ガーズマン(Guardsman)

(キャラクター、マーベル)

初出:Iron Man #43(1971年11月)
属性:特殊な装備を身につけた人間

概要

トニー・スタークが設計したアイアンマンアーマーの予備・簡易版「ガーズマン・アーマー」を装着した人物のこと。
後々このアーマージャスティン・ハマー達によってコピー・量産され、対超人用刑務所ヴォルトなど様々な組織が採用。複数形の「ガーズメン(Guardsmen)」として、雑魚キャラ・やられ役として多くの作品に登場することになった。
装着者は初のガーズマンであるケビンとその兄弟マイケルが有名。

ARMOR WARS

ARMOR WARSでは超人刑務所"ヴォルト”を守る41体のガーズマンが登場。自分の技術の流出を止めようとするアイアンマンとの戦となった。(Iron man#228,1988年3月)



アーマーの機能

着用者の筋力強化、手のひらからのエネルギーブラスト(リパルサーレイ)、飛行、高空・水中用の生命維持装置などの機能を搭載している。


ケビン・オブライエン(Kevin O'Brien)

(キャラクター、マーベル)

初出:Iron Man #31(1970年11月)
属性:地球人、アメリカ人、男性

概要

シカゴ生まれ。太平洋、ラカニ島のスターク・インダストリーズ支社で発案者・エンジニアとして働いていた人物。
非殺傷光線兵器「スタンレイ」を開発したことからトニー・スタークに認められロングアイランドの本社工場に異動。トニーと親しくなり、スターク・インダストリーズ研究部門の責任者になった。

トニーと彼のボディーガードであるアイアンマン*1をサポートする内にさらなる信頼を勝ち得たケビンはアイアンマンの正体を明かされ、緊急事態に対応するためのアーマー装着者に選ばれた。しかしトニーを助けるべく身に着けたそのアーマーはテストが不十分であり、制御用のサイバネティック回路の一部に問題を抱えていた。
次第に脳に影響を受け始めたケビンは怒りや嫉妬などの感情により暴走し、トニーと敵対。「ガーズマン」を名乗りアイアンマンと戦うも、強奪した試作型戦車の燃料タンクにアイアンマンのリパルサーレイが運悪く直撃。トニー側に殺す意図はなかったが、大爆発を起こしケビンは死亡してしまった。

マイケル・オブライエン(Michael O'Brien)

(キャラクター、マーベル)

初出:Iron Man #82(1976年1月)
属性:地球人、アメリカ人、男性

概要

愛称は「マイク(Mike)」。ケビンの兄弟でニューヨーク市警の巡査部長。
ケビンの死は偶発的なものだったとする警察の見解に反発し、アイアンマンによる意図的なものだとして個人的に調査していたがその最中、スターク社に保管されていたガーズマン・アーマーを発見。
アーマーを利用してアイアンマンに法の裁きを受けさせようとするが、制御用回路の問題は依然として解決しておらず、マイケルもまたケビンと同じように暴走。アイアンマンを殺害しようとしてしまう。

戦闘中、アーマーに抵抗したマイケルは意識を失い敗れるが、トニーは彼を警察に引き渡さずに自らの研究室に拘束。トニーは自身のアイアンマン・アーマーの修復をするが、日本へのスターク社の進出をよく思わないサンファイアが襲撃してきてしまう。
アイアンマンアーマーの修復は済んでおらず、予備のアーマーも失っていたトニーはガーズマン・アーマーを装着し、サンファイアとの戦闘に突入。しかしガーズマン・アーマーは欠陥を抱えたトニーの心臓を保護する機能がなかった。

大きなリスクを抱えながらもスターク社やそこにいる人々全てを守ろうとするトニーの姿を見たマイケルは改心し、修復の終わったアイアンマン・アーマーを装着してサンファイアに立ち向かうが、密かにアイアンマンを狙っていたマンダリンの手によって誘拐されてしまう。
トニーは何とか発見した旧式のアイアンマン・アーマーでサンファイアを撃退し、マンダリンの元からマイケルを救助すると彼にアイアンマンの正体を明かした。

ガーズマン・アーマーは後にトニーの手によって安全に改修され、ケビンと自身の行動の償いをしようとするマイケルに託された。
アイアンマンのサポートなどをこなした後、警察を退職したマイケルはトニーの斡旋で政府主導のエネルギー研究所兼対超人用の刑務所プロジェクトP.E.G.A.S.U.S.の警備責任者を務め、その後はアベンジャーズのサポートスタッフとなった。

最終更新:2023年04月16日 09:53

*1 当時、トニーはまだアイアンマンであることを公にしていなかった。