http://gendai.net/?m=view&g=sports&c=040&no=34310
10月1日 ゲンダイネット
10月1日 ゲンダイネット
エース涌井 メジャーへの思いを初激白
「できる限り早くアメリカに行きたい」
西武の涌井秀章(23)が30日、心に秘めていたメジャーへの思いを日刊ゲンダイ本紙に独白した。
涌井がメジャー挑戦の希望を明らかにするのは、これが初めてのこと。これまでこの種の話をしたことがなく、そのために米球界には興味がないと思われていた。だが、本人によれば「実は、今年のWBC後から気持ちが変わっている」という。入団5年目。FA権を取得していないため、現時点では松坂(現レッドソックス)と同様、ポスティングしかメジャーへの道はない。それでも本人は「できる限り早く行きたい」と断言。そんな涌井の思いを知ってか知らずか、水面下ではメジャーのスカウトも動き出している。
涌井がメジャー挑戦の希望を明らかにするのは、これが初めてのこと。これまでこの種の話をしたことがなく、そのために米球界には興味がないと思われていた。だが、本人によれば「実は、今年のWBC後から気持ちが変わっている」という。入団5年目。FA権を取得していないため、現時点では松坂(現レッドソックス)と同様、ポスティングしかメジャーへの道はない。それでも本人は「できる限り早く行きたい」と断言。そんな涌井の思いを知ってか知らずか、水面下ではメジャーのスカウトも動き出している。
——唐突ですが、実は聞きたいことがあるんですけど……。
「ゲンダイさん? 悪いことですか(笑い)」
——いや、米メジャーのことです。実は、オーストラリア在住のオリオールズの国際スカウトが先週の楽天3連戦(9月25〜27日)に、わざわざ西武ドームまでやって来て、涌井選手をチェックしていました。ご存じでしたか。
「メジャーのスカウト?知りません。いつも見に来ているような人(駐日スカウト)じゃなくてですか?」
——そうです。オリオールズの国際スカウトは涌井選手を高く評価していました。しかし、同時に「本人にどれだけメジャーへの思いがあるかがわからない」と話していた。そこで、質問なのですが、ズバリ、涌井選手はメジャーへ行きたいという気持ちはあるのですか?
「えっ、急ですね(笑い)。そんなこと今まで(記者に)聞かれたことないですよ。みんな遠慮してたのかもしれませんが……(苦笑い)。今日初めてですよ。そんなこと聞かれたのは」
「ゲンダイさん? 悪いことですか(笑い)」
——いや、米メジャーのことです。実は、オーストラリア在住のオリオールズの国際スカウトが先週の楽天3連戦(9月25〜27日)に、わざわざ西武ドームまでやって来て、涌井選手をチェックしていました。ご存じでしたか。
「メジャーのスカウト?知りません。いつも見に来ているような人(駐日スカウト)じゃなくてですか?」
——そうです。オリオールズの国際スカウトは涌井選手を高く評価していました。しかし、同時に「本人にどれだけメジャーへの思いがあるかがわからない」と話していた。そこで、質問なのですが、ズバリ、涌井選手はメジャーへ行きたいという気持ちはあるのですか?
「えっ、急ですね(笑い)。そんなこと今まで(記者に)聞かれたことないですよ。みんな遠慮してたのかもしれませんが……(苦笑い)。今日初めてですよ。そんなこと聞かれたのは」
●「松坂先輩の活躍よりあの舞台の経験」
——で、本心はどうなのですか?
「そうですねえ。はっきり言えば、今は行けるのであれば(メジャーに)行きたいですよ。前はそんな気持ちはなかったんですけどね」
——今まではなかったけど、今はあると。
「そうですね。やっぱり今年のWBCで投げてから、気持ちが変わりましたね。あそこ(アメリカ)で投げて『やってみたいな』っていう気持ちが強くなってきましたから」
——正確を期すためにメモ取っていいですか?
「どうぞ、どうぞ(笑い)」
——WBCで先輩の松坂投手と共にプレーした。彼のアメリカでの活躍も涌井選手の気持ちに変化をもたらしたのですか。
「いや、それ(松坂の活躍)よりも、やっぱりWBCでの経験ですね。あの舞台の経験があって、気持ちがだいぶ変わりましたから」
——でも、涌井選手は現在5年目。FA権がないため、ポスティングしかメジャーへの道はありませんが。
「(海外移籍ができる一軍登録日数が規定を満たす5年後の)FAというより、できる限り早く行って、早く(日本に)戻ってきたいですね。今から4、5年行ってやってみて、日本に戻ってきてもいい。もちろん、向こう(アメリカ)でやってみて『長くいたい』と思うようになれば、そのままいてもいいし。その辺は行ってみないとわかりませんね」
——で、本心はどうなのですか?
「そうですねえ。はっきり言えば、今は行けるのであれば(メジャーに)行きたいですよ。前はそんな気持ちはなかったんですけどね」
——今まではなかったけど、今はあると。
「そうですね。やっぱり今年のWBCで投げてから、気持ちが変わりましたね。あそこ(アメリカ)で投げて『やってみたいな』っていう気持ちが強くなってきましたから」
——正確を期すためにメモ取っていいですか?
「どうぞ、どうぞ(笑い)」
——WBCで先輩の松坂投手と共にプレーした。彼のアメリカでの活躍も涌井選手の気持ちに変化をもたらしたのですか。
「いや、それ(松坂の活躍)よりも、やっぱりWBCでの経験ですね。あの舞台の経験があって、気持ちがだいぶ変わりましたから」
——でも、涌井選手は現在5年目。FA権がないため、ポスティングしかメジャーへの道はありませんが。
「(海外移籍ができる一軍登録日数が規定を満たす5年後の)FAというより、できる限り早く行って、早く(日本に)戻ってきたいですね。今から4、5年行ってやってみて、日本に戻ってきてもいい。もちろん、向こう(アメリカ)でやってみて『長くいたい』と思うようになれば、そのままいてもいいし。その辺は行ってみないとわかりませんね」
●「ポスティング要求?どうなるかですよね
——そうなるとポスティングの道を探ることになる。球団には、今オフから訴えていくのですか。
「それがどうなるかですよね。その辺はまだわからないです。ただ、できる限り早く行って、投げてみたいという気持ちはあります」
——メジャーでやれる自信はありますか? 涌井選手は制球がいい。スカウトの評価も高い。
「ん〜、その辺は。でもボク、コントロール悪いですよ。この間(9月27日の楽天戦、4回5安打5四球でKO)もそうでしたし(苦笑い)」
——気持ちが変わったとはいえ、そのメジャーへの思いをなぜ今まで話さなかったのですか?
「だから、ほんと初めてなんですよ。こうやって(記者に)聞かれたの。ま、でも、とにかく、そうなるよう頑張りますよ(笑い)」
——そうなるとポスティングの道を探ることになる。球団には、今オフから訴えていくのですか。
「それがどうなるかですよね。その辺はまだわからないです。ただ、できる限り早く行って、投げてみたいという気持ちはあります」
——メジャーでやれる自信はありますか? 涌井選手は制球がいい。スカウトの評価も高い。
「ん〜、その辺は。でもボク、コントロール悪いですよ。この間(9月27日の楽天戦、4回5安打5四球でKO)もそうでしたし(苦笑い)」
——気持ちが変わったとはいえ、そのメジャーへの思いをなぜ今まで話さなかったのですか?
「だから、ほんと初めてなんですよ。こうやって(記者に)聞かれたの。ま、でも、とにかく、そうなるよう頑張りますよ(笑い)」




