デミトリアス・ダナン・アースガルズ

+ 目次

レイズ

「……私はこのセールンドの国王デミトリアスだ。君たちのことはゲフィオンから聞いているよ。」
年齢:34歳 性別:男性
身長:184cm 体重:70kg
声優:橋詰知久
セールンドの国王。生まれつき身体が弱く、宰相であるゲフィオンに業務の大半を一任してもらっている。
ゲフィオンが任務遂行のため、王宮を離れている間、イクスミリーナの補佐を務めることになる。
人に説明することを不得手としているが、魔鏡工学や魔鏡機器などの豊富な知識を持っている。

+ ネタバレ

4部及び「テイルズオブザレイズ」本編のラストボス。
年齢の割に老け込んだ容姿をしていたが、これはアニマ汚染によるもので、2部終章にてマクスウェルとクロノスの力を用いて若返った状態になった。
1部ではイクス達の協力者として振る舞っていたが、2部でアスガルド帝国の復活と皇帝即位を宣言し、ミリーナ達への敵対を表明。
その目的については長らく明かされなかったが、具現化により歪な世界となったティル・ナ・ノーグを「偽りの世界」と断じ、これらを全てリセットして元あった世界ニーベルングへと回帰させるため。
やがて目的を明かした上で「嘘も真実も (うつつ) も幻も、俺は全てを守りたい」というイクスたちと「嘘は嘘でしかない。嘘で塗り固められた世界を破壊する」というデミトリアスは決裂、世界の行く末を賭けて戦う事となる。
マクスウェルの精霊装を纏い強大な力を振るうが、イクス、コーキス、ナーザの秘伝魔鏡術の連携を受けマクスウェルの精霊装を強制的に剥がされてしまい、強力すぎた精霊装の反動で死亡した。

元々先天性アニマ欠乏症を患い鏡精を殺して作った薬で命を永らえており、自分の命が鏡精の犠牲の上に成り立っていることを知り全てを救うことを望む。
このため一面的には優しい博愛主義者で、敵国ビフレストの皇女だったメルクリアを引き取って育てたのも、祖国を滅ぼされ母親にも先立たれた身の上を憐れんでのもの。
その一方で可能な限り救いの手を差し伸べようとするが、手に負えなくなると容赦なく捨てるという矛盾した行動を取り、イクス達に協力していたのも当初はティル・ナ・ノーグを正しく治めようとしていたためで、逆に憐れみから育てたメルクリアもニーベルングへの回帰という目的のために平気で使い捨てようとしていた。
良く言えば人間らしい、悪く言えばかなり行き当たりばったりな性格をしており、グラスティンからはそうした性格をよく理解されている。
グラスティンとは過去にお互いに命を助け合った恩人同士であり、彼の凶行を知ってなお親友かつ右腕として遇していた。

最終更新:2024年07月12日 11:16