プレイヤーの使用について

原則的に暗黒魔法と同様にプレイヤーの収得は認めるべきではありません。
というのも、竜神官は文明社会の存在ではないからです。
そういった意味では隠し通せば社会の中で生きていける闇司祭より難しいと言えます。
彼等は社会には一切馴染めず、また馴染もうとしません。
そもそも文明社会で生活しては竜司祭にはなれないからです。
GMは御せる自信がある場合のみ、プレイヤーに許可を出してください。


竜神官(ドラゴンプリースト)について

竜語魔法とは、神ではなく、竜を守護者として崇めている者が使う魔法です。
その為、文明化している場所では、世界観にある神様を崇めるようになる為
竜語魔法を使える人は現れません。
その為、竜神官となれるのは、文明化されていない所にすむ蛮族や、
竜を祖先としている知的種族のリザードマンの上位種などです。
彼らの目標はただ一つ、竜に生まれ変わる事です。
その為に彼らは自らの肉体と精神を鍛え、ひたすら強くあろう、自由であろうとします。
信仰の性格上、彼らは教団を作らず、信者を集める事もありません。
また、「生ものしか口にしない」「火を崇める」「毒を神聖視する」など
基本的な考え方から根本的に異なります。
ちなみに、魔法を使うのは基本的に心で念じるだけです。
つまり、発動するにあたって、言葉を発する必要すらありません。
なお、竜を崇めるので、神聖魔法関係は絶対に使えるようになりません。

召喚について

竜語魔法の中には、特定の何かを召喚するものがあります。
これは、属性の所に召喚と書かれているものがそうです。
この呪文を使用するときは、術者は達成値を出さなければなりません。
(つまり普通に抵抗する相手に魔法を使用するときのように出目判定をする。)
そして、被召喚物の抵抗値と術者の達成値で数値を比較します。
この結果によって、術を使用してから、実際に召喚されるまでのタイムラグが決定されます。

|達成値-抵抗値| 結果
|出目ファンブル| 即座に現れる。が、召喚された生物は怒り狂って術者に襲い掛かる。
|-70以下| 10日後
| -60 | 1日後
| -50 | 18ターン後(180秒後)
| -40 | 6ターン後(60秒後)
| -30 | 3ターン後(30秒後)
| -30 | 2ターン後(20秒後)
| -10 | 1ターン後(10秒後)
|0以上| 即座

なお、召喚は空間を越えて行われますので、対象となる生物が何処にいても召喚できます。
しかし、召喚対象が近くにいるほど成功しやすくなります。
その為、対象との距離によって、GMは任意に達成値に修正を加える事ができます。
周囲10km以内にいると類推できる場合は達成値を+2してください。
さらに、確実にいる事がわかっている場合は、ボーナスは+4となります。
また、儀式魔法の特性を持つため、儀式特性や拡大でも達成値を大きくできます。
しかし、どんなに修正を加えていても、ファンブルを出した場合は
召喚された生物は即座に現れ、術者に襲い掛かってきます。
なお、召喚魔法は非解除の為、ディスペル・マジックでは無効にできません。
しかし、ファリス専用のバニッシュの効果対象にはなります。
(バニッシュされた対象は、元いた場所に強制送還されます。)


LV1

名前【アイアン・ストマック】
消費【3】 属性【-】
距離【術者】 抵抗【なし】
対象【術者】 対抗【-】
持続【一日】
【効果】備考/胃袋を竜の胃袋にする魔法です。
この呪文を使った術者は、意に入った物を全て消化し、栄養とすることが可能になります。
小石や泥でさえ、胃袋の中に入れてしまえば、
同量の平均的な食料を食べたときと同じ満腹感が得られ、
同時に生命活動の為のエネルギーとすることができます。
効果時間内に胃に入った物に対してのみ効果がありますが、
消化中に効果が切れたからといって、胃がもたれたりする事はありません。
なお、この魔法を使用している間、服用するタイプの毒は効果がないです。(消化します)

名前【コミュニケート・レプタイル】
消費【3】 属性【-】
距離【術者】 抵抗【なし】
対象【術者】 対抗【-】
持続【一時間】
【効果】
ヘビやトカゲといった爬虫類、及びリザードマンとの意思疎通が可能となります。
なお、可能になるのは意思疎通だけなので、命令は不可能です。
ただし、知能が高い相手ならば交渉はできます。
相手の知性が低いときは、感情や空腹度合いがわかる程度です。
また、相手が激怒してるか空腹でない限り、襲われる可能性はなくなるでしょう。

名前【ヘビー・スケイル】
消費【4】 属性【目標値】
距離【術者】 抵抗【なし】
対象【術者】 対抗【-】
持続【18ラウンド】
【効果】
この呪文を使うと、術者の全身が鱗で覆われ、その結果防御力が+2されます。
ただし、既に鱗に覆われている者は使用できません。
(素肌が覆われるので、鎧の防御点に追加可能)


LV2

名前【サモン・レプタイル】
消費【10】 属性【召喚・儀式・非解除】
距離【無限】 抵抗【なし】
対象【爬虫類一匹】 対抗【-】
持続【18ラウンド】
【効果】
爬虫類を一匹召喚できます。
ただし、術者は召喚する爬虫類の種類を指定しなければなりません。

名前【シャープクロー】
消費【8】 属性【-】
距離【術者】 抵抗【なし】
対象【術者】 対抗【-】
持続【18ラウンド】
【効果】/備考/これが、一番上で書いた格闘戦闘を可能にする例の魔法。
術者の両手に鋭い鉤爪が生えます。
この鉤爪は攻撃力7 CL9 CLMAX7で、
しかも魔力を帯びた武器と同じ扱いになります。
命中は術者の竜語魔法Lv*10+器用
命中すれば、竜語魔法Lv+筋力/10を追加ダメージとします。
なお、この呪文が発動している間、手で何かを掴んだり、握ったりする事はできません。
鉤爪による攻撃は、両手を使った同時攻撃をペナルティーなしで行えます。

名前【ポイズン・プルーフ】
消費【8】 属性【-】
距離【術者】 抵抗【なし】
対象【術者】 対抗【-】
持続【18ラウンド】
【効果】
この呪文が発動している間、術者は全ての毒を体内で中和することができます。
ただし、呪文をかける以前に受けた毒は、効果時間内だけ効果が停止するだけですし
呪文が切れた後、体内にある毒の継続時間がまだ残っていた場合
その毒の効力が発揮されてしまいます。


LV3

名前【コミュニケート・ドラゴンレイス】
消費【9】 属性【-】
距離【術者】 抵抗【なし】
対象【術者】 対抗【-】
持続【一時間】
【効果】
ドラゴン種族、ワーム、ワイバーンなどのドラゴン属の生き物と意思疎通が可能となります。
なお、命令は不可能です。あくまで意思疎通ができるようになるだけです。
相手の知性が高ければ、交渉もできます。
相手の知性が低いときは、感情や空腹度合いがわかる程度です。
また、相手が激怒してるか空腹でない限り、襲われる可能性はなくなるでしょう。

名前【ファイア・プルーフ】
消費【12】 属性【-】
距離【術者】 抵抗【なし】
対象【術者】 対抗【-】
持続【18ラウンド】
【効果】
この呪文の効果がある間、術者は熱や炎によるダメージを一切受けません。
たとえそれが魔法によるものでも同様です。

名前【ワイドウィング】
消費【9】 属性【目標値】
距離【術者】 抵抗【なし】
対象【術者】 対抗【-】
持続【一時間】
【効果】
背中に竜の翼と同じ形をしたものがはえます。大きさは術者の肉体にあったものです。
この翼を使って、術者は自由に空を飛ぶ事ができます。
飛行時の移動速度は80m、全力移動で時速30km程度です。(術者の敏捷度に変化はなし)
なお、鎧を身に着けている場合は、背中部分に穴を開けておく等の工夫をしておかないと
この魔法は使えません。


LV4

名前【カウンター・スピリット】
消費【16】 属性【-】
距離【術者】 抵抗【なし】
対象【術者】 対抗【-】
持続【18ラウンド】
【効果】
この呪文を使う際に、術者は自然を司る精霊を一種類だけ選択します。
(ノーム、ウンディーネ、サラマンダー、シルフ、フラウ、ウィル・O・ウィスプ、シェイド)
呪文の持続している間、術者は指定した精霊からの攻撃を無効にできます。
また、指定した精霊を力の源とする精霊魔法も同様に無効化します。
なお、この魔法により指定できる精霊は一種類のみです。
(拡大しても指定する精霊の種類は増やせません。)

名前【ファイアブレス】
消費【20】 属性【ダメージ(炎系)】
距離【術者】 抵抗【軽減】
対象【前方半径10mの半円】 対抗【-】
持続【一瞬】
【効果】
ドラゴンのように、口から炎を吐く事ができます。
炎の威力はD+3+魔力です


LV5

名前【ドラゴン・ロアー】
消費【25】 属性【精神】
距離【術者】 抵抗【消滅】
対象【半径10m】 対抗【-】
持続【18ラウンド】
【効果】
ドラゴンが発する魔法の咆哮をあげる呪文です。
呪文の仕様状、この魔法は声が出せる状況でないと使えません。
(正確には、使用自体はできるけど、相手に聞こえないので意味がない)
この魔法の咆哮を聞いた者は恐怖におののく事になります。
抵抗に失敗した場合は出目判定を行い、以下のペナルティーを受けます。

01~08、、、目標は恐慌状態となり狂暴化する。攻撃力+3命中+20%回避-40% 理性的行動不可
09~17、、、目標は恐慌に襲われ、行動が妨げられる。あらゆる成功ロールに-10
18~29、、、同上。ただしペナルティーが-20
30~41、、、同上。ただしペナルティーが-30
42~59、、、目標は逃げ去る。それが不可能な状況の時は狂暴化(バーサーク)する。
60~72、、、目標は逃げ去る。それが不可能な状況の時はペナルティー-30
73~84、、、目標は逃げ去る。不可能な状況の時は恐怖に凍りつき、一切の行動ができない。
85~97、、、目標は恐怖に凍りつく。一切の行動ができない。
98~00、、、目標は恐怖のあまり気絶する。自然に意識を取り戻すまでは1時間が必要。

この呪文は効果を拡大する事ができます。
その場合、拡大した回数だけ、対象は出目判定を行います。
そして、術者は出た結果の中から一つ選んで採用できます。

なお、一回の呪文行使で、咆哮は一回しかできません。(拡大しても咆哮自体は一回)
また、持続18ラウンドの意味は、この恐怖状態が18ラウンド続くの意味であり、
18ラウンド咆哮し続けているわけではない事に注意してください。
また、効果範囲内にいる、聴覚があるもの全てに無差別に効果がある事にも注意。
/備考/
サニティでの解除に目標値がいるかいらないかはGM判断。
(竜の方は目標値がいる、という話があり。竜の咆哮とこの魔法は別物という考えもあります。)

名前【パーシャル・ドラゴン】
消費【25】 属性【目標値】
距離【術者】 抵抗【なし】
対象【術者】 対抗【-】
持続【18ラウンド】
【効果】
この呪文を唱えると、術者は竜と人の中間の姿になります。
具体的には、直立したトカゲに翼が生えたような姿になります。
この呪文を発動している間は、
術者はLv3以下の召喚系以外の魔法全ての効果を受けている状態になります。
なお、これらの魔法をさらに重ねがけすることはできません。
また、ワイドウィングの効果は、鎧を身に着けている場合、
背中部分に穴を開けておく等の工夫をしておかないと、使えません。


LV6

名前【サモン・ワイバーン】
消費【30】 属性【召喚・儀式・非解除】
距離【無限】 抵抗【なし】
対象【ワイバーン一匹】 対抗【-】
持続【18ターン】
【効果】
ドラゴンの下位種族である、ワイバーンを召喚し使役できます。
ただし、ワイバーンの知能は高くないので、敵を攻撃してもらったり、
(ワイバーンの足に捕まるなどして)空を運んでもらう程度のことしかできません。

名前【ブラッド・プロテクション】
消費【24】 属性【目標値・呪い】
距離【10m】 抵抗【なし】
対象【個人】 対抗【-】
持続【永続】
【効果】備考/対象に消費されるHP=対象に与える防御効果
この呪文は、術者の血を他者にかけるという方法で行われます。
この血によって、血をかけられた物をあらゆる攻撃から守る事ができます。
具体的には、術者はMPと同時にHPを使用します。
この消費するHP1につき、1ダメージ分の防御効果を与える事ができます。
この防御効果は、武器や魔法を問わずあらゆるダメージを減少させます。
この時、呪文の対象となった人物は血を浴びているわけですが、
この血は通常の手段では洗い流せません。
リムーブ・カースなどの呪文を使うか、術者が死亡しなければなりません。
なお、呪文の効力が生きている限り、術者は使用したHP分を回復する事はできません。
(つまり、呪文の効力が切れるまで、実質消費したHP分の最大HPが減ると考えて下さい)

この呪文は拡大する事で、より高い防御効果を与える事もできますが
その為には、MPの他にHPも余分に消費する事になります。
例えば、三人に二点ずつの防御効果を与えたいなら
6レベルの術者の場合、MP消費は18、HP消費は6となります。
生命力の消費は、術者Lvがいくら上がっても減らす事ができません。
つまり、上の例を9レベルの術者がやっても
消費MP12はになりますが、HP消費は6のままです。
ただし、解除の為の達成値を上げる為の拡大(知力+)には、HP消費はいりません。
なお、この呪文は術者自身にかけることはできません。


LV7

名前【サモン・ワーム】
消費【35】 属性【召喚・儀式・非解除】
距離【無限】 抵抗【なし】
対象【ワーム一匹】 対抗【-】
持続【18ラウンド】
【効果】
ドラゴンの下位種族であるワームを召喚し、支配します。
ワームは人間並の知能を有しているので、複雑な行動も行わせる事ができます。
もっとも、ワームが巨体であることと、手足がないことを考慮して命令を与えてください。
人を乗せる場合は一人が限度です。

名前【シェイプ・チェンジ】
消費【35】 属性【目標値】
距離【術者】 抵抗【なし】
対象【術者】 対抗【-】
持続【18ラウンド】
【効果】
レッサードラゴンに変身します。
HPとMPは現在値を引き継ぎますが(最大値は変わります。)
それ以外はレッサードラゴンと同じ値になります。
竜に変身中に、魔法を受けた場合は、経験はレッサードラゴンの値である10点となります。
なお、レッサードラゴンに変身している間は知性も落ちてしまうため、
理性的な行動は取れませんし、魔法も使えません。


LV8

名前【エッグ・シェルター】
消費【40】 属性【目標値・儀式】
距離【術者】 抵抗【なし】
対象【術者】 対抗【-】
持続【10日~1年】
【効果】/備考/ロードス島伝記のラストのナシェルはこれで治った・・・のかな?
ドラゴンの卵の殻で身を包みます。術者はこの卵の中で、魔法の眠りにつくことになります。
その間に傷、疲労、毒、病、呪いなど、ありとあらゆる好ましくない状態を回復し
術者は完全回復して目覚めます。
眠る時間は最短10日で、状態がひどければひどいほど長くなります。
毒や病気なら一ヶ月、呪いなら一年が目安です。
目覚めると同時に殻は消滅します。
この殻はいかなる方法でも破壊できませんが、殻ごと持ち運ばれる可能性はあります。
また、ディスペル・マジック等で解除されることもありえます。
強制的に解除された場合は、どれだけの期間卵の中で眠っていようとも
回復の効果は一切得られません。


LV9

名前【サモン・レッサードラゴン】
消費【45】 属性【召喚・儀式・非解除】
距離【無限】 抵抗【なし】
対象【レッサードラゴン一匹】 対抗【-】
持続【18ラウンド】
【効果】
レッサードラゴンを一匹召喚し、支配します。
知能はワイバーンより高いとはいえ、レッサードラゴンの知能は普通たいしたものではなく
敵と戦わせるか、その背中に乗って運んでもらうといった程度のことしかできません。
レッサードラゴンの背中には、人間の大人二人までが乗れます
これは重量の問題ではなく、スペースの問題なので、
籠など、なんらかの工夫を行えば、より多くの人数を運ぶ事もできます。

LV10

名前【リボーン・ドラゴン】
消費【50】 属性【非解除 儀式】
距離【術者】 抵抗【なし】
対象【術者】 対抗【-】
持続【一瞬】
【効果】
竜語魔法、究極の呪文です。
この呪文の為に、竜神官たちは厳しい修業を積んでいるといって過言ではありません。
この呪文を使うと同時に、龍神官には死が訪れます。
その時、術師は魔術判定を行い、達成値を定めなければなりません。
達成値が180を越えられなければ、術者はそのまま死亡します。
この人物は、いかなる手段を用いても蘇生することはできません。

達成値が180を超えていた場合は、術者の死後、死体が竜の卵で包まれ、
数年後にレッサー・ドラゴンとして生まれ変わります。
この卵はいかなる手段を用いても破壊できません、パーフェクト・キャンセレーションすら無効です。
生まれ変わった時、生前の記憶は失われますが、ドラゴンとしての潜在能力は高く
数十年の時間を経ると脱皮して、エルダー・ドラゴンに変化します。
この時、ドラゴンになってからの記憶とともに、生前の記憶や技能も蘇ります




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最終更新:2011年01月30日 01:28