ヴァルキリー(Valkyrie) / ブリュンヒルデ(Brunnhilde)

(キャラクター、マーベル)

これまで多くのキャラクターがヴァルキリーとなったが、ここではブリュンヒルデについて記述する。
初出(本物*1):Defenders #4 (1973年2月)
  (偽物):Avengers #83(1970年12月)
属性:神、女性、アスガード人

その他のヴァルキリー
ダニエル・ムーンスタージェーン・フォスターなど

概要

ブラックナイトから贈られた天馬アラゴルンを駆り、魔剣ドラゴンファングを手にする、アスガルド最強の女戦士。
オーディンの「盾の乙女」。
元ヴァルキリアーの筆頭。
※ヴァルキリアーとは、戦死した武人をヴァルハラという特別な天国に導き、「神々の黄昏」の時まで歓待する役目を持つ9人の女神(単称がヴァルキリー)だが、ヘラオーディンの争いでブリュンヒルデ以外のヴァルキリアーは幽体のような存在になってしまった。

魔女エンチャントレスとの数世紀におよぶ戦いの末、現代の地球にやってきた。

槍投げの名手。絶対折れない魔剣ドラゴンファングを帯びているが、これは竜の牙から作ったものと言われている。

女性ばかりのヒーローチーム、フィアレス・ディフェンダーズを結成。死亡したメンバーの考古学者アナベルの魂を自分に取り憑かせている。なお同性愛者のアナベルとキスしたシーンがある。
フェアレス・ディフェンダーズでは、オーディンの盾の乙女として、ヘラの盾の乙女であるダニとそろい踏みになった。
ウォー・オブ・ザ・リールムズ展開で戦死。ジェーン・フォスターが後継のヴァルキリーに就き、現在は元9人のヴァルキロイの一人であるルーナ(Rūna)がヴァルキリーとなった。

能力

平均的なアスガルドの神々よりも強い力を持っている。強力な腕力、スピード、スタミナを持ち、経験豊富な戦士である。
人の死期を感じ取ることができる。

ドラゴンファング

あらゆる物を貫く剣。
所持する物の剣術を向上させるともいわれる。

性向

バイセクシャル。
コミックでは、大昔にシグルトと結婚したものの、同性とのキスシーンが描かれてはっきりそうだと分かる。
映画では、当時のMCUで「登場人物に性的マイノリティーがいない」というお約束になっていたのだが、カットされたシーンでバルキリーがバイセクシャルと分かる部分があり、最終的にバイセクシャルと公表された。

トリビア

女性解放運動が理想とした女性像ということで、バルキリーを使った。
初出はAvengers誌で、当時起きていた女性解放運動のパロディで、ヴァルキリーが先頭に立って男性ヒーローをやっつけるというもの。この時はエンチャントレスが化けていた。
その他、別の女性がバルキリーに「変身」する話が多く、ブリュンヒルデ本人が登場するのはディフェンダーズ以降。


最終更新:2023年04月15日 05:26

*1 ただし、地球人に本人の魂が宿った状態。