クロンク
概要
クスコが治める王国で相談役
イズマの手下を務める男性。マッチョな外見だが、恐ろしさは皆無でとにかくドジで、たびたびイズマを悩ませている。
悪者の手下なのに人当たりがよく、悪事を企てようとすると頭の中に天使と悪魔が現れ、彼らの助言もとい喧嘩に悩まされている。
料理の腕前はよく、ひょんなことから
ムドカの店で働き始める。シマリスの言葉を理解できるという特技を持つ。
エピソード
わがままな王様
クスコの相談役
イズマとその手下の
クロンクは彼の気まぐれでクビにされる。激怒したイズマはクスコを晩餐に招いて毒殺しようとするが、クロンクのドジで毒薬ではなくラマ薬を飲ませてしまう。イズマはクロンクにラマとなったクスコの息の根を止めるように指示するが、クロンクの良心が障壁となりとどめを刺すことができなかった。袋詰めされたクスコは大柄な農民の荷物に紛れ、クロンクは見失ってしまった。
イズマはクスコが死んだと安心しきり、クスコの葬儀を行い女王に就任した。しかしクロンクがとどめを刺せなかったことを知ると、二人でクスコを探し始めた。なかなか見つからずに疲れた二人は
ムドカの店でクスコと彼を匿う農民
パチャにニアミスする。
その晩、店で出会ったパチャがクスコを連れ去った農民と同一人物であることに気付いたクロンクはイズマと共に即行動開始。パチャの家を突き止め、親戚の名を騙ってパチャの妻子に接近するが、彼女らの妨害によってクスコたちの先手を許してしまう。
城に先回りしたイズマとクロンクはクスコたちと人間に戻る薬を巡って対決。イズマは猫になり、クスコは人間に戻った。
クロンクは特技のシマリス語を活かしてシマリス・スカウトを率いる隊長として人気を博す。
イズマの手下を辞めたクロンクは得意な料理を活かしてムドカの店のシェフになり、シマリス・スカウトの隊長を務めて農民や子供たちからも大人気。そんなある日、厳格な父
パピーからラマ電報が届きクロンクの立派な家と妻子を見に来ると書かれていた。パピーは家と妻子を持ってこそ一人前と考えており、クロンクは厳しい彼からグーサインを貰いたいと思っていたため、家や彼女がいた時にパピーに報告していた。しかし今は既に両方とも手放しており、その回想をウエイトレスの
マタに話し始める。
仲よし老人ホームの老人たちから大人気のクロンク。彼は猫の名残が残るイズマに勧誘され、老人たちに若返りの薬を売る手伝いをさせられる。お人好しのクロンクはイズマが改心したと信じ、仲良しの老人たちが喜ぶならと承諾するが、その薬はヘドロを洒落た瓶に入れているだけだった。老人たちは老人ホームをクロンクに売ってまでも薬のための資金を捻出するようになった。そして服まで売ってしまった全裸の老人
ルディがまったく若返っていないことからイズマの詐欺を確信したクロンクは加担した者としてルディに謝罪。老人人気を得て女王に返り咲こうとしたイズマの詐欺を暴露した。怒ってイズマを追いかけた老人たちは「薬は偽物だが気の持ちようで若くなれる」ことに気付いた。クロンクは老人ホームを買い取って立派な豪邸を建て直したことをパピーに報告していたが、行き場のないルディたちに老人ホームを無償で返すことにした。
楽しくやるのが一番をモットーにしたシマリス・スカウトの隊長を務めるクロンクは子供たちからも大人気。ライバルの隊長
ミズ・バードウェルと互いに一目惚れするが、些細なことから喧嘩となりヒートアップ。クロンクとバードウェルは楽しさそっちのけで絶対に相手に勝てと子供たちに強要する。最終戦のチア・リーディング前夜、疲弊した子供たちを見た二人はお互い喧嘩になりかけるが胸の内を語り合って和解し、ラブラブになる。しかし、チア・リーディングでクロンク隊の
ティポが「絶対に勝て」という言葉を真に受けてバードウェル隊の滑り止めにかゆみパウダーを混入していたことが発覚。バードウェルに叱られるティポを不憫に思ったクロンクが身代わりとなり、バードウェルと破局。彼女とのことをパピーに綴っていたクロンクだがこの恋は終焉を迎えた。
そして遂にパピーがやってきた。クロンクはパピーをごまかすためにパチャに立派な家と妻子を貸してほしいと頼む。なんとかムドカの店で合流したパピーをごまかそうとするが、クロンクが困っていると知った老人や子供、村人、クスコまでもがクロンクの妻子になりすまして集結したことでパピーに嘘がバレてしまう。ルディとマタはクロンクが友達を救うために家も彼女も失ったことを明かし、クロンクは友達さえいれば他に何もいらないと話し、遂にパピーからグーサインをもらう。そしてティポから事情を聞いたバードウェルがクロンクのもとを訪れ、二人は結ばれる。
その他
登場作品
2000年代
2020年代
声
最終更新:2024年12月31日 22:53