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  • 北上 ユマ

stci2 @ ウィキ

北上 ユマ

最終更新:2025年10月10日 02:28

匿名ユーザー

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だれでも歓迎! 編集

プロフィール


名前 北上 ユマ
出身地 日本
誕生日 2000年9月11日 (25歳)
転入日 2025年4月29日(0年197日経過)
職業 警察
就職日 2025年5月1日(0年195日経過)
Birdy @yumayuma091
プレイヤー 遊馬ゆまや
告知等 X(旧Twitter)
配信場所 YouTube/

+ 身体的特徴
性別 女
身長 159cm
体重 43kg
血液型 A
頭髪 赤のおさげ
肌色 -
瞳の色 青

ガイドライン 配信のクリップ・切り抜きは自由


街に来た理由

とある街にて特殊警察として勤務していたが、当時の上司【Chan Tomi】からの応援要請に応じ、この街に来た。
より大きな街にきてはしゃいでおり、自らを「ひよこ」と称し経験者であることを隠しながら楽しんでいる。

人となり

真面目な警察と自称しているが、かなり砕けたコミュニケーションをとりがち。
人とのコミュニケーションが大好き。「恩」を大事にしており、助けてくれた人に尽くす傾向がある。

コードネームは「Phoenix」。何があろうと「死なない」精神を持っている。

意図せず変な車両を購入してしまったりと意外とドジ。
自身を「うまれたてのひよこ」と名乗り、初心者を言い張っている。
…嘘は言っていない。
精神は強いがむかつくと黙り込む癖がある。黙っているときは〇意高めなので注意。

職業スキルは…
ひ よ こ な の で よ わ よ わ
…というのもそろそろ苦しくなってきた。

チェイス:★★☆☆☆
銃撃戦 :★★★★★
管制塔 :★★★★★

現在はまりにぃ署長の結成したSFO部隊に所属。
前線銃撃やヘリスポッターが得意。
銃撃戦では自身の体に傷がつくことを恐れない前線特攻が評価されており、ベイト役を行う。
大型対応中は報告や指揮系統の指示が本業。
…現在は本業より前線に出張っている。辛い。

また、新たに「市民の相談窓口」として様々な疑問や要望を聞く担当となった。

…とかいってたら副署長になった。まずい。

トレードカラーは「赤」。南葉先輩の10Fを譲り受け、勝手にカラーリングしている。
南葉先輩のトレードカラーがエメラルドグリーンなため、自身の機体性能が3倍に見えるのが悩み。

出身が特殊警察であり■■ではないため、他警官とは違い命に対する倫理感がずれている。
「感情が荒ぶった」際や「仲間や大切な人への悪意ある攻撃」を見た場合は強行策に出がち。

+ 機密事項No.911
北上ユマは人間ではなく、一般的に「不死鳥」「火の鳥」と呼ばれている"未確認生命体”である。

人間との交流が好きなため、人のかたちをし、人の営みを見守っている。
「人のため」をモットーとしており、「最初に助けてくれた人間」や「恩を感じた人」に尽くそうとする。
…鳥は最初に見たものを親と認識する癖がある。それに近い。

不死鳥(フェニックス)の特性は以下の通り。
  • 不死身である。あらゆる外傷や攻撃をしても、絶命することはない。
  • 高い再生能力を持つ。
  • 姿を自在に変えることができる。
  • 飛行速度が光速を超えることができ、世界線をまたぐことが可能。
  • 時間跳躍が可能。過去へ戻るのは「やったことがない」。
  • 人間には察知できない「違和感」を察知できる。
  • 特殊な力を人に付与できる。

しかし、「世界のルール」に縛られており、街にて上記特性は自由に使えない。
通常通り攻撃に対してダウンするし、傷も癒えない。
姿は人間のカタチに固定され、翼や炎は使用できない。

能力を使うには特殊な媒体または街への干渉が必要。

「とある媒体」と「街全体」をリソースとして、本来の力を取り戻そうとした兄がいる。
以前の街にて兄はユマを吸収し、街全体を終わらせようとした。
「ChanTomi」が兄を撃破したことで事件は終息。兄は消息不明となっている。

(兄の本当の狙いはなんだったのだろうか…知る人のみぞ知る。)
https://fusetter.com/tw/9qbba5SO

不死性と再生能力は使用できないが、北上ユマは「自身の命を尊重しない」行動が得意。
「恩」を返すために、自身の立場や命を顧みないことをしがち。
感情的になった場合、能力や攻撃性が暴走することもあるが、ChanTomi含めた上司にコントロールされている。
※現在は市長補佐の用意した「街に発せられる何らかのエネルギー波」により力がさらに制限されている。
 一体だれが市長補佐にこんな技術を教えたのだろうか。

ユマがフェニックスであることは、前の街の住人と、一部の住人しか知りえない。
しかしユマには他の人間が「人間か」どうかを判別することができる。
人間ではない、または特殊な体質を持った人間には大きく興味を持っている。

兄は姿を消したまま。
彼の情報を探しながら、ユマは今日も「人間」を見ている。

【上記記録は後程抹消する】


所属

  • SFO
署長のまりにぃが率いる「特殊部隊」。Specialist Firearms Officer(銃器専門官)、略してSFO。
精鋭が集まるチームであり、銃撃戦の絡む現場に配備される。
…精鋭を集めたはずが変人(変態)ばかり集まる。ユマが一番まとも(本人談)。

  • 生活安全課
所属はユマのみ。いわゆる「トラブル対応」課。
様々な問題や疑問の窓口を担当している。

  • NEXCENE
黒瀬が立ち上げたイベント企画/運営団体。
南葉とユマが協力し、定期的にイベントを開催しようとしている。
競艇とか競輪とかやりたいですよね?ですよね?
「こんなイベントやりたい!」があったらぜひお声がけください。

  • 南北商店
南葉永人と北上ユマが立ち上げた「設計図のお店」。
設計図だけではなく、設計図ガチャや車両パーツも売っている。
R.O.C前のコンビニを購入し、そこでパーツを売っている。
ついには6185番地のライブハウスを勝手に占拠し「事務所」と宣いはじめた。
ライブハウスの名前は「南北沢SHELTER(シェルター)」。
自身をライブスタッフの「きたちゃん」と名乗り、ライブハウスに引きこもり店員ごっこをしている。
コンビニのお酒を買いため、ドリンクとして配布している。
店名と名前がどっかで聞いたことがある?勘のいいヲタクは語ろうね。


※そのほかユニットやグループなどでき次第更新


関係性

  • Chan Tomi
前街の署長であり、直属の上司。ユマをこの街に呼んだ張本人。
現在はSFO所属の上司。
優秀なヘリパイロットであり、ユマはそのサポーター。
互いへの信頼度が高く、コンビネーション力が高い。
もっと飲食や他の娯楽に気を回してほしいと考えている。
餓死しすぎて「#トミる」なんて言葉が生まれた。言い出したのはユマ。

  • 南葉 永人
SFOの筆頭戦力。ユマに業務面でもプライベートでも様々なサポートをしてくれる。
真面目で冷静な戦い方をするように見え、意外とお茶目で冷静じゃなくなる時がある。
戦場ではユマと同じく前線ラインで戦う。頼れる面白い上司。
…意外とわんちゃんな一面があって面白い。とってもいい人。
ユマと沸点が一緒なのでエイトの敵はユマの敵だったりする。

  • 隣ノ まりにぃ
署長でありSFOのリーダー。
サラリーマンだったり消防士だったりする。
誰よりもメンバー想いの署長で、四六時中メンバーのことを考えてくれている。
戦略/指揮担当で、検挙率も高い優秀な警察。
いじったら良い出汁が出るのでかなりの頻度でいじっている。
妹との電話が長いことがネック。
最近不倫騒動で本人のメンタルがぐっちゃぐちゃになった。
時折遠い目をしている。もっと自分を大切にしてほしい。

最近クビになった。不祥事を起こしまくり、その対応やその後の態度が激悪だったのが原因。
まるで人が変わったかのようにみんなの地雷を踏み抜いている。
なんならライン越えした。
…相変わらず不器用な人。


  • 桜乃 ヒサメ
警察副署長であり、「警察のお母さん」。
みんながボケるとつっこんでくれる。
メンバーだけでなく市民への対応も優しく、多方面の人に信頼されている。
怒らせるととんでもなく怖い。覇王色の覇気が出る。どのギャングよりも怖い。

なんやかんやで署長になった。道ずれでユマも副署長にされた。
「死ぬときは一緒だよ」みたいな光のない笑みでみてくる。
最近は元署長にフラストレーションがたまっている。


  • 黒瀬 陽翔
地上ユニット兼SFO所属。スキルは高いがどこか子供っぽいとユマは思っている。
ユマの方が後輩なのに、なぜか敬語を使うと嫌がられる。
今ではユマに説教されたりボケあったり、内緒で話したりと謎の信頼がある。
ユマは黒瀬をよく見ている。そっか、黒瀬もこっち側なんだね。

  • 影光 玲夢
黒チームのボス。純粋な戦闘力/指揮力の高い人間。
警察として「敵」ではあるが、互いにリスペクトを持っている。
彼が、彼らがいるから、街はいま安定しているのかもしれない。
立場が違えば、きっと共に戦っていたかもしれないな…。
「仲間に欲しい」っていわれ、加入寸前までいった。あの声には魔力が籠っている。

  • 影光 とばり
黒チームの紫髪ガール。街に来たてのユマを拾って警察署に届けてくれた。
ユマは親しみを込めて「とばちゃん」と呼んでいる。
まだ恩を返し切れていない。
「仲間だったらもっと楽しいんだろうな~」と思いながら執着して追い回してる。
ユマが勝手にライバル視している人part1。
この街一番の友達。また会えたらいいなと思っている。

  • 秋山 あん
灰チームの紫髪ガール。この街で一番の良い人。
リアクションがおもしろく、ついつい話しかけてしまう。
ユマが勝手にライバル視している人part2。

とかいってたら結婚した。まじで?

  • デリシャス タコス
チェイスの上手い犯罪者
チェイス技術や様々なことをタコスから教わったので、ユマは「お母さん」と呼んでいる。
最近認知してもらい、お弁当を貰ったりと大事にしてもらっている。

  • 吉田 なほ
赤ちゃんと慕ってくれるペンギンの人。とてもいいひと。
Shotaroといえばなほさん、というイメージが付いており、チェイスが上手。
結局全然勝てなかったのがくやしい。

今ではCBCの店長をしている。日々いろいろ悩んでいていい人だなぁと思う。

  • 小井戸 ちら
カフェ「フォリア」の店長(6/21に退職)。おさげ仲間でほんわかかわいい女性。
多分マイナスイオンがでているので常に周りに人がいる。
たまにカヨ・ペリコで会うユマの癒し。

わるわる人間とかいってギャングになったけどやめてギャングになってやめた。人生激動ガール。

+ 閲覧注意:■■鳥の目
彼女からは「他の人間からは感じられない雰囲気」を感じる。
何かから怯えるような警戒心、他者への献身、そして付き纏う霊障的なオーラ。
鳥籠に囚われた同胞のような、受動的な植生のような。
そうか、彼女はきっと…
不死鳥の目には彼女の過去がなんとなく浮かんでしまった。
彼女が退職した日。そっと退職金と称して餞別を送った。
「自由にお使いください!ぜひ、自分のために!いい未来になることを願っています!」

彼女の「選別」も、見定めなければ。
「力」を望むのか。
「穏」を望むのか。

もし、もしも
彼女が望むのならば、自由を得るのならば、
「焦土」に還すのも厭わない。

================================================================

彼女はすべてを打ち明けてくれた。
出身の村のこと、異常な環境で育ってきたこと、父との別れ、うゆきちゃんやともみさんとの出会い。
そして、今自分がなそうとしていること。

それはきっと、人間の中では「よくない」こと。
だとしても、私の目には「自由への羽ばたき」と見えたのだ。
彼女たちはきっと、3人で無事に、自由に生きていけるだろう。

彼女たちの選択は、もちろん尊重するべき。
でも、彼女たちが背負う「責任」ではない。


以前、この怪しい村には行ったことがある。
歪んだ信仰、倫理観やルールが他の群衆と比べて極めて異質な、死臭で満ちた冷えた空気の充満する村だった。

あの村にいる「大御婆」と呼ばれる存在。間違いなく「特異存在」そのものだった。
植物の特異生物。他の生物から生気を吸って己の生命力とするタイプの怪物だ。
生気を効率よく吸い取るため、人間のコミュニティに根付き、洗脳のような形で寄生するのだ。
『生』に執着し、『死』を恐怖する。
目的のためには死をも厭わない、限られた生を美しく謳歌する人類とは対照的に。
醜く、生にしがみつく怪物。
…『死』への恐怖は知らないから、理解のできない感情だけれど。

怪異の『エゴ』に巻き込まれた人間が、友達が、こんな責任を負う必要は断じてないだろう。
『力』を得れば、人間も怪物も『エゴ』に染まってしまう。
『神』のような力はあっても、すべてに審判を下す『神』は結局いないのだ。

ならいっそ、神を騙って審判を下そうか。
『焦土』の選択とは、そういう意味なのだろうか。
私も、『力』があるのだから。


…これは『エゴ』なのだろうか。



  • カロリーア ともみ
サンディEMSのおもしろい女性。おもろいの化身。
同僚の捕間 九里代と合わさると核融合みたいな空間変化が発生する。
通称「すべてのシリアスを壊す女たち」
そんなおもしろ女性だが、街一番の「まじめで優しい」性格の持ち主。
本当の意味で「何かを救える」人、なんだろうなぁ…(小並感)

億ションを買ったりレースで暴れたりと話題に欠かない人。
いつかEMSなのにギャングを捕まえてきそう。

+ 閲覧注意:■■鳥の目
彼女からは「異質な因子」を感じる。
簡単な言語で言い換えれば、「時間軸が違う」のだ。

おそらく彼女は、この時間軸の人間ではない。
不死鳥がいるのだから、未来人がいたっておかしくない。

彼女は、なぜこの時間軸に降り立ったのだろうか。
彼女は、なぜこの時間軸で「大切なもの」を作ってしまったのだろう。

元の場所に戻れば、失ってしまうのに。
過去の出来事は、未来も変えてしまうかもしれないのに。

彼女は、異形の姿を人から隠している。
「人」のカタチをして、街に溶け込む。

失ってしまったら、孤独があると知っている。
それでも、人は人と繋がりを求めてしまうのだ。


ああ、まったくもって

私に、そっくりな人。

でも、そんな優しいあなただからこそ、きっと、

未来を変えられるんだろうな。


  • 朱芽 うゆき
カフェ「フォリア」の副店長(6/21に退職)。清楚系できれいな女性。
慈愛に溢れており、育ちの良さが垣間見える。
…街内で人気が高いのも納得だ。
小井戸 ちらと非常に仲が良く、大体2人で行動している。
最近2人して赤ギャング天邪鬼に加入した。
清楚ボイスで破壊活動をしている。脳がバグる。

+ 閲覧注意:■■鳥の目
彼女には様々な因果が結びついている。
小井戸 ちらの行く末も、カロリーア ともみの選択も、

彼女は、変えることができるのかもしれない。

セカイの分岐点。彼女の存在自体が「特異点」なのだ。
私は「観測者」として、彼女たちの物語を見定める必要がある。

時には「壁」として。
時には「祝福」として。

過去を抱えた少女に、未来からのイレギュラー。
この過去と未来の選択は、「今」を生きる、この少女にしか変えられない。

やあ、特異点ちゃん。
やっと、「目」が合ったみたい。
君の選択が、世界を変えるんだって気が付いたんだ。

もし、くじけそうになった時。
もし、どうにもならなくなった時。
もし、決意を固めた時。

私を、喚んでね。

================================================================

3人は『結婚式』を開くらしい。
簡単に言うと『共に生きることを誓う』会なのだそうだ。
実に、めでたいことだ。

ともみは自らの世界を捨て、今を選んだ。
ちらは、自由に生きるため檻を壊すことを選んだ。

この選択は、うゆきなしには得られなかったものだろう。
『特異点』はきっと、選択に成功したんだろう。

ギャング、メカニック、警察、飲食店、EMS…
様々な勢力、様々な人々の中心に、彼女はいた。
まさしくこの街の『特異点』だっただろう。
彼女が選べば、周りは様々な選択を得る。

バタフライエフェクト、という言葉があるように
彼女の行動が、街全体の行く末を決めている。

彼女になら、託せる。
いつの日か、もしもの日が来たら。


賛美と、祝電と。

それから、未来を託して。
きっとこれを持つあなたが、幸せでありますように。



  • 百夜モモ
前街の部下。かわいいチワワで声が大きい。
警察としての成長が早く、鼻が高いが「もっと成長してほしい」とユマは思っている。
「彼が一人でも戦っていけるように」、ね。
黒チームの元で修業して帰ってきたが、黒チーム大好きbotになってしまい頭を抱えている。
北から戻ってきてますますおしゃべりになったが、どうやら最近は一皮むけたようで安心。
この子にしかできない「正義」があるんだよね。

最近は警察に疎外感を感じているらしい。
がんばれ、少年。

  • 猫 部長
前街ではEMSをやっていた。彼の親戚と、ユマの兄はかなりの関係性があった模様。
兄の行方は、彼の親戚ならば知っているかもしれない。
彼の正体を、ユマは知っている。言葉では表せられない秘めた力を持っている。

最近「あなたはユマさんですか?」と声をかけられた。
どういう意味だったんだろうか。

  • 捕間 九里代
警察の仲間。通称「九ちゃん」。おもしろい警察No.1。この人が現場にいるとみんな笑顔になる。
交友関係も広く、周りからの信頼や人気も高い。いわば「理想の警官」である。
おちゃらけキャラに見られがちだが、戦闘力は警察の中でもかなり高い。
実はかなり「フィジカル」タイプ。現場に九ちゃんがいたら結構な頻度で無茶な指示を飛ばす。

例の事件を、ユマと2人で独自調査している。

その後「副署長補佐」になった。誰からも愛される面白警察。
ユマが人間性を高く評価する一人。

  • 王 白面
警察の後輩。経歴が深く、戦闘力/指揮力が高い。
後輩の面倒を見たり、警察全体のことをずっと考えている。
苦労人ポジションだが、戦闘方法はバーサーカーになりがち。
兄がもっとバーサーカーなので冷静を保っている節はある。
なぜかピンクチームに敵対心がある。おもろい。

いろいろあって副署長になった。
心労ポジだがヒサメやユマより語気/覇気が強く、署員の指導をお願いしている。
おぴよにだけ猫なで声を出す。ややキモめ。

  • 猫宮 月乃
CBCのオーナー。ユマのことを「赤ちゃん」と親しみを込めて呼んでくれる。
芯の強い女性で、かっこいいと思っている。
なんだか同じようなにおいを感じる。きっとこの人は…
だからこそ、大好きなのかもしれない。

  • 万城目 琥珀
CBCの副オーナー。猫宮さんのバディ的な存在。
南北商店で設計図をよく買っていたが、どうやらダメな予算をつかっちゃった模様。
…ちょっとわんちゃんみたいで可愛い。

  • 鮭フレーク こつぶ
「ユマさーん!!!」って飛んでくるピンク髪の女性。
かなり懐かれており、ユマ的にもお友達だと思っているが、残念ながら「犯罪者」。
でもどこかおっちょこちょいでおもしろい。愉快な人。
…えっ!?ピンクチームのボス!?
この街で聞いて一番の衝撃ニュースだったかもしれない。ひょっとするとすごい力があるのかも。

  • 叫舞 まゆ、江洲治 シゲオ
トラックPDAフレンド。くそでかトラックが溝にはまったときに駆けつけてくれた。
木箱の恩人、感謝永遠に…

  • ドングリ・ランド
前の街の「直属の上司」であり「教官」。
冷徹で頭の切れる警官で、犯罪者が「彼が出勤しているなら犯罪できないな…」となっていたほど。
警察に来てくれると思っていたのに!ちょっと~!どこで何してるんですか~!
きっとそのうち助けに来てくれるんだろうな…と勝手に思っている。


  • 蛹嶺ク 繝ヲ繝シ繝
エラー:情報を書き込むことができない。
どこかにきっといる。どこかできっと見ている。
簡単に消えるはずがない。そう、消えられるわけがないから。
この電磁波も、この騒動も、きっとどこかで糸を引いている。

「おっと、これ以上の詮索はナシだ。お前はもう、籠の外だからな。」


導入と挿話

※街に存在しない人物の情報が多く含まれています!

+ 第1節-招集命令-
スマートフォンの通知音が鳴り響く。
赤色のスポーツカーを止め、メールボックスを開く。

「やあユマちゃん!うちに手紙が届いてるみたいだよ!」

「ルルク」からの連絡だった。
お手紙?このご時世にずいぶんとレトロな方法を取るなあ…
誰からの手紙だろうか?宛先を想像しながら帰路につく。

あの街を離れた直後、とある黒組織により街は壊滅。生物は寄り付けない「焦土」となった。
あそこで出会った数多くの命、数多くの思い出は、今はどこにいってしまったのだろうか。
出会いと別れ、それは「フェニックス」である自分には無限に来る喜びと悲しみの連鎖だ。
もう、馴れていたはずだったのに。

手紙、手紙か…
もしかしたらきっと、あの街から逃げ出せた人からの連絡かもしれない。
そんな喜びを胸に、車を走らせる。

====================================================================================

家に帰ると、仕事に疲れ果てて寝ている「ルルク」がいた。
黒組織での活動からは足を洗い、定職について日々がんばっている。
ふふっ、と笑みがこぼれる。

机の上に、2通の手紙があった。

一つ目の宛名は、「Chan Tomi」。
思わず、声がでた。

生きていたんだ。あの戦場で。
喜びと、安堵の感情で腰が抜ける。

『俺は無事に逃げ出せた。あのとき樽に入り込んでいなければどうなってたことか…』
『今は流れついた街で警察をやっているんだが…どうしても、ユマの力が必要だ。』
『よければ、こっちに来てくれないか?』

招集命令だ。特殊部隊としてはブランクがあったが、当時の上司からのお願いだ。聞かないわけにはいかない。
…ただ、すでに自分には大切なものがある。
フェニックスとして、いつかは失ってしまうかもしれないものだが、いまはかけがえのない幸せがある。

人のために、が本懐であるが故。
自分の気持ち、が分からなくなってしまった。
揺れ動いていた。

2通目に目をやる。宛名は…無記名だった。
中には、一枚の紙。その文字を見て、目を見開いてしまう。

「自由の鳥よ、裁定せよ。『白亜』に戻す、その選択を。」

焦げ付いた紙、独特の炎の香。間違いない。
兄、ユーマの痕跡だ。

ユーマは前の街で完全に消滅した…
街と共に取り残された体は消失し、悪しきフェニックスは滅んだ…

と、思い込んでいただけではないのか?
彼はどこかに潜み、再び何かを成そうとしているのではないか?

裁定、そして『白亜』に戻す…?
彼は今、何を考えているんだろうか。
私は、何を求められているのだろうか。


ソファーで眠る、「ルルク」を見つめる。

「るーくん、ちょっと行ってくるね。」

赤い羽根を落とし、不死鳥は飛び立つ。
すべてを、「観測」するために。
すべてを、「守る」ために


+ 第2節-Open The Eyes-
この街での生活も、早1ヶ月が経過した。
兄はどこにもいない。気配も、姿もどこにもない。

「麻薬王」などと呼ばれた兄のことだ。
きっと自分には見つけることができないところに隠れているのだろう。
今は、あの言葉の意味を見つけなければならない。

「自由の鳥よ、裁定せよ。『白亜』に戻す、その選択を。」

『白亜』とは、いったい何だろうか。
いつも難しい言葉を使うんだよな、お兄ちゃんは。

そんな何かを、私は【観測】しないといけないのかもしれない。
きっと、何か必要なことなんだ。
もし、お兄ちゃんが何か企んでいるのだとしたら。
私は、これに【答え】を出さなければならないんだろう。


1ヶ月とは、不死鳥にとっては一瞬の出来事に過ぎない。
過去も未来も無限にやってくる。
不死、というのは終わりの見えない無限の【今】の連続なのだ。

有限の命と出会うほど、別れがある。
終わりを知らない私にとって、その終わりは、無限に来る孤独なのだ。

そんな一瞬の1ヶ月だが、いろいろなことがあった。
様々な事件、様々な人間、様々な問題。
様々な出会い、様々な別れ。
喜び、悲しみ、怒り。
葛藤、雑踏、嘆き、慟哭。

たった4分のロックに、数十年の人生を変えられるような衝撃が。

この、40日にあった。


大事な仲間ができた。
多くの警察、これはいままでの経験では経験できなかった人数だ。
誰よりもまっすぐに、誰よりも懸命に事件に取り組む友が出来た。
人間というのは実に不思議だ。
それぞれ小さく、短い命なのに。
彼らの中には、膨大な感情のエネルギーがある。
まるで、一つ一つが宇宙のような。
ビックバンの衝突が、常日頃起こっている。

彼は誰よりも街のことを思い、共に戦ってきた。
感情の荒波に飲まれながら、それでも抗って、逆らって。

宇宙の衝突。爆発。
それを【観測】する中で、彼は弱ってしまった。
他の宇宙を思いやり、自身の宇宙を押さえつけながら。

今日も多くの宇宙が鬩ぎ合っている。

なぜ、宇宙は惹かれ合ってしまうのだろうか。
なぜ、ビックバンが起こってしまうのか。
わからない、どうしても。

私が人でないから?
それを理解するのは難しいのか?

ああ、それとも。


人とは、愚かにも衝突する運命を辿るのか?



よく、目を凝らして【観測】しなければならない。
よく見て、【裁定】しなければ。

人とは、どういう生き物なのか。

ようやく、問いについて、わかったのかもしれない。
その答えが、そういう【運命】だとしたら。

私は、『白亜』を夢見て、『焦土』にするのだろうか。



+ 第3節-天破壌砕-
街は日々動いている。
様々な動きが絡み合って、歯車のように噛みあい、
時に惹かれ合い、時に反発する。

秩序を守る「警察」としてこの街を観る。
事件が止まることはなく、日々多くの事件対応に追われる。
苦、ではないが、時折考えてしまう。

なぜ「法」を破ってしまうのだろうか、と。
犯罪をする、というのはこの世界では「黒市民」というレッテルを貼られてしまう。
そのリスクは、彼らの「行動理念」にとって小さなものなのだろうか。

黒市民だからといって、外道に振り切った人間は少ない。
…かつての街にいた、あの「声のでかいあいつ」のような悪人はいない。
各々が、様々な感情と理由を抱えて生きている。

…興味がわいてきた。彼らはその先の未来に、何を夢見ているのだろうか。
この平穏を打ち破るほどの、理由があるのだろうか。

人間は、たった100年も生きられない。
日にちにしてみれば36,500日。あっという間だ。
一人一人、輝こうと必死なのだ。
ああ、これが「生きる」ってことなんだろうな。


とある「不老不死」に出会った。
誰かに幸せと未来を奪われ、「死なない」孤独を手にしてしまった。
世界の不条理、悪しき闇と戦いながら、終わらない地獄を過ごしている。
彼の生きる理由は「暇つぶし」なのだそうだ。
彼はもう、幸せを感じることができないのだろうか。

そういう私はどうなのだろうか。
彼とは違うが、私も私で死ぬことはできない。
「死ぬ」なんて考えたことはない。想像もできない。
きっと「死」はそんなに幸せなものじゃないし、死んでしまっても、無限に「終わり」になるだけなんだ。
だから彼は、「生きて」も「死んで」もないのだろう。

私と同じように、彼も世界を眺めている。


不思議な少女がいた。
明るく笑顔を振りまく少女だが、時折光を失った目をしてる。
なにかに、怯えているかのような。
彼女には独特な「死」のオーラがまとわりついている。
彼女を縛るかのように、檻のように。

きっと、切れない因縁があるのだろう。
自由になれない鳥のような、鎖で縛られているような。

彼女が自由になったとき、それはきっと。
とてつもなく、美しく、輝いて見えるんだろうか。

彼女の自由のためならば、力を使うことも厭わない。
私には、それができるのだから。


この「力」を、使うことができる。
それは不死鳥である私にできること。

きっと、決めなければならない。
「人間」として、観測者になるべきか。
「不死鳥」として、力を行使するべきか。


私は、私でいていいのだろうか。


私は、


私自身は、


どう生きていきたいのだろうか。



きっと、それも「課題」なんだろうな。




天破壌砕の選択は、まだきっと先に取っておこう。
この魂が、燃え尽きるほどの瞬間まで。



+ 第4節-赤眼の分水嶺-
幾分かの歳月が経った。
「影」の解散、署長の不祥事、別れ、出会い。
私の中でも、いろいろなことがあった。

==================================================================

「で、いつメンバーに来るんだ?具体的に決めようぜ。」
影のボス、影光玲夢とそのメンバーたちに囲まれ、ギャング加入を迫られる。

ちょうど興味があった。
なぜ彼らは、リスクを背負って罪を犯すのか。
彼らはその先の未来に、何を夢見ているのだろうか。
この平穏を打ち破るほどの、理由があるのだろうか。

「時が来たら、いっしょに戦うね。」

大切な友達、とばちゃんもいるんだ。
警察ももう、軟弱な組織ではなくなった。
もっと、違う視点から世界を見よう。

==================================================================

そう思っていた矢先だった。

「影、解散することにした。」
影光玲夢から出た、衝撃の一言だった。

様々な理由を聞いた。
でも、どれも本当なような気がして、本当の理由ではない気がした。

==================================================================

彼らが街を発つ、最後の夜。
警察署の屋上で、影光とばりに打ち明けた。

「私は、人間じゃないから。」
「困ったことがあったら、いつでも喚んでね。」
「絶対、護ってあげる。」

彼女は強い。だから私の助けなんていらない。
仲間も、強い人たちばかりだ。
人間はいつか死んじゃうけど、きっといい人生を送るんだろうな。



…でもやっぱり、ちょっとだけ。

一緒に、仲間として、何かしたかったな。
これからも、永く友達でいたいな。


これはエゴだ。世界の理を狂わすかもしれない。


でももし、彼女が悲しい運命に立ち会ったなら。

全部、焼き払ってしまおう。

私にはきっと、それができるから。

==================================================================

「ユマさん、犯罪記録見てほしい。」
警察の同僚が、暗い表情を浮かべる。

犯罪調書「赤vs黒抗争」と書かれたケース。
犯人名に、目を疑う名前があった。

「小井戸 ちら」「朱芽 うゆき」

小井戸 ちら、彼女は生い立ちに「死」の因子を持つ。

彼女はきっと、過去を断ち切るために「選択」したのだ。
自らの手で断ち切るための、力を求めて。

朱芽 うゆき、彼女もまた、闇に堕ちた。

友達と共に歩むことを「選択」したのだ。

2人と仲の良い、カロリーア ともみは、なにを思うのだろう。
彼女もまた、普通の人間ではない。この次元の存在ではないのだ。
それでも彼女は、この世界に生きている。
闇に堕ちた友達を、公務員という「役割」を天秤にかけ、

彼女たちと、共に生きる「選択」をしたのだろう。


彼女たちは、「選択」をし続けている。

もし、「過去を焼き尽くす力」があるのなら、何を選ぶのだろう。
もし、「今を変え、幸せに向き合う選択」があるのなら、どちらを進むのだろう。
もし、「未来に戻れる選択」があるのならば、どちらを天秤にかけるのだろう。

私は、それを「観測」しなければならない。

人間とは、どういう生き物なのか。
私とは、どういう存在なのか。

彼女たちの「選択」が、幸せな世界になることを祈って。

==================================================================

市議会から急なニュースが発表された。
「市の重要な施設にて大規模な火災が発生。事故か放火か調査中。容疑者は黒づくめの男。」

警察も調査に駆り出され、「黒づくめの男」を追う。

でも、なにやらきな臭い。
現場も、カメラのデータも、何一つ共有されなかった。
問いただしても、市長補佐は鼻歌を歌うばかりだ。

ふと、鼻に伝う、焦げたような、肺の焼けるような独特な香り。
全身に、燃え滾る感情を感じる。

一連の騒動、暗号、副市長の不祥事、これらすべて。

「おにぃ…ちゃん?」

北上ユーマの、存在を感じた。
この街で初めて、彼の存在を強く感じた。

飛び出そうとしたその時、体に電撃が走る。
上手く、体が動かない。力がでない。

ああ、思い出した。この感覚は。

前の街で、私たちを縛っていた「いやな電磁波」だ。

なぜ、なぜこの技術がこの街に。
こんな、「私のためだけ」に存在する技術が。
こんなの持ってこれるのは、兄しかいない。

市長補佐が、にやっと笑った気がした。
自分の存在が、バレているかもしれない。

何が起きているのか、全く分からない。
私は私で、しっかり考えて動かなければ。

電磁波は範囲外に出てしまえば問題ない。
いざとなれば、本気を出せば電磁波なんて弾き飛ばせる。

でも、そのときは、きっとそのときは、
私は、人ではいられないんだろうな。

置いてきたルルクを思い出す。
この街で出会った、何かを変えるために必死に「選択」する人たちを思い出す。
大切な、友達を思い出す。

みんな、人間だ。
きっと、何かを変えるためにあがくのが「人間の美しさ」なんだ。
だからこそ、ぶつかり合う。

でも、わたしは
わたしは、

選択次第で、世界を変えられる。
はばたき一つで、世界が惑う。

人間には、なれないんだ。


声が聞こえる。私を喚ぶ声が。
ああ、私は


■■■のために、この力を振るうんだ。
ひとりの人として、独りの怪獣として。

きっと兄は、この先にいる。


+ 第5節-全知全能の所以-
【8/? 警察署にて】

「イヤな電磁波」が肌に刺突感を与える。
日に日に強力になっていく電波。平静を保つのが難しくなっていく。

他の人間は…平気そうだ。この電波に気が付いてもいないだろう。
■■な猫部長も、黒瀬も誰も。
…つまりこれは、私にしか効かない攻撃。
私に向けた、私のための兵器。

だとしても、だとしてもだ。
それにしてはあまりにも微弱すぎる。
私をどうにかしたいのならば、もっと強力なものにすればいいはず。
じわじわと痛ぶっているつもりなのか…このまま強くなっていけば、人のかたちを保つのですら厳しい。
このまま電波が強くなれば、私はこれを無視できない。

…「無視できない」のが狙いなのか?

この電波は、私を呼ぶための手段なのだろう。
「君の正体を知っている」という、なによりのメッセージ。
こうなってしまえば、私に選択肢はない。
電波の出どころは、強くなればなるほど分かりやすくなる。
島全体に、満遍なく電波が届く場所。あそこしかない。

一番高い、あの山だ。


【8/? チリアド山頂上にて】

人目につかない深夜。山の頂上に降り立つ。
その瞬間、ちくちくと肌を刺していた電磁波がぴたりと止まる。
展望台に佇む、たった一人の女性が月光に照らされる。

「ユマちゃん~!元気そうだね!」

いつも通りの笑顔を向ける、tatama市長補佐だった。

「あの、それ…」
tatamaの足元にある、歪な装置に目を向ける。
「ああ、これね~」
赤色に鈍く光る装置を手に取るtatamaは、優しい微笑みを浮かべる。
何かを思い出すように、何かを浮かべるように。

「私のね、友達に貰ったんだ。」
「…友達?」
「そうそう~怪しさ全開だけど、とっても優しい不器用な友達!」

なんだか、思い浮かぶような、浮かばないような…
いや、欲しいのはその回答ではない。

「でも、その装置は…」
「そう、対ユマちゃん兵器。」

笑っていたtatamaが真剣な表情になった。
ひんやりとした汗が、熱を帯びる自分の肌を伝う。

「ユマちゃん用、というか『不死鳥』にしか効かないんだってね。」
「なんで、なんでそのことを…」
「ああごめんね。『不死鳥』ってのは呼ばれてるだけの…」

全力で後退する。臨戦態勢を整える。
力を使うか?今は加減が出来ない。島の人間に危害が及ぶかもしれない。
私も、私を保てるのか?いやそんなことを言っている場合ではない。
私がナニかバレている。最悪のカタチで。

「警戒しないで!そういうつもりでいったんじゃないからね!」
手をばたばたとするtatama。
「私が何の情報もなくこの島にあなたを迎え入れると思う?」
敵意のない、柔らかな笑顔でこちらを見る。

「あなたが特異的な存在であること。最初から知ってたんだ。」
「どこで、それを…」
「あなたと同じ、特異的な存在からね。」

先ほどの、何かを思い浮かべる優しい笑み。
脳裏で、点と点が光り始め、

『最初の手紙』『焦げた炎の匂い』『不器用な友人』

繋がった。

「おにい、ちゃん?」

tatamaは、答えない。
ただ、笑うだけだ。

「ユマちゃんに、頼みがあるの。」
「頼み、ですか?」
「そう、大事な頼み。」
「…こうなったら、もう隠す必要もないですもんね。」

どっと気が抜ける。
敵意はない。抵抗もできない。
自分が捕まえてきた犯罪者たちも、観念するときはこんな感情なのだろうか。

「一つだけ聞かせてください。」
それでも、これだけは強く返す。
「兄の、兄の目的はなんですか?」
tatamaは、きょとんとした表情を浮かべる。

「とぼけないで!兄はきっと、ここでも暗躍して…」
「お兄ちゃんは、この島にはいないよ」
「…え?」
「入ったことすらないよ~あの街でのことはばっちり聞いてるからね。」
Tomiさんだろうか、それとも、あの街の市長だろうか。
「あんな危険な人、いれられないよ~」

しばらくの沈黙。

「妹の前で、それはちょっと失礼だったかな。」
「いえ、事実なので…」

「でも、ただただ不器用なだけなんだけどね…」
tatamaが小さい声でつぶやく。誰にも届かないような声で。

「うん、だからこそ。『フェニックス』のユマちゃんにお願いがあるんだよ。」
「はい、なんでしょう。」

改めて、こちらを見る。

「私直属の、私の指示で動く『警察』になってほしいの。」
「直属の…?それはどんな…?」

「秘密警察、だよ。」

真剣な目。不思議と体が硬直する。

「特異的な存在や優秀な人材に、特別なお仕事を任せたいの。」
「特別な、仕事?」
「そう、特別な仕事。私だけだとどぉ~しても手の届かない部分があるのよ。」

そういうと、tatamaの手に、お菓子が現れる。
市議会の力。創生と破壊を意のままに行える。神の如き力。
いってしまえば、全知全能の権能。人間はこれを『神』と呼ぶ。
『神』の権能を得た人間、彼女にできないことなんてあるのだろうか。

「今、何でもできるのにって思ったでしょ。」
完全に見透かされた。
「この立場だからこそ、見えないや手の出せない部分もあるのよ~」
お菓子を頬張りながら、満足げな顔をする。
「こういうのって、人からもらったりしたほうがおいしいよね。」
『神』なりのジョークなのだろうか。でも、不思議と共感出来た。

「あのニュース、ユマちゃんも見たよね。」
「爆破テロ、でしたっけ。」
「そうそう、あれなんだけど…」

tatamaの口から、衝撃的な観測が告げられた。
『容疑者』『真の目的』、そして『真犯人』。

「私も、きっと命を狙われちゃうんだよね。」
さみしそうな声で、tatamaはそうつぶやく。

「だから、ユマちゃんにはこんな仕事をお願いしたいんだよね~」
小さなタブレットを手渡してくる。
「私と、彼らの護衛。真相究明のための、大切な仕事。」

しばらくの沈黙。衝撃を得た脳は、偽物であったとしても処理が間に合わない。

「みんなは、たどり着けるんでしょうか。」
「さあ、どうだろ。」
そっけない、悲しい返事が飛んできたことに少し驚く。

「でもさユマちゃん。」
振り替えった『全知全能』は、笑顔で言い放つ。

「やっぱりお菓子は、みんなで食べたほうがおいしいよね!」


==========================================================================

…こうして私は、秘密警察となった。
のちによく知った顔の2人が仲間になって、一緒に遠方へ出張に出向く。
後に来る、大きな戦いに備えて。
みんなが、人間たちが、力を付けられるように。

でも、ほんのちょっとだけ。
ちょっとだけ心配だ。

きっと、『みんなに慕われる正義の彼女』と、『自由のために外へ羽ばたこうとする彼女』なら。
この状況も、引っくり返すことができるはず。

君たちならきっと、『不成神(ナリソコナイ)』に勝てる。


【8/19 南北商店事務所にて】

国家転覆を計った副市長『ハクパカ』は拘束された。
影光玲夢に罪を押し付け、自身の企てた計画書ごと消そうとした、というのがこの事件の真実だった。

「俺が死ぬとでも?」
「人はいつか死にますよ。『人』である限りね。」

彼は、『神』にはなれなかった。
結局、『絆』の力に勝てなかった。

きっとこの街は新しく変容し、より強固な体制になり、
人々の暮らしも、立場も、様々なものが変わっていくだろう。

ああ、『人』を信じて、本当に良かった。

…

……




でも、でもだ


本当に、『人』であっただけで、
『神の力』を持ってしまったら?

この世界は、『神』によって観測されていて
すべては『物語』なのだとしたら?




…『神』とは、本当にいないのだろうか?



電磁波は消えたはず何に、肌がチクりと痛む。
嫌な予感は、まだ消えていない。

…これは、保険。
「念には念を」って。あの人ならきっとこう言うだろう。


北上ユマの扱いについて

本キャラクター(もとい演者のゆまや)はRPに臨機応変に対応可能なので、様々なストーリーに巻き込んでいただいて構いません!
※特に人外だったり、実は…な立場だったり…ユマ自身がだいぶ特殊ですので様々な方にとって「便利な」キャラ
だとおもいます!
黒でも白でもお気軽にご相談ください!(?)どんとこいです!
仲良くなったらぜひWikiにお名前載せてもらえると幸いです!よろこびます!


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