシゲさんがいるのか。 」

" 大道寺 蘭 "から連絡を見た俺は、失踪したかつての上司" 江洲治 シゲオ "に会いにこの街にやって来た。
警察署長を託されたあの時から、かれこれ数か月。
久しぶりに顔を見れるかもしれないなと内心ワクワクしていた。

しかし、やはり"あの事故"の事が気になる。

郵便BOXに入っていた封書の中身。電車の中で目を通したが、本当に"事件"なのか？
そしてかつての街で仲を深めた" 海瀬 いのり "。

なぜ彼女のライターが現場にあったのか。
本当に" 事故当時 "から落ちていたのか？

疑問は多く残るが、まずはシゲさんの力を借りよう。そう思い、この街に来たのだ。

｟ 到着時刻を寺蘭から聞かれたが、迎えにでも来てくれるのか？ ｠
そう思っていると、突然携帯が鳴った。

ー さて、事件の大筋は理解してもらえたようだね？

君がしようとしている「 誰かに協力を仰ぐ 」という事は、

事件を知る人物、いわば関係者が増えるという事だ。

君もバカではない。この言葉の意味が分かるだろう？

『』ー

文章の最後には、封書と同じ二重カッコの差出人欄。
間違いない。封書の差出人と同じ人物だ。

この文章の意味、間違いない。

" 俺を監視している "事の暗示だろう。

｟ なぜだ。なぜ俺にこの事故を調査させたいんだ・・・｠

疑念が募り、冷たい汗が額から落ちたその時。
巨大なトラックが、駅の前に止まった。

中から聞こえてきたのは。

そう、どこか肩の力がスッと抜けるような、低く暖かい。

かの街の恩人 " 江洲治 シゲオ "の声だった。

「 わんわんー！久しぶりやなー！ 」

第1章 『 新天地 』

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少し乾燥した風が頬を撫でた。
シゲさんが運転する車は車種は違えど、いつだって心地が良い。

どうやらサンディ駅を通った時に、偶然俺を見つけたという。
｟ この人本当に偶然だったのかぁ？ ｠
なーんてシゲさんを横目に疑ってみたが、数分後はどうでもよくなっていた。

警察として一緒に過ごした日々の思い出や、かつての街の仲間の事。
そして今シゲさんが何をしているのか。
トラックに揺られながら、昔話に花を咲かせていた。

そして着いた先は街のメカニック、"Cats Best Custom"、通称C.B.C。

どうやらシゲさんは今ここで、メカニックとしてのんびり働いているそうだ。
トラックから降り、中に入ってみるとそこには" あの女 "の姿が。

「 やっほ～！、ワンちゃん久しぶりだねぇ～！ 」

ニヤついた顔でこちらを見てきたのは、
俺をこの街に呼び寄せた、からかい上手な同級生。" 大道寺 蘭 "だった。

｟ 寺蘭、 、到着時刻聞いただけで、絶対に迎えに来る気無かったな。 。｠

学生時代から何かと手玉に取られていたが、今でもその節はありそうだ。
寺蘭もこのC.B.Cで働いているらしく、シゲさんとも仲が良さげに話している。
｟ 意外とシゲさんって、ギャル美ある女性と話すの得意だよな。｠
と思い出に浸っていると。

「 わんわんは、この街で何かする予定は決めてるん？ 」

シゲさんからの問いに、少し背筋がピりついた。
元々この街にはシゲさんに捜査の相談をするために来た。

しかし、今は状況が違う。

事故の捜査と話せば、シゲさんの事だ。協力してくれるかもしれない。
だがもしそれを封書の差出人が気づいてしまったら、、
周りの人に危害を及ぼす可能性がある。

｟ 正直に言う訳には、、｠

そう思った時、ふとある可能性を考えた。
元の街を出る前、少し事故について調べたが
差出人からのアクションは封書以来、何もなかった。

だがこの街に来た途端、差出人からメールが届いた。
可能性は薄いかもしれないが、もしかしたら・・

" この街に事故の鍵があるのかもしれない "

ならば・・・・
「 いやあ、警察に休暇を貰ってて～、何か別の仕事しようかなと思ってるんです。」

「じゃあ、何かの縁やしここで働けば？メカニックええで～オーナー紹介するからちょっと待ってな。」

街のメカニックとして、この街を調べていけば何か見つかるかもしれない。
え？それなら警察で良かったんじゃないかって？
・・・まあ、、個人的にメカニックっていう仕事やってみたかったのはここだけの話。

そこからはとんとん拍子で事が進んだ。
CBCオーナーの"猫宮 月乃"やサブオーナーの" 万城目 琥珀 "と面談
研修を経てC.B.Cメカニックとして採用してもらえた。

｟ きっとあの活気ある店もこの2人の人情があったからこそ出来たものなんだろうな ｠
そんな事を考えながら、その日は疲れもあってか崩れるように眠りについた。

この時の彼は、考えてもみなかった。

" 真実は時に、残酷な結末をもたらす事を。"

第2章 『 再会は突然に。 』

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ーー ドリ車チックにカスタムしたいんですけど、ここで出来ます？

もちろん出来ますよー！最近だとね、こういうカスタムとか流行ってて、、、ーー

目が覚めると、作業場から何人かの声が聞こえてきた。

ここは、C.B.Cの休憩室。
従業員が仮眠や休憩がてらに使う部屋だ。
どうやら仕事の疲れで、ベッドまで耐えれずそのままここで寝てしまったようだ。

｟ 身体、痛っってえ、 、 ｠
慣れないソファーで寝ていた俺は、しっかり身体を痛めていた。
だが、ソファーのせいだけじゃない。初めてのメカニックの仕事はなかなか大変だった。
いくら警察で鍛えていたとはいえ、十何キロのタイヤを何十回も運んだのだ。
筋肉痛にならない訳がない。

それでも新しい事を覚えていくのは楽しかった。
初めて車の内部に触れて分かる事も沢山あったし、意外とメカニックも性に合っていたかもしれない。

｟ 本当に俺、メカニックになったんだな、、 ｠

なんて思いながら重い身体に喝を入れ、作業を始めようとしたその時。

「 わんわんー？ちょっと会わせたい人がいるんやけど、 」
無線から聞こえてきたのは、再び同僚となった江洲治 シゲオの声だった。

｟ 会わせたい人って、まさか元同僚とかじゃないだろうな、、、｠
前の街でいた警察署のみんなには、黙ってこの街に来てしまった。
負い目が無いといったら嘘になるが、まー気まずいのなんの。

誰だろうかと、ヒヤリとしながら店で待っていると
入ってきたのは思いもよらぬ人物だった。

かつての街で、ギャングと警察。
犯罪時には敵対関係にありつつも、その人柄の良さや街での出来事を経て仲を深めた

親しき悪友。" 叫舞 まゆ " だった。( 通称 "ぎゃるぴ " )

「 え？なんでここに！？ 」
バカでかい声で、驚いてしまった。

シゲさんから事の経緯を聞くと、どうやら俺との昔話でぎゃるぴの事を思い出したらしく
街に来ないかと声をかけていたそう。
そして寺蘭やシゲさんと同じく、C.B.Cに就職しメカニックとして働き始めたそうだ。

ちなみにどうやら名前や姿を変えて寺蘭も前の街にいたらしい。いや初耳なんだが。

膨大な情報が流れ込んできて、脳みそがショートしかけてる俺を見て笑う女性陣と
どこか嬉しそうに車をカスタムしているシゲさんが視界の端に映った。

交友関係

友人

名前	関係性	エピソード
江洲治 シゲオ	友人
大道寺 蘭	友人
叫舞 まゆ	友人
猫宮 月乃	友人