バロール
概要
登場作品
レイズ
性別:不明
3部15章で言及された人物。神のごとき力を持った鏡士。バルドを蘇らせた。
イクスの先祖であり、女神ダーナを殺そうとした悪しき男とビフレストでは言い伝えられている。彼から受け継がれる力「魔眼」は彼の血を引く破戒者の証と言われており、揺り籠たるティル・ナ・ノーグを滅ぼす力がある。ティル・ナ・ノーグでは空(嵐)の神と言われており、ニーベルングでは創造の魔鏡術を得意とする鏡士だった。
コーキスと
バルドを尖兵とするべく操り、
デミトリアスの身体を乗っ取るなど暗躍している。
4部終章ではゲフィオンたちがカレイドスコープで消し去った人々を「月」に具現化。それと併せてカレイドスコープで肉体を失ってしまったビフレストの人々の肉体を魔眼で復元。
ウォーデンも本来の肉体を取り戻し、一人目のイクスの肉体を本人に返却した。
レイズリコレクション
惑星イデア及び惑星の住人はバロールが蘇らせた存在。
2話にてバロールの鏡精ルグが、虹の夜発生直前のバルドと接触し、バロールの巫としての役割を果たすよう200年以上の眠りにつかせた。
5話ではバルド・ミストルテンは惑星イデアの住民はバロールの力を持っていたため幻影種に対抗してこられたのではないかと考察している。逆にアスガルドの住民はバロールの力がないため滅ぼされたのではないかと。
7話にてイクスはコダマ達に襲われて意識を失いかけた時にバロールの声を聴き、コダマ達が未来からの来訪者である事を告げられたとの事。
11話にて8話の時にヘイズが想珠を取り出して幻想灯に納めた時に、イクスの姿がぼやけたりコーキスがバルドに見えた現象にはバロールの力が働いているとフィリップは説明し、イクスとコーキス、バルドとバルド・ミストルテンは存在が近いため、干渉しあった力が認識能力を曖昧にして似たような存在が同一に見えた意図せぬ幻視だったと語る。そのよく似た力の持ち主の中でもルグの干渉を受けているバルドの特殊性が強く作用してバルドの姿をより優位に投影した。このためイクスはバロールと存在が近いから肉体のないバロールと交じって姿が薄らいだ。この理屈でエルナトがこの時代ではバルドに見えるのは力を使う時に優位にあるバルドの姿に見えるためだとヘイズは考察する。
11話の時点でイクスはバロールとコンタクトができないとの事で、新しい星(ネオイデア)を作った影響でバロールが力を使い果たしているからかもしれないとイクスは語った。
12話でコダマは4話の祭壇で聴いた聖体イクスの声はバロールのものだったのではないかと考察し、祭壇にあったイクスの魔鏡をアグラードから借りて自分達が消える前にバロールに一つのお願いをした。イクスの魔鏡、エルナトの意識、コダマの鏡士の力を使い、コダマは「俺はヘイズ様達が!みんながいた世界を想像するっ!だから、あんたがその世界を創造してくれ!」と頼んだ。
ネタ
- バロールまたはバロルは、アイルランド神話に登場するフォウォレ族の勇将。ケスリンの夫でエスリンの父にして、ルーの祖父。「魔眼のバロル」の異名を持ち、目を開くと大勢の相手をも倒す不思議な破壊力を発揮する。民話では一つ目、二つ目(後頭部にひとつ)、三つ目とも語られる。ダナ神族を相手とするマグ・トゥレドの戦いでは、敵軍にいる孫のルーに目を石で撃ち抜かれて死んだ。伝わる民話に拠れば、バロルという戦士が孫に倒される運命と知り、娘エフネを塔に幽閉するが、結局マク・キニーリー(正しくは キャン・マック・カンチャ)とのあいだに生まれた遺児(ルーと目される)の一撃によって落命する。
関連リンク
関連項目
被リンクページ
最終更新:2025年09月02日 10:07