ルーミアVS幽香の遊戯王対決
ルーミアは闇属性デッキ。禁止、制限カードの縛りナシをいいことに、エクゾディアパーツ3枚ずつ。
サーチカードであるクリッター、黒き森のウィッチ(共に墓地へ行ったとき攻撃、防御1500以下のモンスターをデッキから手札に加える)
さらには終末の騎士(召喚に成功すれば闇属性モンスターをデッキから墓地へ落とす)でエクゾパーツを墓地に落とし、補充要員(墓地から三枚のモンスターカードを手札に加える)
での高速でのエクゾディア完成を狙う。
サーチカードであるクリッター、黒き森のウィッチ(共に墓地へ行ったとき攻撃、防御1500以下のモンスターをデッキから手札に加える)
さらには終末の騎士(召喚に成功すれば闇属性モンスターをデッキから墓地へ落とす)でエクゾパーツを墓地に落とし、補充要員(墓地から三枚のモンスターカードを手札に加える)
での高速でのエクゾディア完成を狙う。
対する幽香は植物族デッキ。
最近強化された植物族をメインに組んだビートダウン(モンスターの攻撃力で殴りつける)デッキ。
最近強化された植物族をメインに組んだビートダウン(モンスターの攻撃力で殴りつける)デッキ。
文「さあ、始まりました。外の世界のスペルカードを使うこの戦い。
本日は外の世界に詳しい風祝の東風谷早苗さんを解説にお招きしております。
早苗さん、この戦いはどちらが有利と見ていますか?」
早苗「そうですね。一時は頂点近くまで登り詰めたエクゾディア。
それも、今のルーミアさんのデッキはその全盛期の力を取り戻しています。
最新パックで大幅強化されたとはいえ、植物族では辛い相手でしょう」
文「ありがとうございます。しかし、手元の資料によると最新パックの発売は先月です。
去年には幻想郷にきていた早苗さんがどうして内容を知っているのでしょう……?」
早苗「ナンノハナシデスカ? ワタシ、シンクロショウカン、トカキイタコトモナイデスヨ?」
本日は外の世界に詳しい風祝の東風谷早苗さんを解説にお招きしております。
早苗さん、この戦いはどちらが有利と見ていますか?」
早苗「そうですね。一時は頂点近くまで登り詰めたエクゾディア。
それも、今のルーミアさんのデッキはその全盛期の力を取り戻しています。
最新パックで大幅強化されたとはいえ、植物族では辛い相手でしょう」
文「ありがとうございます。しかし、手元の資料によると最新パックの発売は先月です。
去年には幻想郷にきていた早苗さんがどうして内容を知っているのでしょう……?」
早苗「ナンノハナシデスカ? ワタシ、シンクロショウカン、トカキイタコトモナイデスヨ?」
そんな解説の二人を無視して始まる決闘。
ビートダウンらしく、モンスターで殴り攻める幽香だが、ルーミアの堅い守りに手も足も出ない。
気が付けば固い壁を殴り続けた幽香だけがライフポイントを減らし、ルーミアは無傷の状態であった。
幽香「くッ…モンスターを一枚裏側守備表示で召喚…してターンエンド」
そうして移る8ターン目、ルーミアの手札にはエクゾディアの右足と頭。
墓地には右手、左手、左足が存在している。
その状況に、ルーミアの口元は不敵に笑い―。
ルーミア「モンスターのリバース効果発動! 不幸を告げる黒猫!」
この言葉に反応したのは文だった。
文「お? リバース効果、とはなんですか早苗さん」
早苗「裏のモンスターを表にして、発動する効果のことです。
不幸を告げる黒猫の効果は、確か『デッキから罠カードを一枚選択し、デッキの一番上に置く』!」
そう、効果はその通り。そしてルーミアが持ってくるのは当然、
ルーミア「罠カード、補充要員をデッキの一番上に置くよ」
そう。墓地のエクゾパーツを三枚拾えば、ルーミアの勝利は確定する。
文「これで、次のターンルーミアさんにターンが回れば」
早苗「補充要員を伏せ、幽香さんのターンで発動。墓地のエクゾパーツは全てルーミアさんの手に揃い、その時点で…」
文「ルーミアさんの勝利、となるわけですか…」
それは完成された戦術、召喚神の完成まであと――2ターン。
だが、そうも上手くはいかなかった。
ビートダウンらしく、モンスターで殴り攻める幽香だが、ルーミアの堅い守りに手も足も出ない。
気が付けば固い壁を殴り続けた幽香だけがライフポイントを減らし、ルーミアは無傷の状態であった。
幽香「くッ…モンスターを一枚裏側守備表示で召喚…してターンエンド」
そうして移る8ターン目、ルーミアの手札にはエクゾディアの右足と頭。
墓地には右手、左手、左足が存在している。
その状況に、ルーミアの口元は不敵に笑い―。
ルーミア「モンスターのリバース効果発動! 不幸を告げる黒猫!」
この言葉に反応したのは文だった。
文「お? リバース効果、とはなんですか早苗さん」
早苗「裏のモンスターを表にして、発動する効果のことです。
不幸を告げる黒猫の効果は、確か『デッキから罠カードを一枚選択し、デッキの一番上に置く』!」
そう、効果はその通り。そしてルーミアが持ってくるのは当然、
ルーミア「罠カード、補充要員をデッキの一番上に置くよ」
そう。墓地のエクゾパーツを三枚拾えば、ルーミアの勝利は確定する。
文「これで、次のターンルーミアさんにターンが回れば」
早苗「補充要員を伏せ、幽香さんのターンで発動。墓地のエクゾパーツは全てルーミアさんの手に揃い、その時点で…」
文「ルーミアさんの勝利、となるわけですか…」
それは完成された戦術、召喚神の完成まであと――2ターン。
だが、そうも上手くはいかなかった。
幽香「モンスターのリバース効果発動。「ファイバーポッド」――」
早苗「ファ…ファイバーポッドォ!?」
ターンが幽香に渡った途端の発動宣言に、驚く早苗。
文「ど、どうかしたんですか早苗さん! あのモンスターの効果が何か―」
早苗「ファイバーポッドの効果は…『手札、フィールド、墓地のカードを全てデッキに戻してシャッフルし、お互いに五枚引く!』」
文「つ、つまり!?」
早苗「ライフを除く、デュエルのほぼ完全なリセット――エクゾディアは再び全てデッキに眠ります!」
文「アリですかそんなカード!」
早苗「本来ならナシですよ! でもこのデュエルは!!」
そう、ルーミアが禁止カード、制限カード大量積みのデッキを作れたように。
幽香にもまた――禁止カードが、植物族モンスター、ファイバーポッドが与えられていたのだ。
効果の発動にデュエルディスクが反応。墓地、手札、フィールドのカードは全てデッキに帰っていく。
ルーミア「そ、そんな……」
しかし、発動を許してしまったものは仕方がない。
シャッフルされたデッキから、お互いにカードを五枚引いて。
幽香「ねぇ、気が付いてる?」
ルーミア「な、何に?」
幽香「私が、まだモンスター召喚も、攻撃もしていないことに」
そう。これこそがファイバーポッドが禁止となった真の理由。
効果発動により、墓地にもフィールドにも何もなく、互いにあるのは5枚の手札。
なのに、『まだ幽香のターン』。
早苗「効果発動後、強制的に相手が無防備になる…それが最大の恐怖なんです。
あれに、手札破壊+相手のドローを封じるカードで完全に動きを封殺する。
そのコンボ故に、ファイバーポッドは禁止カードになったんです…」
手札0、墓地0、フィールド0。さらに、自分のターンにカードを引いてはいけない。
そのコンボがかかるなら確かに地獄だが―ぼくらのゆうかりんはそんなことを考えずに、
幽香「ボタニカル・ライオを召喚! 自身の効果、フィールド上に存在する植物族モンスターの数×300、攻撃力は上昇するわ!
ライオ自身も植物族のため、攻撃力は1600から1900に!
そして装備魔法カード、『アサルト・アーマー』を装備。これによりさらに攻撃力300上昇、2200!
ボタニカルライオでダイレクトアタック!!」
ルーミア「あああああああああああ!!」
殴りつける!!
攻撃がルーミアのライフを4000から1800に削り。
ルーミア「でも…大丈夫、このターン持ちこたえれば、チャンスは…」
そんなルーミアの希望をも。
幽香「アサルト・アーマーを解除!」
ルーミア「!?」
幽香の言葉ははぎ取っていく。
幽香「アサルト・アーマーの解除により、攻撃力は300ポイント下がる…代わりに」
ルーミア「か、代わりに?」
幽香「ボタニカル・ライオは再度攻撃できるわ!」
ルーミア「そんな…ライフはもう1800しかないのに」
幽香「エリー、くるみ、幻月、夢月、リグル…みんなの魂を犠牲にして生まれた魔物なんて…。
生かしておかないわ!! ボタニカルライオ!ダイレクトアタック!」
ルーミア「な、何を意味の分からないこと…ああああああああああああああ!!」
そうして直撃する攻撃は、ルーミアのライフポイントを完全に削りきった。
文「そんな…1ターンで…」
早苗「そういう、カードなんです。そういうカードなんですよ……!」
幽香「ぶっ倒しても、ぶっ倒しても……!勝手に罰ゲェェェェェム!!
よいではないか、よいではないかぁぁぁぁぁぁぁ!!」
ルーミア「あぁあれぇぇぇー! 浴衣の帯を引っ張ってくるくるするのやめてぇぇぇぇぇ!」
早苗「ファ…ファイバーポッドォ!?」
ターンが幽香に渡った途端の発動宣言に、驚く早苗。
文「ど、どうかしたんですか早苗さん! あのモンスターの効果が何か―」
早苗「ファイバーポッドの効果は…『手札、フィールド、墓地のカードを全てデッキに戻してシャッフルし、お互いに五枚引く!』」
文「つ、つまり!?」
早苗「ライフを除く、デュエルのほぼ完全なリセット――エクゾディアは再び全てデッキに眠ります!」
文「アリですかそんなカード!」
早苗「本来ならナシですよ! でもこのデュエルは!!」
そう、ルーミアが禁止カード、制限カード大量積みのデッキを作れたように。
幽香にもまた――禁止カードが、植物族モンスター、ファイバーポッドが与えられていたのだ。
効果の発動にデュエルディスクが反応。墓地、手札、フィールドのカードは全てデッキに帰っていく。
ルーミア「そ、そんな……」
しかし、発動を許してしまったものは仕方がない。
シャッフルされたデッキから、お互いにカードを五枚引いて。
幽香「ねぇ、気が付いてる?」
ルーミア「な、何に?」
幽香「私が、まだモンスター召喚も、攻撃もしていないことに」
そう。これこそがファイバーポッドが禁止となった真の理由。
効果発動により、墓地にもフィールドにも何もなく、互いにあるのは5枚の手札。
なのに、『まだ幽香のターン』。
早苗「効果発動後、強制的に相手が無防備になる…それが最大の恐怖なんです。
あれに、手札破壊+相手のドローを封じるカードで完全に動きを封殺する。
そのコンボ故に、ファイバーポッドは禁止カードになったんです…」
手札0、墓地0、フィールド0。さらに、自分のターンにカードを引いてはいけない。
そのコンボがかかるなら確かに地獄だが―ぼくらのゆうかりんはそんなことを考えずに、
幽香「ボタニカル・ライオを召喚! 自身の効果、フィールド上に存在する植物族モンスターの数×300、攻撃力は上昇するわ!
ライオ自身も植物族のため、攻撃力は1600から1900に!
そして装備魔法カード、『アサルト・アーマー』を装備。これによりさらに攻撃力300上昇、2200!
ボタニカルライオでダイレクトアタック!!」
ルーミア「あああああああああああ!!」
殴りつける!!
攻撃がルーミアのライフを4000から1800に削り。
ルーミア「でも…大丈夫、このターン持ちこたえれば、チャンスは…」
そんなルーミアの希望をも。
幽香「アサルト・アーマーを解除!」
ルーミア「!?」
幽香の言葉ははぎ取っていく。
幽香「アサルト・アーマーの解除により、攻撃力は300ポイント下がる…代わりに」
ルーミア「か、代わりに?」
幽香「ボタニカル・ライオは再度攻撃できるわ!」
ルーミア「そんな…ライフはもう1800しかないのに」
幽香「エリー、くるみ、幻月、夢月、リグル…みんなの魂を犠牲にして生まれた魔物なんて…。
生かしておかないわ!! ボタニカルライオ!ダイレクトアタック!」
ルーミア「な、何を意味の分からないこと…ああああああああああああああ!!」
そうして直撃する攻撃は、ルーミアのライフポイントを完全に削りきった。
文「そんな…1ターンで…」
早苗「そういう、カードなんです。そういうカードなんですよ……!」
幽香「ぶっ倒しても、ぶっ倒しても……!勝手に罰ゲェェェェェム!!
よいではないか、よいではないかぁぁぁぁぁぁぁ!!」
ルーミア「あぁあれぇぇぇー! 浴衣の帯を引っ張ってくるくるするのやめてぇぇぇぇぇ!」
そうして久々に勝利したゆうかりんは、そのサド性の心の導くままにルーミアをいじめ倒しましたとさ。
でも。
幽香「あああ、すっきりしない…殴り合い、ガチ勝負させてよぉ……!」
まだ飽きていないようです。
でも。
幽香「あああ、すっきりしない…殴り合い、ガチ勝負させてよぉ……!」
まだ飽きていないようです。