試合開始から数十分間は何気なく勝負していた二人だったが、途中から勝負の趣旨が変わっていった。
何者かの手によって階段に無数の罠が仕掛けられていたのである。
進まなければ罠は発動しないが、勝つことも無い。だが、じゃんけんをする以上両者が留まり続けることもない。
火の矢、竹槍等が飛来する中、二人は果てしない階段の最上段を目指すこととなった。
無限とも思われる時間の中、六百四十一段目にて依姫が金ダライの直撃により転倒し、階段に後頭部を強打して再起不能となった。
この時点で依姫が六歩リードしていたため、勝敗は依姫の判定勝ちとされた。
何者かの手によって階段に無数の罠が仕掛けられていたのである。
進まなければ罠は発動しないが、勝つことも無い。だが、じゃんけんをする以上両者が留まり続けることもない。
火の矢、竹槍等が飛来する中、二人は果てしない階段の最上段を目指すこととなった。
無限とも思われる時間の中、六百四十一段目にて依姫が金ダライの直撃により転倒し、階段に後頭部を強打して再起不能となった。
この時点で依姫が六歩リードしていたため、勝敗は依姫の判定勝ちとされた。
尚、それから十日の間、依姫の意識は冥界から出ることはなかった。
また、勝負の翌日から蓬莱山輝夜と因幡てゐの二人が行方不明になっており、文々。新聞記者は当事件と何らかの関連性があるとみて捜査を進めている。
また、勝負の翌日から蓬莱山輝夜と因幡てゐの二人が行方不明になっており、文々。新聞記者は当事件と何らかの関連性があるとみて捜査を進めている。