今日のファイトは、助っ人自由の食べ放題。
そう聞いて、幽々子とルーミアを筆頭に大勢が集まる。無論、神社の宴会で霊夢が居ない筈も無い。
見事に咲いた博麗神社の桜の下、これでもかと並べられたご馳走を目の当りにして、
一行は一刻も早いファイトの開催を求め、審判の姿を探す。
そこに現れたのは、いつもの映姫でも幹事の萃香でもなく、さとりだった。
そう聞いて、幽々子とルーミアを筆頭に大勢が集まる。無論、神社の宴会で霊夢が居ない筈も無い。
見事に咲いた博麗神社の桜の下、これでもかと並べられたご馳走を目の当りにして、
一行は一刻も早いファイトの開催を求め、審判の姿を探す。
そこに現れたのは、いつもの映姫でも幹事の萃香でもなく、さとりだった。
さとり「あら、ずいぶん集まったわね。今日のファイトはお察しの通り、大食い対決よ。ただし……」
言葉を切ってジト目を細める。不穏な気配に戸惑いが広まった所で、さとりは言葉を継ぐ。
さとり「あくまで『消費』だから、喜んだり楽しんだりしてはダメよ。
ただ黙々と淡々と、このご馳走を消費する事。それがファイトの条件……助っ人はご自由にどうぞ?」
あまりと言えばあまりな条件に、ファイトにかこつけて飲みに来た一行は唖然とする。
それが怒りに切り替わる寸前に、思い出したようにまた口を開く。
さとり「そうそう、ファイトをやるのはこっちの木の下。
参加しない人たちは、あっちに観客席を用意しておいたわ」
さとりが示す先には、同じく満開の桜とご馳走が用意してあった。
一も二もなく、競技者二人とさとりを除き、全員がそちらに移る。宴会とは非情な物である。
言葉を切ってジト目を細める。不穏な気配に戸惑いが広まった所で、さとりは言葉を継ぐ。
さとり「あくまで『消費』だから、喜んだり楽しんだりしてはダメよ。
ただ黙々と淡々と、このご馳走を消費する事。それがファイトの条件……助っ人はご自由にどうぞ?」
あまりと言えばあまりな条件に、ファイトにかこつけて飲みに来た一行は唖然とする。
それが怒りに切り替わる寸前に、思い出したようにまた口を開く。
さとり「そうそう、ファイトをやるのはこっちの木の下。
参加しない人たちは、あっちに観客席を用意しておいたわ」
さとりが示す先には、同じく満開の桜とご馳走が用意してあった。
一も二もなく、競技者二人とさとりを除き、全員がそちらに移る。宴会とは非情な物である。
文「(とりあえず落ち着かなくちゃ。騒霊相手なんだし、量で負けるはずが無いわ)」
ルナサ「……(解ってはいたけどメルランもリリカも逃げたわね。
まあリリカは予想通りだし、メルランに楽しむななんて無理な話だけど)……あぁ、鬱だわ」
さとり「それじゃあ良いかしら。制限時間は3時間、助っ人の飛び入りも大歓迎よ。ファイト開始」
開始の合図と共に食べ始める二人。
食事量ではルナサが当然劣るのだが、春の桜の下で美味い物を飲み食い放題となれば、
文の自制心も緩み、心が躍り始める。しかも今日は、子宮が疼くほどに色々と敏感になっているのだ。
さとり「その一皿分、ずいぶん美味しそうだったわね。カウントから外しておくわ」
文「くっ……なんたる不覚!しかし勝負はまだまだです!」
ルナサ「……こんなに美味しい物を食べても、喜んじゃいけないのね……鬱だわ」
さとりのチェックがネガ方向をスルーする事もあって、実質的な量に大差は無かった。加えて――
文「……(あぁ、いつもは手を焼く二人だけど、やっぱり鬼の食べっぷりは素敵ね……子宮が疼くわぁ)」
さとり「……本人達に言ってあげましょうか?」
文「ぐっ……無心、今はとにかく無心っ!」
皆の食いっぷり、特に雄々しいほどの鬼二人のそれに、思わず反応してしまう。
食事そのものに対してではないのだが、それもまたさとりチェックに引っかかってしまうのだ。
ルナサ「……(解ってはいたけどメルランもリリカも逃げたわね。
まあリリカは予想通りだし、メルランに楽しむななんて無理な話だけど)……あぁ、鬱だわ」
さとり「それじゃあ良いかしら。制限時間は3時間、助っ人の飛び入りも大歓迎よ。ファイト開始」
開始の合図と共に食べ始める二人。
食事量ではルナサが当然劣るのだが、春の桜の下で美味い物を飲み食い放題となれば、
文の自制心も緩み、心が躍り始める。しかも今日は、子宮が疼くほどに色々と敏感になっているのだ。
さとり「その一皿分、ずいぶん美味しそうだったわね。カウントから外しておくわ」
文「くっ……なんたる不覚!しかし勝負はまだまだです!」
ルナサ「……こんなに美味しい物を食べても、喜んじゃいけないのね……鬱だわ」
さとりのチェックがネガ方向をスルーする事もあって、実質的な量に大差は無かった。加えて――
文「……(あぁ、いつもは手を焼く二人だけど、やっぱり鬼の食べっぷりは素敵ね……子宮が疼くわぁ)」
さとり「……本人達に言ってあげましょうか?」
文「ぐっ……無心、今はとにかく無心っ!」
皆の食いっぷり、特に雄々しいほどの鬼二人のそれに、思わず反応してしまう。
食事そのものに対してではないのだが、それもまたさとりチェックに引っかかってしまうのだ。
ルナサ「……結局、私はこの状況で一人で鬱ってたっぷり食べたわけね……鬱だわ」
量では勝る物の、さとりのチェックにより実質皿数ではじわじわ引き離される。
観客席は既にファイトそっちのけで大いに盛り上がり、それを見た文の子宮がまた疼く。
チルノ「……んー……」
大妖精「……どうしたの、チルノちゃん?」
チルノ「ちょっとあっち行ってくる!」
宴会の騒ぎから外された形で、思わず羨望の視線を向けてしまう文を見て、チルノの心のどこかが騒いだ。
チルノ「どうした、いつものおまえらしくないぞ!さいきょーのあたいが助けてやる!」
仲間外れ状態の文を見て、昔を思い出して共感してしまったチルノが文の助っ人を申し出る。
しかしそこは妖精である。美味い物を無心で食べる等という器用な事は出来ない。さらに――
文「……(ああっ、チルノちゃんが私のために来てくれた!子宮が疼いて堪らないわぁっ!)」
さとり「……はいはいそこまでよ。押し倒す前にファイト終了を宣言させてもらうわ」
文「しまったぁぁぁっ!」
この状況で、文の心が躍らないわけがなかった。
瞬時に心のボルテージが振り切った上に戻って来なかったため、
さとりによりファイト継続不能と見做され、ルナサの勝ちが決定した。
量では勝る物の、さとりのチェックにより実質皿数ではじわじわ引き離される。
観客席は既にファイトそっちのけで大いに盛り上がり、それを見た文の子宮がまた疼く。
チルノ「……んー……」
大妖精「……どうしたの、チルノちゃん?」
チルノ「ちょっとあっち行ってくる!」
宴会の騒ぎから外された形で、思わず羨望の視線を向けてしまう文を見て、チルノの心のどこかが騒いだ。
チルノ「どうした、いつものおまえらしくないぞ!さいきょーのあたいが助けてやる!」
仲間外れ状態の文を見て、昔を思い出して共感してしまったチルノが文の助っ人を申し出る。
しかしそこは妖精である。美味い物を無心で食べる等という器用な事は出来ない。さらに――
文「……(ああっ、チルノちゃんが私のために来てくれた!子宮が疼いて堪らないわぁっ!)」
さとり「……はいはいそこまでよ。押し倒す前にファイト終了を宣言させてもらうわ」
文「しまったぁぁぁっ!」
この状況で、文の心が躍らないわけがなかった。
瞬時に心のボルテージが振り切った上に戻って来なかったため、
さとりによりファイト継続不能と見做され、ルナサの勝ちが決定した。
結果:子宮の疼きに勝てなかった文の判定負け。