ソー (Thor)
初出:Journey into Mystery #83 (1962年8月)
本名:ソー・オーディンサン(Thor Ordinson)
種族:
アスガルドの雷神
所属:
アベンジャーズなど
身長:195.2cm(198.1cmとする資料も)
人間名:ドナルド・ブレイク(Dr. Donald Blake)
他の人間名:シグルド・ヤールソン(Sigurd Jarlson)など
概要
北欧神話に登場する雷神ソーその人であり、トールの英語読みである。
北欧神話の主神で父の
オーディンの手により、謙虚さを学ぶために地球に送られ、脚の不自由な医師ドナルド・ブレイクに転生させられていた。
地球で活動するヒーローでは最強と言われる一人でアベンジャーズの一員。
父
オーディンから授かったハンマーを武器に戦う。
能力
神として
定期的に黄金のリンゴを食べることで不老の肉体を得る。
神の中でも最強クラスの腕力と耐久力。
地球上の全ての病気に免疫がある。
ムジョルニア(Mjolnir)
(ミョルニル、ミョウナなどとも表記されるハンマー)
- 高潔な精神を持っている者で無いと持ち上げられない。
- 銘が刻まれており、昔は「He(男性のみ)が持ち上げられる、(つまり女性は持ち上げられない)」と書かれていたが、後に「They(男女どちらでも)」と銘が変わって女性でも持ち上げられるようになった。
- ただし無生物はこの限りでない。従ってアンドロイドなどは、持ち上げることはできる。使えるかどうかは不明。
- 投げると所有者の元へ帰って来る
- 嵐、雷を呼ぶことができる
- 異次元への扉を開く
- ハンマーを放り投げ、同時に柄の革ひもを掴むと空を飛ぶことができる。
- かなり頑丈だが、破壊不可能ではない。過去に破壊されたことがある。
- 柄を地面に打ち付けると人間の医師ドナルド・ブレイクに変身できる。またハンマーを手放して60秒たつと強制的にドナルド・ブレイクの姿に戻る
- マーベル以外のキャラクターでは、スーパーマン(ただし、オーディンの許可を得ている)、ワンダーウーマンがムジョルニアを使ったことがある。
初登場のエピソード
Journey into Mystery #83 (1962年8月)
ドナルド・ブレイクはアメリカ人の医師。脚が不自由で歩く時は杖をついていた。
休暇中にノルウェーを旅行しているところで
土星の岩石型宇宙人に出会う。
逃げる途中で杖を失い、偶然発見した洞窟へと逃げ込んだ。
洞窟の奥には1本の古びた杖が封印されていて、これを持って地面を叩くと、彼は伝説の雷神ソーに変身した。
この時点ではソーに変身できる理由も分からぬまま、土星人を撃退。
好奇の目から逃れるため、普段は医師ドナルド・ブレイクとして生活することを決めた。
オリジンと経歴
Thor Annual #11 (1983年1月)
徐々に神としての記憶が蘇りつつあるソーに、父オーディンは彼を地球人に転生させた理由を語った。
ソーは
アスガルドの主神、オーディンの息子。母は地球の女神
ガイア。
ソーはアスガルドの敵を次々と倒す間に傲慢になり、うぬぼれが目に余るようになっていた。
ソーが霜の巨人とアスガルドの不戦協定を勝手に破り、戦争が勃発しかける事態となると、ついにオーディンの決断が下る。
ソーに謙虚さを学ばせるため、記憶とパワーを消去して地球に送り、脚の不自由な医学生ドナルド・ブレイクに転生させたのだった。
アスガルドの王
2019年の
War of the realmsではダークエルフの
マレキスがアスガルドを含む九世界を次々と侵略、支配。大軍勢を率いて残るミッドガルド(地球)に攻め込んできた。
地球の全ての大陸が他世界の軍勢に支配されるが最終的にソーがマレキスを撃破。
この功績を認めた父オーディンが地位を譲り、ソーはアスガルドの主神「オール・ファーザー」となった。
アルティメット・バージョン
アルティメット・ユニバースでは登場当初、『自分の事を神様だと思っている電波系のヒッピー』だと思われていた。
元々は看護師だったが、ノイローゼになった事で『自分が雷神であると『自覚』した』らしい。
また、精神病院に18ヶ月間入院していた事がある。
- 兜を被っていない
- 髭を長く伸ばしている
- ムジョルニアの外見がハンマーと戦斧を合体させたような大型のデザイン
実写映画
2013年にマイティ・ソー ダークワールドがアメリカで公開。
2014年2月マイティ・ソー ダークワールド日本公開。
2017年11月マイティ・ソー バトルロイヤル(
ラグナロク)日本公開。
2022年7月8日 ソー ラブ&
サンダー日本公開。
最終更新:2023年10月07日 11:50