ルーク・ケイジ(Luke Cage) / カール・ルーカス(Carl Lucas)
概要
能力
超人的な怪力。銃弾や刃物など普通の物理的な攻撃では傷つかない無敵の皮膚。
オリジン
カール・ルーカスはハーレムで育ち、相棒のウィリス・
ストライカー と共にストリートギャング団のリーダーのようなことをして暮らしていた。
大人になってカールは真っ当な道を歩み始め、一方でウィリスはギャングスターとしてのキャリアを登り始める。それでも二人は友人のままだった。
二人はレヴァ・コナーズという女性を好きになるが、レヴァが選んだのはウィリスだった。
しかしギャング団の抗争に巻き込まれたため、レヴァはウィリスについていくことを恐れるようになった。
レヴァが別れを告げると、ウィリスはそれがカールの入れ知恵だと思いこんだ。
やがてカールとレヴァが結婚を約束するようになったころ、カールの部屋から麻薬が発見され、逮捕されてしまう。もちろんこれはウィリスの謀略で、レヴァも殺されてしまった。
無実の罪で刑務所に収監されたカールは看守長のラッカムたちから虐待を受けていたが、新たに赴任した刑務所長に発見され、ラッカムは降格処分となる。
そんな中、ノア・バースタインという医師がカールの元を訪れる。ある実験に手を貸せば、仮釈放が得られるというのだ。ラッカムの復讐を恐れたカールは、バースタインの提案を受け入れる。
カールは化学物質の粘液に浸かり、装置に閉じ込められる。スイッチが入ると、カールの皮膚を強烈な熱と痛みが襲った。そこへ元看守長のラッカムが現れ、復讐のため実験機の出力を上げた。カールを襲う熱と痛みは耐えられないほどになり、ついにカールは装置を破壊し、脱出した。
この実験によりカールは怪力と鉄のように頑丈な皮膚を得たことに気付き、刑務所の壁を破壊して逃亡した。
ニューヨークに辿り着いたカールは金銭的に困窮していたところに、偶然盗賊に襲われていた人を助け、謝礼を得る。この人物から「まるで本当のスーパーヒーローのようだ」と言われ、カールは生きる術を思いついた。
こうしてカールはコスチュームを纏い、「雇われヒーロー(Hero for hire)、ルーク・ケイジ」として生きることを決めたのだった。
(”Luke Cage, Hero For Hire” #1)
(”Luke Cage, Hero For Hire” #1,1972年6月)
ヒーローとなった瞬間のルーク。まだ髪の毛があった。自分でも大げさなコスチュームだと思ったが、ヒーロー商売のためと納得した。
ニューアベンジャーズ、シビル・ウォー、
トリビア
俳優・監督のニコラス・ケイジ(Nicolas Cage)は、姓をルーク・ケイジからとっている。なお元の姓はコッポラ(Coppola)で、叔父は「ゴッドファーザー」などで有名な映画監督のフランシス・フォード・コッポラ。その他そうそうたる家族の一員であるが、名前で俳優として成功したくないと、芸名を使っている。
ニコラス・ケイジは相当なコミックス・
マニア で、オークションにかけたコレクションには、『アクションコミック』1号(
スーパーマン 初登場、天文学的な高値がつく)や『ウィズコミック』1号(Shazam!こと現DCのキャプテン・マーベルが表紙)、『ディテクティブコミック』38号(
ロビン 初登場の回)、『オールスターコミック』3号(世界初のヒーローチーム、ジャスティス・ソサエティー・オブ・アメリカ、
JSA の初会合で
ゴールデンエイジ のDCヒーローが勢揃いする)といった騒然とするようなものが入っていた。
息子の名前がカル=エル(
スーパーマン の本名からとっている)である。
評価がビミョーな
ゴーストライダー を演じていることでも有名。
マーベル・シネマティック・ユニバース
最終更新:2017年04月30日 21:31