ドクター・ファシリエ
概要
ヴードゥーの魔術師で、影の男として知られている人物。影たちと取引して
ニューオーリンズ*の支配を企んでいる。
人々に欲しい物を簡単に手に入れさせることから、フランス語で簡単を意味するファシリエという名前がついている。黒い山高帽と燕尾服が特徴で、ヴードゥー教の死神バロン・サムディと似た服装をしている。
エピソード
ニューオーリンズ*に住むヴードゥーの魔術師ドクター・ファシリエは別の世界の友人である影たちの魔力を借りて、道行く人の願いを叶えて金を稼いでいた。ある時、
マルドニア*の
ナヴィーン王子と
ローレンスがニューオーリンズを訪れる。ファシリエはナヴィーンが一文無しになり金持ちの娘と結婚したがっていることと、ローレンスがナヴィーンに恨みを募らせていることに気付くと、二人に取引を持ちかける。
ファシリエは
魔術師ファシリエのヴードゥーの館*で魔術を使いナヴィーンをカエルに変え、タリスマンを使ってローレンスをナヴィーンの姿へ変える。ローレンスを裕福な
イーライ・ラバフの娘
シャーロット・ラバフと結婚させ、さらにイーライを呪い殺して莫大な遺産をローレンスと山分けしようと企んでいた。しかし、ローレンスがナヴィーンを逃がしてしまい、ローレンスの変身能力が低下してしまう。ファシリエはローレンスの結婚計画を進める傍ら、影たちに逃げたナヴィーンを捜させる。
影はニューオーリンズ近くの蒸気船でナヴィーンを捕らえる。しかし、ナヴィーンの仲間のホタルの
レイがタリスマンを奪って逃走したため、怒ったファシリエはレイを踏み潰す。レイは倒れる前にタリスマンを
ティアナに託していた。ファシリエはティアナにレストランの夢と引き換えにタリスマンを要求する。ティアナは自分の夢はナヴィーンなしでは叶わないと言い放ち、カエルの身体を活かしてタリスマンを破壊する。ファシリエは影の魔物たちにツケを返せなくなると怯え、彼らに取り込まれてしまう。
その他
登場作品
2000年代
2010年代
2020年代
声
最終更新:2024年09月08日 22:20