それはジャッジ開始から数十時間前…
紫「まさか貴方から麻雀のお誘いとは珍しいわね、まあ私の有利でいかせてもらっているけどね…サリエル?」
サリエル「…そうね、流石は八雲紫。麻雀はお強いことね…ふふふ」
紫(不気味なほど余裕そうね…でも既にこちらはアガリを続けている、スキマを用いればこの程度は簡単ね…しかし、役満までいかないけどね…)
サリエル「貴方ってよくうつむいているわね?ふふふ…このような和了なら顔を上げざるを得ないわよね…?」
紫「な、九蓮宝燈!?その上天和上がり…!?そんな馬鹿なことが!」
サリエル「そうね、確かに私も貴方と同様イカサマをしたわ…わざと勝たせて自分の前の牌山に九蓮宝燈を仕込む…貴方がうつむいていたからうまくいったわ?」
紫「既に私のやり方を熟知していたわけね…」
サリエル「さてこんだけ綺麗に勝ててしまったのだから何か戦利品を貰わないと…これなんかいいわね、貰って行くわ。」
紫「あ、それは…待ちなさいサリエル!」
紫「まさか貴方から麻雀のお誘いとは珍しいわね、まあ私の有利でいかせてもらっているけどね…サリエル?」
サリエル「…そうね、流石は八雲紫。麻雀はお強いことね…ふふふ」
紫(不気味なほど余裕そうね…でも既にこちらはアガリを続けている、スキマを用いればこの程度は簡単ね…しかし、役満までいかないけどね…)
サリエル「貴方ってよくうつむいているわね?ふふふ…このような和了なら顔を上げざるを得ないわよね…?」
紫「な、九蓮宝燈!?その上天和上がり…!?そんな馬鹿なことが!」
サリエル「そうね、確かに私も貴方と同様イカサマをしたわ…わざと勝たせて自分の前の牌山に九蓮宝燈を仕込む…貴方がうつむいていたからうまくいったわ?」
紫「既に私のやり方を熟知していたわけね…」
サリエル「さてこんだけ綺麗に勝ててしまったのだから何か戦利品を貰わないと…これなんかいいわね、貰って行くわ。」
紫「あ、それは…待ちなさいサリエル!」
………そしてジャッジ開始
紫「結局自分のイカサマを見抜かれた上それを利用されて敗れ、挙句に大切にしていた物を持って行かれた…私って本当にみじめね…」
星「そんな自分を責めないでください、私なんてとうとうナズーリンに見限られて出ていかれましたよ…もううっかりものの尻拭いはうんざりだって言われてね…」
紫「別に貴方はちゃんと謝って宝塔を見つければ問題解決できるじゃない?それに比べ私は取り戻すにも手段が思いつかないわ…」
星「私もあなたみたいにしっかりしていればナズーリンに毎回無駄な苦労をさせずに済んだのかな…?」
フラン「ねーしゃべってないで手伝ってよー!」
紫&星「あ、はいはい」
そんなこんなで何故かフランの羽根の宝石を探すために紅魔館の大浴場を探っている二人であった。
紫「てかなんで別の宝石があるのよ紛らわしい…レミリアも趣味悪いわね、ホント」
レミリア「わ、悪かったわね!別にいいじゃない宝石風呂なんて素晴らしいと思わない!」
フラン「全然、というか私の羽根の宝石がどっかにいっちゃったからむしろ最悪!」
レミリア「グヌヌ…」
星「大丈夫ですよ、これでも私は探し物は得意ですから…まあ、よく無くすからですけどね。…ほらありましたよ!」
紫「これね、こっちは二個よ」
数分後、羽根の宝石を全て見つかったのであった…
フラン「わーいありがとうー他のと混ざって大変になると思ったけどあんまり混ざらなくて助かったー」
紫「そうね、混ざりが粗くてホント助かったわ……そうか、その手があったか!ありがとう2人共…藍、ちょっと頼みごとが…」
紫「結局自分のイカサマを見抜かれた上それを利用されて敗れ、挙句に大切にしていた物を持って行かれた…私って本当にみじめね…」
星「そんな自分を責めないでください、私なんてとうとうナズーリンに見限られて出ていかれましたよ…もううっかりものの尻拭いはうんざりだって言われてね…」
紫「別に貴方はちゃんと謝って宝塔を見つければ問題解決できるじゃない?それに比べ私は取り戻すにも手段が思いつかないわ…」
星「私もあなたみたいにしっかりしていればナズーリンに毎回無駄な苦労をさせずに済んだのかな…?」
フラン「ねーしゃべってないで手伝ってよー!」
紫&星「あ、はいはい」
そんなこんなで何故かフランの羽根の宝石を探すために紅魔館の大浴場を探っている二人であった。
紫「てかなんで別の宝石があるのよ紛らわしい…レミリアも趣味悪いわね、ホント」
レミリア「わ、悪かったわね!別にいいじゃない宝石風呂なんて素晴らしいと思わない!」
フラン「全然、というか私の羽根の宝石がどっかにいっちゃったからむしろ最悪!」
レミリア「グヌヌ…」
星「大丈夫ですよ、これでも私は探し物は得意ですから…まあ、よく無くすからですけどね。…ほらありましたよ!」
紫「これね、こっちは二個よ」
数分後、羽根の宝石を全て見つかったのであった…
フラン「わーいありがとうー他のと混ざって大変になると思ったけどあんまり混ざらなくて助かったー」
紫「そうね、混ざりが粗くてホント助かったわ……そうか、その手があったか!ありがとう2人共…藍、ちょっと頼みごとが…」
1時間後 紅魔館大広間
サリエル「まさかリベンジマッチとは…まさか“アレ”を返してほしいとかかしら?」
紫「そうじゃなければ貴方に挑まないわ…それにあれは私にとって大切なものよ…?」
サリエル「でも貴方には賭けるモノがないわよ…それでは不公平じゃないかしら?」
紫「あるわ…この私の魂よ…十分な賭けでしょ?」
サリエル「ほう、大した自身ね…まあ、勝たせてもらうけどね!」
紫「…せっかくだしこの全自動卓を使わせてもらうわ…高い金をかけたしね…」
サリエル「ほう…大した趣向ね、勝ちよりも見栄えを優先したのかしら…?」
紫「…」
フラン「だ、大丈夫かな…なんかあの人怖い…」
星「きっと大丈夫ですよ、紫さんのあの顔は負ける顔じゃない絶対に勝つ顔ですよ…だから」
サリエル「まさかリベンジマッチとは…まさか“アレ”を返してほしいとかかしら?」
紫「そうじゃなければ貴方に挑まないわ…それにあれは私にとって大切なものよ…?」
サリエル「でも貴方には賭けるモノがないわよ…それでは不公平じゃないかしら?」
紫「あるわ…この私の魂よ…十分な賭けでしょ?」
サリエル「ほう、大した自身ね…まあ、勝たせてもらうけどね!」
紫「…せっかくだしこの全自動卓を使わせてもらうわ…高い金をかけたしね…」
サリエル「ほう…大した趣向ね、勝ちよりも見栄えを優先したのかしら…?」
紫「…」
フラン「だ、大丈夫かな…なんかあの人怖い…」
星「きっと大丈夫ですよ、紫さんのあの顔は負ける顔じゃない絶対に勝つ顔ですよ…だから」
紫とサリエルの対局が始まった
中盤までは互いに譲らずだったがサリエルの攻勢により紫は窮地に立たされることに…
サリエル「あらら、前回とは違って私が優勢ね…このまま逃げ切りかしら?」
紫「…ニヤ」
星「あの笑み…まさか!?」
紫「…残念だけど、貴方の負けよサリエル…これで終わらせる!(タン!)」
サリエル「!?な、純正九蓮宝燈!?こんな形で敗れるとは…だが自力で出せたはずがない…」
紫「そうね、ネタをばらすわ。この全自動卓はシャッフル精度が粗くてね、だからこういう役を揃えておけたのよ?」
サリエル「シャッフルが甘い故に自分に有利な牌を意図的に揃えられる…こんなイカサマに負けるか…いいわ、負けを認めておくわ」
紫「そう、じゃああれを返してくれるかしら?」
サリエル「まさかこんなものにご執心とは…ま、貴方が必死になるくらいならそれほど大切なものなのね…それじゃ私は退散しておくわ…」
フラン「すごーい勝っちゃった!…それって扇子?それを賭けてたの?」
紫「まあね、ま、この扇子気に入っているしね」
星「まさかその扇子…誰かから貰ったもの?」
紫「…そうね」
中盤までは互いに譲らずだったがサリエルの攻勢により紫は窮地に立たされることに…
サリエル「あらら、前回とは違って私が優勢ね…このまま逃げ切りかしら?」
紫「…ニヤ」
星「あの笑み…まさか!?」
紫「…残念だけど、貴方の負けよサリエル…これで終わらせる!(タン!)」
サリエル「!?な、純正九蓮宝燈!?こんな形で敗れるとは…だが自力で出せたはずがない…」
紫「そうね、ネタをばらすわ。この全自動卓はシャッフル精度が粗くてね、だからこういう役を揃えておけたのよ?」
サリエル「シャッフルが甘い故に自分に有利な牌を意図的に揃えられる…こんなイカサマに負けるか…いいわ、負けを認めておくわ」
紫「そう、じゃああれを返してくれるかしら?」
サリエル「まさかこんなものにご執心とは…ま、貴方が必死になるくらいならそれほど大切なものなのね…それじゃ私は退散しておくわ…」
フラン「すごーい勝っちゃった!…それって扇子?それを賭けてたの?」
紫「まあね、ま、この扇子気に入っているしね」
星「まさかその扇子…誰かから貰ったもの?」
紫「…そうね」
(今日は紫に贈り物をしたいのよ、この扇子どうかしら?結構迷ったけど紫ならこれがいいかなって)
(結構いい扇子ね…人間からの貰い物なんて初めてだけど嬉しいわ…ありがとう、幽々…)
(結構いい扇子ね…人間からの貰い物なんて初めてだけど嬉しいわ…ありがとう、幽々…)
ナズ「ご主人様はいますかー!」
星「え、ナズーリン!?」
紫「おっと昔のことに耽り過ぎたかしら…」
ナズ「ほら、見つかりましたよ宝塔…少し手間取りましたが問題無いですよ?」
星「でも、さっき私のこと…」
ナズ「ええ、確かにああは言いました…ですが、やはり心配になってね…本当に世話の掛かる人だ…」
星「うう、私が不甲斐無いばかりに…本当私は未熟者だ…」
レミリア「フランいる?あの…その…ほらこのでっかいプリンで機嫌直して?私も悪かったって思っているし…貴方は私の妹だから…あー!もうごめんねフラン!」
フラン「お姉さま…ううん、もう怒ってないよだから一緒に食べよ、お姉さま?」
紫(本当になんだかんで仲が良いのね…二人のおかげで私は彼女の形見を手放さずに済んだのね…ありがとう二人共…)
星「え、ナズーリン!?」
紫「おっと昔のことに耽り過ぎたかしら…」
ナズ「ほら、見つかりましたよ宝塔…少し手間取りましたが問題無いですよ?」
星「でも、さっき私のこと…」
ナズ「ええ、確かにああは言いました…ですが、やはり心配になってね…本当に世話の掛かる人だ…」
星「うう、私が不甲斐無いばかりに…本当私は未熟者だ…」
レミリア「フランいる?あの…その…ほらこのでっかいプリンで機嫌直して?私も悪かったって思っているし…貴方は私の妹だから…あー!もうごめんねフラン!」
フラン「お姉さま…ううん、もう怒ってないよだから一緒に食べよ、お姉さま?」
紫(本当になんだかんで仲が良いのね…二人のおかげで私は彼女の形見を手放さずに済んだのね…ありがとう二人共…)
二人のおかげで紫は大切な物を取り返したので二人の勝ち!