名前 |
三虎 (みどら) |
性別 |
男性 |
所属 |
美食會 |
初出 |
100話 |
声優 |
てらそままさき 皆川純子(少年期) |
年齢 |
500歳以上 |
血液型 |
B型 |
誕生日 |
3月3日 |
身長 |
265cm |
体重 |
700kg |
視力 |
5.0 |
足のサイズ |
55 |
概要
一龍や次郎とは異なり、年齢の割には若々しい中年の外見を保っている。
脚まで伸びる長くうねった紺色の髪の毛、生まれつき両目の下に三本ずつ走る大きな傷、三又に別れたブラウンの立派な顎髭が特徴。
近年は
グルメ日食が近付いているのに伴って、節乃に「暴食バカ」と呼ばれるほど異常に食欲が増しており、
その様を「グルメ時代というまばゆい光に生まれ落ちたたった一つの黒い影」、「
グルメ細胞という凶悪な悪魔の食欲の奴隷」などと、自嘲している。
GODを手に入れて世界中の食材を独占しようと企てていたが、
一龍との死闘や
トリコ、
小松とのやり取りを経て、凍てついていた心が少しずつ溶けつつある。
戦闘力
一龍、次郎と並ぶ世界最高峰の実力者で、その気になれば世界全てを破壊する力を持っている。
グルメ細胞を持って生まれた天性の捕食者であり、ドラゴンのような
グルメ細胞の悪魔を宿している。(
トリコの見立てによると細胞の色は「青」。)
長く太く伸びた強靭な舌を武器にし、触れたものを一瞬で消滅させる。
この舌は物質だけではなく大気まで飲み込んでおり、真空となったその軌道上には不可視の
王食晩餐が発生し、触れた獲物を一瞬で食い漁る。
この真空空間に一度でも触れてしまうと獲物の味を覚えた空間自体がどこからともなく襲い掛かってくるうえ、
あらゆる原子を食い散らかして排除しているため、少数派や多数派といった概念すら無く、一龍の
マイノリティワールドでも防ぐことは出来ない。
戦闘力が極限にインフレしていく中でも置いていかれることは無く、最後まで前線に立ち続けた数少ないキャラであった。
生い立ち
500年前の
グルメ戦争の最中、貧困と空腹に喘ぐ飢餓の村で「家畜の餌」として、硬いワラの上で生まれる。
しかし、乳児でありながら凶暴な
赤毛ブタに食われることなく、逆に体にしがみついて乳を吸ってる姿を異質の存在として恐れられ、迫害される。
幼い頃の記憶は「殺されかけたこと」と「気を失いそうになる程の空腹」の二つだけで、時には樹をかじり砂を食べた。
ついに空腹が限界に達して倒れたところを
フローゼに拾われ、
アカシアに「三虎」という名を授かった。
それから十数年の間、親がわりのアカシアとフローゼ、兄弟弟子の一龍、次郎と黄金の時間を過ごし、充実した少年時代を送る。
しかし、心の奥のドス黒い感情は消えることはなく、
せっかくの弁当を無碍に扱う民衆たちに料理を作り続けるフローゼの施しの精神を理解することはできなかった。
グルメ日食の後、
GOD調理で衰弱したフローゼのために
療水を取りに行くも逆に
デロウスに瀕死の重症を負わされ、それを助けるためにフローゼは死亡。
それ以降、取り憑かれたように毎日涙を流しながら療水を汲んでは墓に与え続けた。
程なくして世界戦争が終わって歓喜に湧き上がる世界を見ても、彼の目にはフローゼの死の上に成り立った平和にしか映らず、世界に憎しみを抱くようになる。
アカシアが最期に残した「フローゼの分まで生きろ」という言葉を曲解し、
悲しみと治まらない食欲を満たすため、フローゼの分までこの世の食材全てを喰らい尽くそうと企むようになる。
来歴(第1章)
クッキングフェス編では、
のろま雨の丘を訪れた一龍の前に現れ、上空の
はぐれ島に舞台を移して対決。
死闘の末に一龍を下し、怒りと悲しみを伴った咆哮をあげながら人間界に
メテオスパイスを放つ。
しかし実は一龍へのとどめの一撃をわざと外しており、
一龍から真に倒すべき敵の話を聞くも、核心に迫る直前に突如現れた
ブルーニトロに一龍を殺されてしまった。
来歴(第2章)
人間界編とグルメ界編の間、小松を助けに本部にやって来たトリコと相対。
アカシアのフルコースが全て揃った時にはみんなで食事をしようというトリコの発言を聞いて爆笑し、フルコースの捕獲をトリコに依頼する。
GOD編では、ジョアを追い詰めるもわずかな隙を付かれて
金の缶詰に封印されてしまった。
しかし先の戦闘でジョアの
食運をコピーしており、自力で缶詰から脱出して最終決戦の場に出現。
圧倒的なパワーで
ジョアを一方的に倒し、
トリコや
スタージュンとともに、アカシアとの最後の決戦に挑む。
その後、グルメスパイスを放ち、命と引き換えに傷ついた地球を再生させ死亡。
遺体は思い出の地である
食没の岬に葬られた。
最終決戦後は
食霊の状態で
トリコと
鈴の結婚式に現れ、500年ぶりに家族と食卓を囲んだ。
他者との関係
- アカシア
- 育ての親。初めて会った時、その眼差しが敵意を持たないものだと瞬時に感じ取った。
- フローゼ
- 育ての親。初めて三虎に善意を向けた人間。
実の母のように慕っていたが故に、彼女の死は三虎のすべてを狂わせることになった。
- 一龍
- 兄。500年前には「兄者」と呼んで大層慕っていたが、三虎がアカシアの言いつけを破ってこの世の食材を独占しようとしたことで敵対することになる。
現在ではもはや兄者と呼ぶことはなくなり、すっかり老いた一龍に失望を覚えている。
しかしそれでも家族としての情は未だに残っており、殺し合いをしながらも命を奪い切ることはできなかった。
また、一龍も同じく非情になりきれなかったことに気づいており、
その様を「素朴な中に誰よりも勇ましく、昇竜のごとき己の理想を貫き通した男」と評し、食没の岬に墓を立てて弔った。
- 次郎
- 兄。修行時代はよくからかわれていたが、それでも頼りになる兄として慕っていた。
- 美食會の料理人たち
- 特定のコンビを持つことはなく、美食會の料理人は全員コンビだと語る。
アニメでの相違点
アニメでは一龍との戦闘シーンが大幅にカット。マイノリティワールド自体が省略されたため、ほぼ一方的に勝利を収めている。
その後、瀕死の一龍を抱えてトリコたちのもとに現れ、一龍、次郎、節乃と食卓を囲んだことでかつての幸せな日々を思い出し、ほんの少し和解に近づいた。
その後、
NEOと決着を着けるためにグルメ界へと旅立っていった。
ゲームでの活躍
トリコ イタダキマスター13弾で
ゲーム初参戦。異名は「終末を招く美食會の首領」。
しかしこの時期は原作でも戦闘スタイルが描かれていなかったため、技はオリジナルのものとなっている。
トリコ グルメガバトル!では、一龍のシナリオをクリアすると登場する、隠しキャラとして出現。
相変わらず原作で戦闘スタイルが描かれていなかったため技は完全オリジナルで、いかにも悪のボスらしい黒いオーラ的な何かで攻撃する。
素早さとジャンプ力が極端に低く、機動力に難はあるものの、他のパラメータは最高クラスである。
トリコ アルティメットサバイバルでは、プレイヤーキャラとして参戦し、ストーリーをクリアすると自由に使えるようになる。
戦闘スタイルは前作とほぼ同じで、状態異常を付与する技が多い。
なお、釣りはしたくないらしく、彼を操作している時は釣りはできない。
フルコース
すごい。
オードブル |
フローゼとの出会い |
捕獲レベルなし |
スープ |
フローゼの施し |
捕獲レベルなし |
魚料理 |
初めての家族のぬくもり |
捕獲レベルなし |
肉料理 |
今でも私の額に残るその感触 おやすみのキス |
捕獲レベルなし |
メイン |
いつだって私にやさしくほほえんでくれた フローゼの笑い顔 |
捕獲レベルなし |
サラダ |
どんな時もこんな私の味方をしてくれた フローゼの励まし |
捕獲レベルなし |
デザート |
こんな愚か者の私を常にまっすぐ導いてくれた フローゼの教え |
捕獲レベルなし |
ドリンク |
家族での食事という狂おしい程に純粋な フローゼの夢 |
捕獲レベルなし |
技
第1章から登場した技
- ハングリートング
- 茨の舌
- 茨のついた異形の舌を、口から無数に伸ばして攻撃する。
- トングシールド
- マウンテントング
- マシンガントング
- ハングリースペース
- 彼の技により発生した食欲旺盛な空間。舌の軌道上に透明の王食晩餐が発生し、その空間に触れたものすべてを喰らう。
- メテオスパイス
- ミラーニューロン
- マイノリティワールド
- ミラーニューロンでコピーした一龍の技。
詳細は該当項目を参照。
第2章から登場した技
- メテオバースト
- ハングリーブロー
- 食運(グルメラック)
- ハングリーボム
- メテオレーザー
- ハングリーウィップ
- 巨大な舌を宇宙まで伸ばし、鞭のように一気に振り下ろす。
- グルメスパイス
- グルメ細胞の悪魔の技。全エネルギーを旨味に変えて放ち、傷ついた地球を再生させる。
ゲームオリジナルの技
- ディアブルクラッチ
- 強欲の左
- 暴食の右
- 合掌
- ヘッドハンター
- 邪道食い
- 悪食
- 超消化
- 強欲食掌
- 熊落とし
- 溶解液
- 毒針
- 閻魔の審判
- 唯我独占
- 暴飲爆食
- テイスティング
- 掌握
- 丸呑み
- 弱肉恐蝕
- 解体(バラし)
- 全食い
関連項目
最終更新:2018年09月19日 22:43