ブラックナイト(Black Night)

(キャラクター、マーベル)

「ブラックナイト」の称号は、魔剣エボニーブレードの所有者に与えられるもの。
エボニーブレードは、6世紀のアーサー王の時代に、魔術師マーリンが隕石から鍛えて作った魔剣であり、人を斬ることができない。石や金属も両断する切れ味を持ち、あらゆるエネルギーを吸収したり、跳ね返したりして、使い手を守る。しかし、持ち主が人を殺めると、持ち主を血に飢えた狂戦士と化す呪いがかけられている。

初代:スカンディアのパーシー卿(Sir Percy of Scandia)
二代目:ネイサン・ギャレット(Nathan Garrett)
三代目:デーン・ウィットマン(Dane Whitman)
他にもエボニーブレードを受け継いだものがいるが、主要なブラックナイトは上記3名である。

スカンディアのパーシー卿(Sir Percy of Scandia)、スカンディアのパーシバル(Percival of Scandia)

初出:Black Knight #1 (1955年3月)
属性:人間、男性、地球人、イギリス人

概要

アーサー王の臣下の一人。円卓の騎士の一員。
パーシー卿の両親が亡くなったとき、マーリンが彼を呼び、マーリンのエージェントとなり、普段はプレイボーイのふりをしつつ、アーサー王の領土が侵されそうになったときは”ブラックナイト”の姿を取り戦うことを命じた。

ブラックナイトは、黒い鎧と、黄色い鷲の描かれた盾を装備している。鎧は、エボニーブレードと同じ金属以外は受け付けない。愛馬の名はサンダー

キャメロット落城の時、死亡。魂は後のブラックナイトを見つめており、子孫のネイサン・ギャレットを避け、デーン・ウィットマンにブラックナイトを次がせるときに、この世に多く現れた。

ネイサン・ギャレット(Nathan Garrett)

初出:Tales to Astonish #52 (1963年11月)
属性:人間、男性、地球人、ブリテン籍、英国籍、米国籍を持つ

概要

スカンディアのパーシバルの子孫。デーン・ウィットマンの叔父。
イギリス出身の科学者。元は生化学者であり、中国の産業スパイも行っていた。
科学技術で作られた黒い鎧と兜に身を包み、翼のあるロボット馬を駆る。
マスターズ・オブ・エビルの一員。

当初は、ハンク・ピムの発明品を中国に売り渡そうと画策していた。
アイアンマンとの戦いの際に、倒したアイアンマンを上空から放り捨てるが、アイアンマンが咄嗟に馬の鞍を掴んだため、共に落下しそれが致命傷に。

装備は、フルアーマーに似た軽量なボディーアーマー(弾丸発射装置、目眩ましのライトなどを装備)、ビームなどを放射するパワーランス、エレンディラという名の空飛ぶ馬(黒色で悪魔のような外見)である。

デーン・ウィットマン(Dane Whitman)

初出:Avengers #47 (1967年10月)
属性:人間、男性、地球人、アメリカ人

概要

前述の初代ブラックナイト、パーシー卿の末裔でネイサン・ギャレットの甥。
二代目の科学装備を受け継ぎ、パーシー卿の魂からエボニーブレイドと黒の鎧を託された。
その他、レーザーブレードを使うときもある。
ヘルメットと革ジャンで戦う時も

当初は叔父の装備を用い、叔父と同じようにマスターズ・オブ・エビルに入ったが、マスターズ・オブ・エビルを裏切り正義の道に入りアベンジャーズの一員に。

ロマンスは多いものの、女運が極端に悪い。
エンチャントレスには石にされ、ワスプには振られ、二代目イエロージャケットは別の宇宙にいってしまう。
ヴィクトリアとはあくまで一線を超えることなく、セルシーは発狂と、どのパートナーともうまくいかなかった。

愛馬

最初の馬は、アラゴルンという遺伝子改良によって作り出されたペガサスをヴァルキリーから与えられた。
だが彼が十二世紀に行っている間、ヴァリナーという有翼馬を十二世紀で手に入れた。
通常は、湖の貴婦人に与えられたペンダントにより召喚される、ストライダーという白い天馬である。

ジャックスという娘がいることがわかり、ブラックナイトの称号とエボニーブレードを引き継ぐことになった。
しかも彼女はミュータントであることも明らかになった。
(Death of Doctor Strange: X-Men/Black Knight,2022年)


最終更新:2025年06月06日 03:49