涌井 松戸市に“ふるさと基金”
西武の涌井が故郷の千葉・松戸市で行われた市民栄誉賞授与式に出席。自身のプロ通算56勝にちなんで同市に56万円を寄付した右腕は、今後も毎年オフに通算勝利数(1勝1万円)に応じて寄付を行うことを明かした。
「毎年どんどん寄付が増えていくと思うので野球のことに使ってほしい」。“ふるさと基金”は故郷の野球振興に役立てる。授与式が行われた松戸運動公園野 球場は、所属していた松戸シニアの体験入部が行われた思い出深い場所。ただ、普段の練習場は江戸川の河川敷グラウンドのため、小石なども落ちているとい う。「いい球場でやることが子供たちのため。ケガをしないためにもこの球場を優先的に使わせてほしい」と寄付金の一部を球場の使用料などに充てる考えも示 した。
式典後、野球教室の質問コーナーではメジャーに興味があるかと問われ「今は半々です」と意味深な発言で詰めかけた約1500人を沸かせた。「松戸は一番落ち着く場所です」。涌井の恩返しはまだ始まったばかりだ。
≪松戸市長「松戸市民の誇り」≫式典に出席した川井敏久・松戸市長(66)は5人目となる市民栄誉賞を喜んだ。過去には阪神の和田豊コーチも受賞。「涌 井投手は松戸市民の誇り。日本プロ野球界で投手の第一人者に成長した」と理由を説明した。将来的には松戸運動公園野球場を「涌井球場」へ変更する案にも前 向き。「いい発想ですね。スポンサーつくかな」と最後までご機嫌だった。
西武・涌井「子供にいい球場使わせて」
パ・リーグ最多勝と沢村賞を獲得した西武の涌井秀章投手(23)が23日、出身地の千葉・松戸市から市民栄誉賞を贈られた。同市運動公園野球場で行われた 授与式では、川井敏久市長(66)に「子供たちにこの球場を優先的に使わせて」と直訴。少年少女のスポーツ振興のための基金を設立するなど、地元の子供た ちに笑顔をもたらす“サンタ”となった。
生まれ育った松戸の野球少年、少女に囲まれ、涌井がユニホーム姿のサンタさんになった。
「川井市長にお願いがあります。子供たちに、この球場を優先的に使わせてあげてください!」
授与式が行われた松戸市運動公園の球場は、涌井が中学時代に試合をしたこともある思い出の地。「いい球場でやれたほうが子供たちにプラス。河川敷だと石が多くてけが人も出る」。後輩の安全とレベルアップのために、施設の整った球場を開放してほしいと訴えた。
お願いだけではない。涌井は同市でソフトボールの“涌井秀章杯”を開催。優勝チームを西武ドームに招待している。さらにことしは、子供のスポーツ振興のた めの基金も設立。自身の通算勝利数の56勝にちなみ、56万円を同市に寄付した。当然、寄付額は年々アップしていくことになる。
直訴を受けた川井市長も「お約束します」と快諾。降霜のため冬場は閉鎖している球場を、少年野球限定で開放するなどの案を検討。「球場名を涌井スタジアムに? そういうアイデアも沸いてくるね」と笑顔を見せた。
「松戸市の名前を売っていきたい」と地元のためにさらなる活躍を誓う涌井。2度目の契約更改交渉が予定される25日のクリスマスを前に、子供たちにハッピーなプレゼントを届けた。
「川井市長にお願いがあります。子供たちに、この球場を優先的に使わせてあげてください!」
授与式が行われた松戸市運動公園の球場は、涌井が中学時代に試合をしたこともある思い出の地。「いい球場でやれたほうが子供たちにプラス。河川敷だと石が多くてけが人も出る」。後輩の安全とレベルアップのために、施設の整った球場を開放してほしいと訴えた。
お願いだけではない。涌井は同市でソフトボールの“涌井秀章杯”を開催。優勝チームを西武ドームに招待している。さらにことしは、子供のスポーツ振興のた めの基金も設立。自身の通算勝利数の56勝にちなみ、56万円を同市に寄付した。当然、寄付額は年々アップしていくことになる。
直訴を受けた川井市長も「お約束します」と快諾。降霜のため冬場は閉鎖している球場を、少年野球限定で開放するなどの案を検討。「球場名を涌井スタジアムに? そういうアイデアも沸いてくるね」と笑顔を見せた。
「松戸市の名前を売っていきたい」と地元のためにさらなる活躍を誓う涌井。2度目の契約更改交渉が予定される25日のクリスマスを前に、子供たちにハッピーなプレゼントを届けた。
西武・涌井、メジャー挑戦「半分半分」!?
パ・リーグ最多勝と沢村賞を獲得した西武の涌井秀章投手(23)が23日、出身地の千葉・松戸市から市民栄誉賞を贈られた。
授与式後に行われた質問コーナーでは、子どもたちの鋭いツッコミに涌井もタジタジ。「(D1位の)菊池雄星をどう思いますか」と聞かれ「速い球を投げるし話し方もいい。でも、ちょっとマジメすぎるかな」と思わず本音? も。また「メジャーに挑戦しますか」の質問には「半分半分です」とドッキリ発言。「みんな(報道陣)が気になったので、半々と言っておきました」と苦笑い。
涌井 1勝につき1万円で地元に恩返し
http://www.daily.co.jp/baseball/2009/12/24/0002600625.shtml
西武・涌井秀章投手(23)が23日、出身地の千葉県・松戸市から受賞した「市民栄誉賞」の授与式に出席した。涌井は、故郷の子供たちのため、同市に対し通算勝利数にちなみ1勝につき1万円に当たる56万円を寄付した。今後も、毎年の勝利数を上積みした通算勝利数分の額を寄付していく。また、会場の運動公園野球場を子供たちが優先的に使用できるよう同市に要請した。“涌井サンタ”が、一足早く故郷に恩返しのプレゼントを贈った。
西武・涌井秀章投手(23)が23日、出身地の千葉県・松戸市から受賞した「市民栄誉賞」の授与式に出席した。涌井は、故郷の子供たちのため、同市に対し通算勝利数にちなみ1勝につき1万円に当たる56万円を寄付した。今後も、毎年の勝利数を上積みした通算勝利数分の額を寄付していく。また、会場の運動公園野球場を子供たちが優先的に使用できるよう同市に要請した。“涌井サンタ”が、一足早く故郷に恩返しのプレゼントを贈った。
◇ ◇
クールな涌井が、晴れ晴れとした表情を浮かべていた。今季、パ・リーグ最多勝を挙げ、沢村賞を獲得するなどの活躍が評価され、同じく松戸市出身の和田豊氏(阪神打撃コーチ)も受賞した「松戸市民栄誉賞」を授与された。
地元の野球少年など約1500人が集まった会場の運動公園野球場で「まだまだ恩返ししているとは思えない。現役の間は松戸市に貢献したい」と力強く誓った。
出身地であり、少年時代に野球選手としての基礎を培った、松戸市への感謝の気持ちは忘れたことはない。何か恩返しがしたい-。
右腕は「野球のことに使ってほしい」と、今季までの通算56勝にちなみ56万円を同市に寄付した。スポーツをする子供たちの役に立てることを要望。今後も毎年の勝利数を上積みした通算勝利数(来季も16勝なら72万円)分の寄付を続ける考えで「年々、ちょっとずつ増えていけばいい」と話した。
また、この日の会場となった運動公園野球場を、野球少年たちが優先的に利用できるよう同市関係者に要望した。涌井自身が少年時代に利用したグラウンドは通常、大人が使用することが多いとあって「いい球場でやるのは子供たちにとっていいこと。ケガしないためにも」と力説した。
松戸市への思い入れは深い。地元のソフトボールチームの大会を「涌井杯」として開催。優勝したチームの子供たちにはご褒美として今季の西武戦に招待する大サービスも行った。
「松戸のために西武ライオンズで活躍したい」と涌井。故郷の発展を願い、来季もフル回転するつもりだ。




