グリヒル
別称:イラストレーターユニット・グリヒル、グリヒル・スタジオ
概要
主にペンシル担当のササキ・チフユ(Chifuyu Sasaki)と、主にカラー担当のカワノ・ナオコ(Naoko Kawano) の、二人の日本人女流イラストレーション・ユニット。
二人とも北海道出身で、現在でも仕事は日本で行っている様子。
仕事はすべてデジタルで行っている。
マンガ風の非常に丸まっちい絵柄が特徴。メカは嫌いだが、それ以外だったら大丈夫とのこと。
経歴
特別にアメリカン・コミックスへ傾倒したことはなく、TVアニメ版の
X-MEN(
X-MENはアニメ版しか見たことがないと言っている)や、邦訳版の
スポーンに触れた程度。
スポーンの話しをすると、彼女たちの絵柄と正反対なので大笑いされるらしい。ディズニーアニメーションの影響が大きいと語っている。
二人とも美術学校を卒業しているが、コミックスの世界に入る前、カワノさんはパッケージデザインやウェブデザインの仕事、ササキさんはアートミュージアムの受付をやっていた。
第8回電撃メディアワークスイラスト大賞で銀賞受賞。この時に編集者から「アメリカン・スタイル」での活動を勧められ、
マーベルにイラストの持ち込みをする。この時に描いたのは
ファンタスティック・フォー。8ページのコミックの原案を渡され、作画を担当。これが初めての漫画の仕事になった。
グウェンプールでは、連載開始以降メインのアーティストとして活躍しており、作品世界を形成した。また本邦においても
グウェンプールが邦訳され、早速続刊が出るなど人気が高まっている。各種の表紙イラストレーションでも活躍しており、アメコミの世界に"kawaii"を広げている。
仕事
アメリカン・コミックス
- 「アバター 伝説の少年アン」コミック版(Avatar: The Last Airbender)/Dark Horse
- 「ディズニープリンセスチャプターブック メリダ」(Disney Princess chapter books featuring Merida)
- 「グウェンプール」(Gwenpool)/Marvel:邦訳あり
- 「パワー・パック(オールエイジ版)」(Power Pack)/Marvel:邦訳あり
- 「ソー&ウォリアーズ・フォー」(Thor and the Warriors Four)/Marvel
- 「リトルアベンジャーズ VS リトルX-MEN」(A-Babies vs. X-Babies)/Marvel:邦訳あり
- 「ワスプ」("Unstoppable Wasp", Vol.2):邦訳あり
その他
日本のゲームキャラデザインなど
ツイッター
トリビア
緻密な仕事をすることで評価が高い。「
グウェンプール」のライター、クリストファー・ヘイスティングス(Christopher Hastings)は、「
グウェンプール」が連載になると決まったとき、第一声が「グリヒルは使えるのか?」だったらしい。またライターのジェレミー・ウィットレー(「マイ・リトル・ポニー~友達は魔法」など)も、グリヒルの仕事の緻密さを評価しており、「
ワスプ」("Unstoppable Wasp", Vol.2)で彼女たちをアーチストに選んでいる。
"Superman Smash The Clan"でDCでデビューした。
最終更新:2020年10月19日 08:43