阿求「白黒魔法使いが私の著書を持ち去ったので取り返してきてはいただけませんか、出来れば中身は見ないでお願いします」
幽香「だってさ」
魅魔「あー、そりゃまああたし向きかねぇ」
幽香「別に私がやってもいいわよ、力尽くで」
魅魔「そいつは最後の手段に取っておくさね。それじゃ、先に行くよ」
阿求「よろしくお願いします、くれぐれも中身は……」
幽々子「どうして見ちゃいけないのかしら?」
阿求「それはその……まだ未完ですので、そういう物を見られるのは些か……」
紫「それもそうね。じゃあ、どんな本なの?」
阿求「だっ、だからそれは未完につきお教えできないと……!」
紫「中身じゃなくて、外側よ。白黒の家から取り返すんじゃ、せめて外観は解らないと」
阿求「そ、そうでしたね(かくかくしかじか)」
幽々子「じゃあ私達も行って来るわね~」
阿求「……(閻魔様、この人選は……何かの罰ですか?)」
幽香「だってさ」
魅魔「あー、そりゃまああたし向きかねぇ」
幽香「別に私がやってもいいわよ、力尽くで」
魅魔「そいつは最後の手段に取っておくさね。それじゃ、先に行くよ」
阿求「よろしくお願いします、くれぐれも中身は……」
幽々子「どうして見ちゃいけないのかしら?」
阿求「それはその……まだ未完ですので、そういう物を見られるのは些か……」
紫「それもそうね。じゃあ、どんな本なの?」
阿求「だっ、だからそれは未完につきお教えできないと……!」
紫「中身じゃなくて、外側よ。白黒の家から取り返すんじゃ、せめて外観は解らないと」
阿求「そ、そうでしたね(かくかくしかじか)」
幽々子「じゃあ私達も行って来るわね~」
阿求「……(閻魔様、この人選は……何かの罰ですか?)」
魅魔「おーい魔理沙」
魔理沙「魅魔様!?」
魅魔「相変わらず元気そうで安心したよ。それでその、来るなりで悪いんだけどさ」
魔理沙「何なのぜ?」
魅魔「稗田ん所から、本を一冊持ってっただろ。アレを返しちゃもらえないかねぇ」
魔理沙「むぅ……ま、まあ他ならぬ魅魔様の頼みだし、面白そうでもないし……」
幽香「あら、中身は見てないの?」
魔理沙「この前邪魔したついでに思わず借りて来たんだが、あいつの家の本は資料ばっかりだからな」
魅魔「そうかい、それじゃ預かって行くよ。取り返して来る、って指定でさ」
魔理沙「ああ、東方ファイトか……それならこっちとしても被害が出る前に返しておくぜ」
幽香「殊勝な心掛けね」
魔理沙「そう思ったらその日傘を閉じるのぜ……」
魔理沙「魅魔様!?」
魅魔「相変わらず元気そうで安心したよ。それでその、来るなりで悪いんだけどさ」
魔理沙「何なのぜ?」
魅魔「稗田ん所から、本を一冊持ってっただろ。アレを返しちゃもらえないかねぇ」
魔理沙「むぅ……ま、まあ他ならぬ魅魔様の頼みだし、面白そうでもないし……」
幽香「あら、中身は見てないの?」
魔理沙「この前邪魔したついでに思わず借りて来たんだが、あいつの家の本は資料ばっかりだからな」
魅魔「そうかい、それじゃ預かって行くよ。取り返して来る、って指定でさ」
魔理沙「ああ、東方ファイトか……それならこっちとしても被害が出る前に返しておくぜ」
幽香「殊勝な心掛けね」
魔理沙「そう思ったらその日傘を閉じるのぜ……」
幽々子「あら、もうお帰り?」
魅魔「ああ。悪いけど変に事を大きくするよりはと思ってね」
幽香「大きくしても良かったんだけどね」
紫「ふーん。じゃあさ、すぐに返すから、ちょっとだけ貸してもらえる?」
魅魔「んー……すぐにね。あと中身は見ちゃいけないよ?」
紫「解ってるわよ(すっ)」
幽香「あれ、懐から同じ本がもう一冊……?」
紫「(すささささっ)」
魅魔「ちょっ、そんな事したらどっちがどっちか解らないじゃないかい!」
紫「ごめんなさいねぇ。じゃあ両方渡すから、どっちか選んでよ」
魅魔「どっちかって言われてもねぇ……」
幽香「あんたが暢気に渡すからでしょうが」
魅魔「そりゃそうなんだけどさぁ……はぁ、仕方ないか(ぺらっ)」
幽香「……きゃっ!(まじまじ)」
魅魔「ふむふむ……こういうのって、イイのかねぇ?」
幽香「し、知らないわよそんな事!」
魅魔「そうだよねぇ、あんた友達少なそうだし」
幽香「失礼ね、下僕なら居るわよ!」
紫「それで、もう一冊も見てみる?」
魅魔「いや、こんな本の筈は無いしね、こっちをあげるよ(ぽい)」
幽香「ったく、いい趣味してるわよ……」
紫「それはどうも」
魅魔「それじゃ、あたしらは行かせてもらうよ」
幽々子「ええ、阿求ちゃんによろしく~」
魅魔「ああ。悪いけど変に事を大きくするよりはと思ってね」
幽香「大きくしても良かったんだけどね」
紫「ふーん。じゃあさ、すぐに返すから、ちょっとだけ貸してもらえる?」
魅魔「んー……すぐにね。あと中身は見ちゃいけないよ?」
紫「解ってるわよ(すっ)」
幽香「あれ、懐から同じ本がもう一冊……?」
紫「(すささささっ)」
魅魔「ちょっ、そんな事したらどっちがどっちか解らないじゃないかい!」
紫「ごめんなさいねぇ。じゃあ両方渡すから、どっちか選んでよ」
魅魔「どっちかって言われてもねぇ……」
幽香「あんたが暢気に渡すからでしょうが」
魅魔「そりゃそうなんだけどさぁ……はぁ、仕方ないか(ぺらっ)」
幽香「……きゃっ!(まじまじ)」
魅魔「ふむふむ……こういうのって、イイのかねぇ?」
幽香「し、知らないわよそんな事!」
魅魔「そうだよねぇ、あんた友達少なそうだし」
幽香「失礼ね、下僕なら居るわよ!」
紫「それで、もう一冊も見てみる?」
魅魔「いや、こんな本の筈は無いしね、こっちをあげるよ(ぽい)」
幽香「ったく、いい趣味してるわよ……」
紫「それはどうも」
魅魔「それじゃ、あたしらは行かせてもらうよ」
幽々子「ええ、阿求ちゃんによろしく~」
幽香「戻ったわよ」
魅魔「はい、こいつだね」
阿求「ありがとうございます!……あの、中身は……」
魅魔「見てないよ」
幽香「(まあ、そっちは見てないわよね)」
阿求「それは失礼しました。では確認を(ぺら)……えっ?」
魅魔「どうしたね?」
阿求「い、いえ、保存状態が良かったので」
幽香「そりゃ盗られてすぐだからでしょ」
魅魔「魔理沙も読んでないって言ってたしね」
阿求「そうでしたか……何にせよ、今日のファイトはあなた方二人の勝ちです。
本当にありがとうございました」
幽香「うーん、地味なファイトだったわねぇ」
魅魔「まったくだねぇ。そんじゃあ後で弾幕ごっこでもやるかい?」
幽香「遠慮しとくわ。無駄に疲れたし帰って寝てるわよ」
魅魔「はい、こいつだね」
阿求「ありがとうございます!……あの、中身は……」
魅魔「見てないよ」
幽香「(まあ、そっちは見てないわよね)」
阿求「それは失礼しました。では確認を(ぺら)……えっ?」
魅魔「どうしたね?」
阿求「い、いえ、保存状態が良かったので」
幽香「そりゃ盗られてすぐだからでしょ」
魅魔「魔理沙も読んでないって言ってたしね」
阿求「そうでしたか……何にせよ、今日のファイトはあなた方二人の勝ちです。
本当にありがとうございました」
幽香「うーん、地味なファイトだったわねぇ」
魅魔「まったくだねぇ。そんじゃあ後で弾幕ごっこでもやるかい?」
幽香「遠慮しとくわ。無駄に疲れたし帰って寝てるわよ」
阿求「……(これはただの求聞史紀……確かに私の本ですが、装丁を変えただけの……)」
紫「はぁ~い、御機嫌よう(ひらひら)」
阿求「……そ、その本は……!!」
幽々子「あら、阿求ちゃんはこの本を知ってるのかしら?」
阿求「!!……いえ、ファイト指定の本と外見が同じだったので、つい……」
紫「そうよねぇ、こんないかがわしい本……さっきの二人も驚いてたわよ?」
阿求「見たんですか!?」
幽々子「ええ、でもこの本は阿求ちゃんには関係の無い本ですものねぇ?」
紫「面白い内容だから、著者不明のまま出してみようと思うのよねぇ」
阿求「ぐぅ……どうぞご自由に……っ」
紫「おーっほっほっほっ」
紫「はぁ~い、御機嫌よう(ひらひら)」
阿求「……そ、その本は……!!」
幽々子「あら、阿求ちゃんはこの本を知ってるのかしら?」
阿求「!!……いえ、ファイト指定の本と外見が同じだったので、つい……」
紫「そうよねぇ、こんないかがわしい本……さっきの二人も驚いてたわよ?」
阿求「見たんですか!?」
幽々子「ええ、でもこの本は阿求ちゃんには関係の無い本ですものねぇ?」
紫「面白い内容だから、著者不明のまま出してみようと思うのよねぇ」
阿求「ぐぅ……どうぞご自由に……っ」
紫「おーっほっほっほっ」
その後二人は白玉楼に戻った所で本を見咎められ、
藍と妖夢により教育的指導を施されてしまうのだが、それはまた別の話。
藍と妖夢により教育的指導を施されてしまうのだが、それはまた別の話。
結果:阿求の裁定により『本物』を持って来た幽香&魅魔の勝利