ジャイアント・ベビー
原題:Honey, I Blew Up the Kid
公開:1992年7月17日
時間:89分
旧題:ジャイアント・ベビー ミクロキッズ2
監督:
ランダル・クレイザー
ストーリー
子供たちをミクロ化してしまった前作から3年。新たな家に引っ越したザリンスキー家は父ウェイン、母ダイアン、長女エイミー、長男ニックに加えて2歳半の赤ん坊アダムが仲間入りしていた。
発明家のウェインは今度は物体を大きくする電磁物体拡大機の開発に没頭していた。ある日、ニックとアダムを連れて研究室で実験したウェインは誤ってアダムに光線を当ててしまう。帰宅後、電子レンジの電磁波を浴びたアダムは巨大化していき、ウェインとダイアンとニックはてんてこ舞いに。
ウェインとダイアンが前作の物体縮小装置を探しに行く間、ニックが子守をしていると、ベビーシッターを頼まれたマンディ・パークがやってくる。巨大なアダムを見てパニックを起こしつつもなんとか平静を取り戻したマンディだが、テレビの電磁波でさらに巨大化したアダムは家から出ていってしまう。
概要
『
ミクロキッズ』シリーズ第2作。前作で子供をミクロ化してしまったザリンスキー博士が今度は赤ん坊を巨大化させてしまうファミリー向けコメディ。
劇場公開時に邦題『ジャイアント・ベビー』として公開されたが、VHS販売時のタイトルは『ジャイアント・ベビー ミクロキッズ2』だった。
元々は単独作品として企画されていたが、ディズニーは『ミクロキッズ』の続編にできると考え、脚本の改訂を行った。当初の脚本にはザリンスキー家の長女エイミーに該当するキャラクターがいなかったため、本作のエイミーは冒頭で大学へ旅立ち、その後の本編には登場しない。
キャスティング
前作のメインキャストよりザリンスキー家の4名が続投となる。新キャストとなるジャイアント・ベビーのアダムには3~4歳の子供を中心に1,000人もの候補者を検討した。1990年12月、
ニュージャージー州*の双子が選ばれ交互に撮影に参加した。ダニエルは即興のリアクション、ジョシュアは指示通りに演技をこなすのが得意だったという。
歴史
前作同様特殊効果が多用されているが、巨大化したアダムのシーンではミニチュアの家具を用意したり、大人たちを離れた場所で演技させるシンプルな遠近法も用いられている。
映画製作中の1991年、
マーク・グッドソン・プロダクション*の
ポール・オルター*は孫娘が積み木の上に倒れる姿を見て巨大な幼児というアイディアを思いつき、『Now, That's a Baby!』という脚本を書いていた。この脚本は実際に映画化されていないが、1993年に陪審員の判断によりディズニーは30万ドルもの損害賠償を支払うこととなった。
キャスト
- ソフト版:1994年1月1日発売。※DVD・VHS収録
- 日本テレビ版:1997年8月22日放送『金曜ロードショー』
スタッフ
情報集計中…
最終更新:2024年09月08日 16:03