鏡士のみが扱える秘術。
魔鏡を媒介にして、異世界の存在を
ティル・ナ・ノーグに映し出す術。
具現化できる物の大きさ等は、主に鏡士の力量に左右され、大規模な具現化の術を行使する又は行使する具現化の術に対して鏡士の力量が足りない場合は、特殊な道具や複数の鏡士を要する。
全てではないが、対象となる異世界の多くの要素を大陸の形をとって映し出し、生命については、対象の存在の魂、即ち
アニマに干渉して、そっくりな魂をティル・ナ・ノーグに作り出す。
異世界の人間が具現化する場合は、
鏡映点として召喚されるパターンと、鏡映点にとって特別な存在である者(心の中に想像した大切な人等)が異世界の大地と共に具現化されるパターンがある。後者の場合、ティル・ナ・ノーグの住人として具現化され、元の世界の記憶は殆ど引き継がれない。
具現化した対象の鏡映点の認識によっては
ソーディアンや
天族など、素質が無いと見えない・聞こえない存在も
レイヤード処理や
エンコードの影響でティル・ナ・ノーグでは普通に見える・聞こえる存在となることもある。
ティル・ナ・ノーグの存在を具現化する事もでき、その場合、具現化元と具現化先は記憶を共有する。ただし、すべての記憶が共有されるにはある程度の時間がかかる模様。また、具現化元が既に死亡するなどしている場合は記憶は共有されないようである。
また、同一時間に同一存在を具現化した場合、対策を施さないと、「自震」によって具現化元・先共にアニマとアニムスに深刻なダメージを受けてしまう。
なお、具現化対象の時間軸については、対象の過去の具現化については技術が確立しているが、未来の具現化については、
ビフレストが研究しているものの、理論すら確立していない。
なお、
魔鏡兵器カレイドスコープによる具現化には
イクスの魔鏡が必要不可欠。
そのため、
救世軍はたびたびイクスの命を狙っていた。