私はミノワクルマサト、前世の記憶があって、小学校低学年ぐらいの体型で、常に全身タイツを着ている普通の中央トレセン生。
一応トレーナーの資格は持っているから、自分で自分を担当してレースに出ているけど、仲間がいないのが寂しく感じてきたからチームに入ることにした。
掲示板に行ってチームの募集のポスターを見ていたんだけど、その中に一際目を引くものがあった。
ぶり大根を背景に星条旗ビキニやネグリジェが書かれた、どう考えても勧誘する気のないポスター。
そんなイカレたポスターを堂々と貼るようなチームに興味が出た私は、チーム名を確認し、早速行ってみることにした。
「チームカオス、かぁ。どれくらいぶっ飛んでるんだろうなぁ」
──放課後──
「こんにちは。ここでぶり大根の大食い大会をしてると聞いてやってきたんですけど。」
そんな無礼てるのかと言いたくなるような挨拶をしてみたら、
「すいません。ぶり大根の大食い大会は5分前に終わったんです。」
思ってた以上にノリのいい返事が帰ってきた。
「チームカオスに入りたくて来ました、ミノワクルマサトです。ぶり大根は別にどうでもいいです。」
「分かりました。入っていいですよ。」
「失礼します。」
そう言いながら部室に入ってみたら、本当にぶり大根が盛り付けられていたであろう皿と腹を物理的に膨らませている先輩たちがいた。本当にぶり大根の大食い大会してたのか。
「もう3日はぶり大根は食べたくないな。あ、君は入部希望者であってる?」
あんなに腹を膨らませるほど食べて、3日でまた食べようとするのか。そう考えながら、私は自己紹介をすることにした。
「はい、ミノワクルマサトです、ミノと呼んでください。得意バ場は芝で得意距離は中長距離、逃げを主戦術にしています。この黒い全身タイツは気にしないでください。」
「チームカオスへようこそミノワクルマサトさん。」
「え、試験とかないんですか?」
「万年人材不足のここでそんなことする余裕ないですよ、それにこの状況を見てなんとも無いようなら雰囲気が合わないということは無いでしょうし。」
「勝手に大食い大会を開くようなチームにいられる子は早々いない」
そう小柄だけど胸が大きい子が口をはさんできた。言っても良いことと悪いことがあるのでは?
「じゃあライン交換しましょう。次にいつ集まるかとかが公開されてるから。」
「分かりました。」
その日はラインを交換して、ぶり大根の皿を洗って帰った。
明日の放課後に歓迎会を行うらしいから、楽しみだなぁ。
そう考えながら私は寝るのだった。
一応トレーナーの資格は持っているから、自分で自分を担当してレースに出ているけど、仲間がいないのが寂しく感じてきたからチームに入ることにした。
掲示板に行ってチームの募集のポスターを見ていたんだけど、その中に一際目を引くものがあった。
ぶり大根を背景に星条旗ビキニやネグリジェが書かれた、どう考えても勧誘する気のないポスター。
そんなイカレたポスターを堂々と貼るようなチームに興味が出た私は、チーム名を確認し、早速行ってみることにした。
「チームカオス、かぁ。どれくらいぶっ飛んでるんだろうなぁ」
──放課後──
「こんにちは。ここでぶり大根の大食い大会をしてると聞いてやってきたんですけど。」
そんな無礼てるのかと言いたくなるような挨拶をしてみたら、
「すいません。ぶり大根の大食い大会は5分前に終わったんです。」
思ってた以上にノリのいい返事が帰ってきた。
「チームカオスに入りたくて来ました、ミノワクルマサトです。ぶり大根は別にどうでもいいです。」
「分かりました。入っていいですよ。」
「失礼します。」
そう言いながら部室に入ってみたら、本当にぶり大根が盛り付けられていたであろう皿と腹を物理的に膨らませている先輩たちがいた。本当にぶり大根の大食い大会してたのか。
「もう3日はぶり大根は食べたくないな。あ、君は入部希望者であってる?」
あんなに腹を膨らませるほど食べて、3日でまた食べようとするのか。そう考えながら、私は自己紹介をすることにした。
「はい、ミノワクルマサトです、ミノと呼んでください。得意バ場は芝で得意距離は中長距離、逃げを主戦術にしています。この黒い全身タイツは気にしないでください。」
「チームカオスへようこそミノワクルマサトさん。」
「え、試験とかないんですか?」
「万年人材不足のここでそんなことする余裕ないですよ、それにこの状況を見てなんとも無いようなら雰囲気が合わないということは無いでしょうし。」
「勝手に大食い大会を開くようなチームにいられる子は早々いない」
そう小柄だけど胸が大きい子が口をはさんできた。言っても良いことと悪いことがあるのでは?
「じゃあライン交換しましょう。次にいつ集まるかとかが公開されてるから。」
「分かりました。」
その日はラインを交換して、ぶり大根の皿を洗って帰った。
明日の放課後に歓迎会を行うらしいから、楽しみだなぁ。
そう考えながら私は寝るのだった。
──ぶり大根二日目──
カオスの部室に行ってみたらまたもやぶり大根を食べていた。もしや時間がループしてる?
「ミノワクルマサト君だよね、僕はバラカドボナール、バラカでいいですよ。あ、時間は巻き戻ってないから安心してくれ。」
バラカさんは心でも読めるのでしょうか、習えるなら習ってみたいものです。
「ミノワクルマサトです、ミノと呼んでください。これからよろしくお願いします。誰が誰だかわからないので、自己紹介してくれるとありがたいです。」
「じゃあ私から、オウカムーンと申します。オウカと呼んでください。一応カオスの部長をしていますが、あまり来れません。」
チームカオスという割には普通の人だった。すごい苦労人な雰囲気がする。
「メジロエスキーと申しますエスキーと呼んでください。姉さまはあげませんからね!」
そもそも姉は君のものではないと思うぞ、とりあえずこの子がシスコンだということは分かった。
「私はメジロエスキモー、メジロだけどそんな緊張しないで気さくに話しかけてくれると嬉しいな。これからよろしくね。」
お、二人目の常識人(推定)だ、エスキーさんとは名前がすごい似ているけどメジロ家ということ以外にも関係があるのだろうか。
「メジロプログレスですわ!マックイーンさんのようなウマ娘を目指しています!…ゴホン、目指していますわ。よろしくお願いします、ミノさん。」
マックイーンにそっくりな見た目してるなぁ、形から入るタイプなのかな?
「フラワリングタイムでモグモグ好きなお花はありまモグモグ実家から取り寄せまモグモグよ」
竹の花を取り寄せてもらいたいなぁ。なんか太り気味だけど大丈夫なんだろうか。
「わたしはライジョウドウ!ミノちゃんよろしくね!」
なんか元気な子だなぁ。虫とか好きそう。
「私はシンボリラウエン。ミノさん、よろしくお願いします。一緒にここの突っ込みになりましょう。」
残念でしたねラウエンさん。私はボケを予定しています。
「シュウマツノカジツッス!ラーメンは好きっスか?」
ラーメンは好きだけど、脂っぽいのは嫌いだなぁ。
「こんにちは、カラレスミラージュと言います!いつも元気に日々邁進。よろしくね!」
この子、明らかに闇が深い、最低でも前世の中学生の頃の私ぐらいには深い。後で何かしたいなぁ。
「初めまして、エノラといいます。忘れっぽいので注意してください。」
この子も闇が深そうだなぁ。
「ミーはアルケミー、天才だからね。ロマンを見せてあげるよ」
栗をくれるのか、ありがたい。
「ライトニングホラーでーす!よろしくねー!あと、ホラーじゃなくてホーラの愛称で呼んでねミノちゃん♪ ライトニング??」
ヤバい、ここまでテンションが高い人と一緒にいるの初めて、たすけて。
「私、スリーピースピネル。スッピーって呼んで。zzz」
寝るの早くない?病気な可能性もあるぞこれ。
「名前、スイセイレッカ。勝星より、銀の流れ星。何かあったら聞いて。」
レースには向かない鍛え方をしてるけど大丈夫なのか?詩的な表現をする子だなぁ。
「私はツキノミフネ。よろしくね、これから。」
また独特なしゃべり方をする子だなぁ。
「カンパナーレボバーです。坂路のてっぺんからアイスクリームメーカー転げ落として遊びたい。」
えぇ......
「それじゃあ質問とかありますか?ないならこっちが準備していた自己紹介をするのですが。」
「それじゃあ始めますね、改めましてこんにちは、中等部のミノワクルマサトです。
得意バ場は芝で、得意距離は中距離以上、逃げが得意です。
全身タイツを着ているのにはおしゃれ以外の理由がありますが、言ったら『かわいそう』とか言われそうだから言いません。
チームカオスの一員としてハジケたいと思うので、よろしくお願いします。」
ヨシ、完璧に決まった。
じゃあ、ぶり大根を食べようっと。
カオスの部室に行ってみたらまたもやぶり大根を食べていた。もしや時間がループしてる?
「ミノワクルマサト君だよね、僕はバラカドボナール、バラカでいいですよ。あ、時間は巻き戻ってないから安心してくれ。」
バラカさんは心でも読めるのでしょうか、習えるなら習ってみたいものです。
「ミノワクルマサトです、ミノと呼んでください。これからよろしくお願いします。誰が誰だかわからないので、自己紹介してくれるとありがたいです。」
「じゃあ私から、オウカムーンと申します。オウカと呼んでください。一応カオスの部長をしていますが、あまり来れません。」
チームカオスという割には普通の人だった。すごい苦労人な雰囲気がする。
「メジロエスキーと申しますエスキーと呼んでください。姉さまはあげませんからね!」
そもそも姉は君のものではないと思うぞ、とりあえずこの子がシスコンだということは分かった。
「私はメジロエスキモー、メジロだけどそんな緊張しないで気さくに話しかけてくれると嬉しいな。これからよろしくね。」
お、二人目の常識人(推定)だ、エスキーさんとは名前がすごい似ているけどメジロ家ということ以外にも関係があるのだろうか。
「メジロプログレスですわ!マックイーンさんのようなウマ娘を目指しています!…ゴホン、目指していますわ。よろしくお願いします、ミノさん。」
マックイーンにそっくりな見た目してるなぁ、形から入るタイプなのかな?
「フラワリングタイムでモグモグ好きなお花はありまモグモグ実家から取り寄せまモグモグよ」
竹の花を取り寄せてもらいたいなぁ。なんか太り気味だけど大丈夫なんだろうか。
「わたしはライジョウドウ!ミノちゃんよろしくね!」
なんか元気な子だなぁ。虫とか好きそう。
「私はシンボリラウエン。ミノさん、よろしくお願いします。一緒にここの突っ込みになりましょう。」
残念でしたねラウエンさん。私はボケを予定しています。
「シュウマツノカジツッス!ラーメンは好きっスか?」
ラーメンは好きだけど、脂っぽいのは嫌いだなぁ。
「こんにちは、カラレスミラージュと言います!いつも元気に日々邁進。よろしくね!」
この子、明らかに闇が深い、最低でも前世の中学生の頃の私ぐらいには深い。後で何かしたいなぁ。
「初めまして、エノラといいます。忘れっぽいので注意してください。」
この子も闇が深そうだなぁ。
「ミーはアルケミー、天才だからね。ロマンを見せてあげるよ」
栗をくれるのか、ありがたい。
「ライトニングホラーでーす!よろしくねー!あと、ホラーじゃなくてホーラの愛称で呼んでねミノちゃん♪ ライトニング??」
ヤバい、ここまでテンションが高い人と一緒にいるの初めて、たすけて。
「私、スリーピースピネル。スッピーって呼んで。zzz」
寝るの早くない?病気な可能性もあるぞこれ。
「名前、スイセイレッカ。勝星より、銀の流れ星。何かあったら聞いて。」
レースには向かない鍛え方をしてるけど大丈夫なのか?詩的な表現をする子だなぁ。
「私はツキノミフネ。よろしくね、これから。」
また独特なしゃべり方をする子だなぁ。
「カンパナーレボバーです。坂路のてっぺんからアイスクリームメーカー転げ落として遊びたい。」
えぇ......
「それじゃあ質問とかありますか?ないならこっちが準備していた自己紹介をするのですが。」
「それじゃあ始めますね、改めましてこんにちは、中等部のミノワクルマサトです。
得意バ場は芝で、得意距離は中距離以上、逃げが得意です。
全身タイツを着ているのにはおしゃれ以外の理由がありますが、言ったら『かわいそう』とか言われそうだから言いません。
チームカオスの一員としてハジケたいと思うので、よろしくお願いします。」
ヨシ、完璧に決まった。
じゃあ、ぶり大根を食べようっと。