時々、思うことがある。もしもあの暮れの中山の不安定な空の下で走っていなければどうなっていたのだろうかと。
あの日、走ってさえいなければ、落雷に遭遇することもなかったし、年が明けてからすぐに走ることが出来たのに。
もしかしたら、破竹の勢いで勝ち進んで春の3冠を取ることが出来たかもしれない。秋古バ3冠を達成している可能性もあっただろう。デルマーやメイダンに行くことなく国内で勝利を重ねて国内最強なんて言われていたかもしれない。
そんな明るい未来だったら良いかもしれないが、最悪の場合、怪我をして早くに引退をして二度とターフを駆けていくことが出来なかったかもしれない。そうしたら、ウマ娘として生きる理由を探すのに間違いなく苦労するだろう。
あの時に出走したのが本当に正しかったのか今でも私にはわからない。ただ自分の本能が、魂が走りたがっていたからそれに身を委ねて駆けていった。絶対的な答えなんてものは無いが、今の時点でトラウマとして残ってはいるものの、あの選択は正しかったと私は信じている。
もしかしたら、破竹の勢いで勝ち進んで春の3冠を取ることが出来たかもしれない。秋古バ3冠を達成している可能性もあっただろう。デルマーやメイダンに行くことなく国内で勝利を重ねて国内最強なんて言われていたかもしれない。
そんな明るい未来だったら良いかもしれないが、最悪の場合、怪我をして早くに引退をして二度とターフを駆けていくことが出来なかったかもしれない。そうしたら、ウマ娘として生きる理由を探すのに間違いなく苦労するだろう。
あの時に出走したのが本当に正しかったのか今でも私にはわからない。ただ自分の本能が、魂が走りたがっていたからそれに身を委ねて駆けていった。絶対的な答えなんてものは無いが、今の時点でトラウマとして残ってはいるものの、あの選択は正しかったと私は信じている。
今後走っていれば、幾度も「もしもあの時…」と思うことがあるだろう。でもウマ娘の奥底にある「走りたい」という本能が私の求める答えに繋がるのなら、自分の本能が、魂が行きたいという方向に向かって全力で駆けて行こうと思う。