ソウロン(Sauron) / カール・ライコス(Karl Lykos)、博士

(キャラクター、マーベル

初出:
カール・ライコスとして、X-Men #59 (1969年8月)
ソウロンとして、X-Men #60 (September, 1969年9月)
属性:ヴァンパイアのような翼竜に噛まれて変異した人間、男性、アルゼンチン人

概要

主にサヴェッジランドで活動するX-MENヴィランとして有名。
主力はミュータントエネルギーの吸収だが、催眠アイ、生体エネルギー吸収、火炎放射、ミュータント能力キャンセル、ミュータント探知、怪力、飛行、と多彩な能力を持ち、見た目に反してかなりの実力者。

探検ガイドとしてX-MEN誌に登場。恋人を守るためミュータント翼手竜に噛み付かれ、能力を発現させるが、その際にはまだ見た目は通常の人間だった。
身分の違いから恋人の父に引き離され、医者(精神科)への道を歩む。
精神科医として身を立てた彼は、ハボックを診察し、彼のエネルギーを吸収した副作用でさらにパワーアップ(?)。半人半プテラノドンへと変貌し、「ソウロン」と名乗る。
名前は指輪物語の悪役である魔王「サウロン」から取ったものだが、日本語訳ではソウロンと表記される。

人間体に戻った後、サヴェッジランドで医師としてケイザーの王国で働いていたが、拡大するエネルギー吸収能力によって野心を目覚めさせ、ストームの力を吸収することで元の姿に戻る。

後にウェポンXにエージェントとしてスカウトされる。

ブレイクアウト事件の際はサヴェッジランドでミューテイツを率いて何やら陰謀を画策していたが、S.H.I.E.L.D.に頭部を狙撃され遭えなく即退場。
しかし、反撃に吐いた炎でブラックウィドウ(金髪の方)の顔に大やけどを負わせる。この顔の復元と引き換えに彼女の転落人生が加速するのだが...

シークレットアベンジャーズで雇われヴィランとして登場。生存が確認された。

AoAではフォージ率いる劇団の一員として登場。

トリビア

  • 最初、サイキック・バンパイアという設定で、コウモリをベースにして描くはずだったが「吸血鬼はダメ」というコミックス・コードに抵触したため、「似たような奴なら大丈夫だろう」ということで、能力を一部変えて翼竜にした。
  • ジュビリーに(ゴジラ映画に出てくる)「ラドン」(英語ではRodan)と言われている。


最終更新:2021年12月21日 15:51