天界のクリスマスパーティーは想定外に盛り上がっていた。
美鈴が黄昏ルール(弾幕格闘ルール、非想天則ルールとも言う)に於ける決闘で咲夜・天子を徹底的に叩きのめし(紅美鈴曰く、この機会を逃せば今後一切下剋上のチャンスが無くなる為、かなり本格的に痛め付けた、との事)、その圧倒的な強さと熱さに初代スレ>>4やJS999号、『白岩』関といった腕に覚えのある者達は勿論、てゐやげろしゃぶの様に賭博やスクープを目的とした輩、果ては紫・永琳・神奈子とロンリークリスマスの寂しさを紛らわす為にやって来て見事返り討ちに遭った憐れなる売れ残り達まで出て来る始末であった。
美鈴「次は誰だ!?そこの閻魔か?それとも尼僧か!?」
白蓮「私で最後です。あなたにその"次"は有りません。」
美鈴「随分大きく出たな。だが果たして尼僧風情にこの私が倒せるかな!?」
白蓮「…敗北もいい経験でしょうね。特に拳に頼る生き方しか出来ない格闘家にとっては!!」
白蓮「私で最後です。あなたにその"次"は有りません。」
美鈴「随分大きく出たな。だが果たして尼僧風情にこの私が倒せるかな!?」
白蓮「…敗北もいい経験でしょうね。特に拳に頼る生き方しか出来ない格闘家にとっては!!」
さて、結論から言わせてもらうと、
美鈴〇-×白蓮
最強の肉体強化魔法による鉄拳制裁も、所詮は武道の達人"ではない"以上、正規の鍛練に依って鍛えられた"真の超人"の敵では無かった…。
美鈴「お前は生に執着する余りに肉体を極限にまで強化する魔法を身につけ、それを使いこなす様になった。そしてそれについては間違いなく天才的だ。然しそれをお前自身の強さと履き違えている様だな。はっきり言おう。お前と比べれば初代スレ>>4の方がまだ強い。」
白蓮「抜かすか青二才が…っ!!」
白蓮「抜かすか青二才が…っ!!」
超人『聖白蓮』
美鈴「砕打も経穴も秘孔も知らず、ただ闇雲に暴れるだけの愚拳か。」
(激しいグロ描写の為割愛)
白蓮「あ、あひる…。」ドシャァァァッ!!
美鈴が普段の弾幕ルールでは決して見せない絶望的なまでの力の差を見せ付けられ、星はとっくの昔に逃げ出していた。
それと同時に最高潮に達した観客達のテンション。
最早、映姫は退く事が出来なくなっていた。
それと同時に最高潮に達した観客達のテンション。
最早、映姫は退く事が出来なくなっていた。
映姫「あなたは余りにも不必要に相手を痛め付けた。このままでは何れ恐ろしい報復を受ける事となる…、訂正致します。この私の手によって自らの愚かさを思い知る事となるでしょう。」
美鈴「…念仏は唱え終わったか?なら行くぞ!!」
美鈴「…念仏は唱え終わったか?なら行くぞ!!」
審判『浄頗梨審判-紅美鈴-』
そこに現れたのはもう一人の美鈴。
美鈴「拳の力では敵わぬと見てその鏡の力に頼ったか…、面白い!!貴様の目論み、その鏡ごと叩き割ってくれる!!!」
そして美鈴は美鈴自身と対峙した。
-ウヌハソノテイドカ?-
-チカラコソスベテダトカシンシテオラヌカ?-
-チカラコソセイギ、イイジダイニナッタトイエルノカ?-
-トモトノチカイ、ワスレタワケデハアルマイナ?-
-シュギョウガタリン、オマエモワタシモ…、ソウデハナイカ?-
-ヒトツノミチヲキワメルコトハ、ホカノスベテヲステルコトダロウカ?-
美鈴「…虚しい、之だけ撃ち合っているのにまるで充足感が無い…。」
-オマエハ"何"ノタメニ"力"ヲミニツケタのか?-
-ナゼイマノ"自分"ガアルノカ考えた事は無いか?-
-ナゼ人間くさい妖怪なのか?-
浄頗梨審判に依って出て来た美鈴が本物の美鈴を追い詰める。
そして次の瞬間、美鈴は致命的な隙を相手に見せる事になった。
浄頗梨審判に依って出て来た美鈴が本物の美鈴を追い詰める。
そして次の瞬間、美鈴は致命的な隙を相手に見せる事になった。
星の宝塔。
先程星が逃げ出す時にうっかり落としたもの。
美鈴はそれに躓いて転んでしまう。
それを見逃す筈も無い相手。
然し、直ぐ後ろには先の闘いで傷つき動けない咲夜が!!
美鈴「させるか!!」
美鈴は転がりながらも浄頗梨審判の美鈴に組み付いた。
相手の激しい抵抗、それを何とか捌く美鈴。
相手の激しい抵抗、それを何とか捌く美鈴。
美鈴「背後には咲夜さんがいる…。大きく避ければこの程度の攻撃などたやすくかわせるのだが、それでは間違いなく咲夜さんに被害が出る…。もし今咲夜さんがこの拳を喰らえば、人間である咲夜さんでは…!!」
そして一か八かの勝負に打って出た。
美鈴「…"こいつ"が私の行動パターンをそのまま取るというのなら…!!」
熾撃『大鵬墜撃拳』
美鈴は相手の拳を堪え、掌底・鉄山靠・揚炮を決めた。
そして次の瞬間!!
美鈴「何…!?き、消えた…!!」
映姫「おめでとうございます。あなたは真に自らに打ち勝ったのです。」
美鈴「…いいえ、私は己の拳に溺れ、皆に多大なる迷惑をかけ…?」
白蓮「否、私とて生に対しての欲が無いとは言い切れません。寧ろ慢心していたのは私の方でした。」
映姫「拳から何かを得ようとするのは大いに結構、然し拳に溺れて何も見えなくなる危険性は常に付き纏います。初代スレ>>4然り、あなた然り。そのメイド長と共に強く在る事、それこそがあなたに出来る善行ですよ。」
美鈴「御意。」
映姫「この勝負、あなたの勝ちと致します。皆がこの一夜であなたの見方が変わりましたからね。」
映姫「おめでとうございます。あなたは真に自らに打ち勝ったのです。」
美鈴「…いいえ、私は己の拳に溺れ、皆に多大なる迷惑をかけ…?」
白蓮「否、私とて生に対しての欲が無いとは言い切れません。寧ろ慢心していたのは私の方でした。」
映姫「拳から何かを得ようとするのは大いに結構、然し拳に溺れて何も見えなくなる危険性は常に付き纏います。初代スレ>>4然り、あなた然り。そのメイド長と共に強く在る事、それこそがあなたに出来る善行ですよ。」
美鈴「御意。」
映姫「この勝負、あなたの勝ちと致します。皆がこの一夜であなたの見方が変わりましたからね。」
結果:闘いに依って一回り成長したのを見て、その場にいた全員が「今夜は美鈴が主役だった」と認めたので、美鈴の勝利。
天子「あのー…、私はどうなるの…?」