概要
トリコたち人間の住む
人間界を取り巻くように存在している、
地球の7割を占める広大な未開の土地。
美食神
アカシアが伝説の食材「
GOD」をはじめとした多くの食材を発見した場所で、グルメ界という名もその頃につけられた。
かつては食の楽園と言われて多くの人間が入っていったが、
唯一生還した
ハッチ氏の証言によってグルメ界は理想郷ではなく人知の及ばない地獄だと判明。
程なく
IGOが各地に関所を設けて
人間界とグルメ界を完全に隔離し、グルメ界全域を危険特定地域とした。
今では「二度と戻っては来れぬ地獄の入り口」として語られているが、それでも美食を追い求めてグルメ界に挑戦する人間は後を絶たないという。
実は地球ができた時には無かった場所であり、地中内部に埋め込まれた
グルメ細胞を含む隕石の成長によって後天的に作られた大地である。
グルメ界の猛獣
八王をはじめとして、
捕獲レベル100を超える猛獣が多数生息している。
それら猛獣の戦闘力は人間の文明レベルを遥かに超越しており、捕獲レベル100台の猛獣でさえ近代兵器の総砲撃をものともしない。
グルメ界の地理と環境
グルメ世の中は気象予報士と航海術の知識を持つ人間でさえ到底理解できないでたらめな環境で、
異常気象と特殊な磁場の影響で衛星からグルメ界の映像を捕らえることは不可能とされる。
またグルメ界には昼と夜がある。
夜は「八王」が一斉に動き出す時間であり、全域が極度の緊張状態になることにより猛獣たちは強くなり環境も厳しくなる。
グルメ界の生活
異常な環境と強力な猛獣の蔓延るこの世の地獄ではある反面、
弱肉強食で生きる場を追われた獣ですら滅多に人間界へ進出しないほどの美味な食材な宝庫でもある。
グルメ界で生き抜くためには集中力を限界まで高めた状態を常に維持し、1/100秒も油断せずに周りを観察し続けるのが基本とされており、
単純な戦闘力はもちろん、刻一刻と変わる異常な環境への適応力が要求される。
ただし、
グルメ界の休憩室や
美食街道と呼ばれる、目に見えない比較的安全なスポットも稀に存在している。
美食街道上には
ブルーニトロにグルメ細胞を直接注入された奴隷たちが作った
文明があり、
妖食界や
ブルーグリルのように今も残っているものもある。
それらの文明の中ではお金には何に価値もなく、飯を食うのも物を買うのも寝泊まりするのも全て食材の物々交換が基本となる。
関連項目
最終更新:2016年12月17日 20:19