フィーバス
概要
パリ*の護衛隊長。金髪と茶色のあごひげを生やした男性。
クロード・フロロー判事にジプシー狩りを命じられるが、フロローの残虐なやり方に反発し離反してからは市民のために戦う。ジプシーの美しい
エスメラルダと戦いを通して理解を深め、結ばれる。
『ノートルダムの鐘II』では、エスメラルダとの間に
ゼファーという息子を授かり、パリの治安を守る仕事を続けている。
エピソード
新たな護衛隊長として
パリ*に帰ってきたフィーバスは、通りで護衛隊に目を付けられていたジプシーの踊り子
エスメラルダを助ける。フィーバスはジプシーを憎む街の有力者
クロード・フロロー判事に挨拶すると、彼がパリへ呼ばれて理由がジプシーの逮捕であることがわかる。ジプシーが参加する街の祭り(
トプシー・ターヴィー*)の見学へ向かったフィーバスはそこでダンサーを務めるエスメラルダを見つける。祭りにはフロローに育てられた鐘撞き男
カジモドが無断で参加しており、フロローは激怒。エスメラルダはカジモドを庇ってフロローを侮辱したことから、彼の怒りを買う。
エスメラルダに興味を持ったフィーバスは
ノートルダム大聖堂*で個人的に話をする。一度は気を許したエスメラルダだが、フロローが現れたことでフィーバスを嘘つきだと罵る。フィーバスはエスメラルダのヤギ、
ジャリに嫌われて外へ追い出される。その後、フィーバスがエスメラルダを捜して鐘撞き堂を訪れると、カジモドは感情的に彼を追い返す。
フロローのエスメラルダ捜しはエスカレートし、
パリ*は燃やされ炎に包まれる。フィーバスはフロローのやり方に疑問を感じて放火を拒否し、更に火災に見舞われた人々を助けたことでフロローの部下に弓矢で射抜かれてしまう。エスメラルダはフィーバスを匿ってほしいとカジモドに頼む。カジモドは愛し合うエスメラルダとフィーバスの姿を見て心を痛めながらも、エスメラルダを外へ逃がして彼をフロローから守る。
カジモドとフィーバスはエスメラルダを救うため、カジモドが彼女から貰ったアミュレットを手掛かりに、ジプシーの隠れ家である
奇跡の法廷*へ辿り着く。しかし、カジモドはフロローにつけられていた。エスメラルダはフロローに捕らえられ、フィーバスは檻に閉じ込められ、カジモドは大聖堂に監禁されてしまう。
すっかり絶望したカジモドだったが、広場でフロローがエスメラルダを火あぶりにしようとすると、怒りで鎖を引きちぎりエスメラルダを救出する。カジモドが大聖堂で「ここは聖域だ」と主張する。フィーバスは兵士から鍵を奪って脱獄すると、演説で市民たちを鼓舞する。
決戦の最中、フロローは大聖堂から転落し、カジモドも力尽きて落ちてしまう。落下したカジモドは下の階層で待機していたフィーバスに救われる。カジモドはエスメラルダとフィーバスの仲を応援することを決める。エスメラルダとフィーバスは自由の勝利を市民に伝え、フロローから自由になったカジモドは改めてパリの市民たちの前へと姿を現す。息を呑む人々だったが、小さな女の子がカジモドの手を取ると、喝采してカジモドを称えて迎え入れる。
サーカスが街にやってきてからパリでは盗難事件が多発していた。サーカスの連中は信用できないというフィーバスの差別的な発言に、ジプシーのエスメラルダは不信感を募らせる。
フィーバスが
サルーシュを尋問すると、彼はマデリンに幼い時から窃盗癖があることを明かす。マデリンをマークするフィーバスだったが、その隙にサルーシュがはラ・フィデルを盗み出してしまう。カジモドはフィーバスにマデリンを差し出し逮捕する。獄中のマデリンはサルーシュなら地下に逃げるはずだと推理する。信じようとしないフィーバスだが、ゼファーを人質に取られてしまったエスメラルダはゼファーのために彼女への偏見を捨ててほしいと説得する。
カタコンベ*を捜索し、サルーシュを追い詰めた一行はゼファーを人質に取られて手を出すことができない。マデリンはカジモドと協力してゼファーを救出し、エスメラルダとフィーバスは再会を喜ぶ。人質を失ったサルーシュはフィーバス率いる護衛隊に逮捕される。
ラ・フィデルが元に戻り、愛の祭りが執り行われた。エスメラルダとフィーバスはお互いへの愛を叫ぶのであった。
その他
登場作品
1990年代
2000年代
2010年代
2020年代
声
最終更新:2024年09月08日 22:26