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トッカータとフーガ ニ短調

原題:Toccata and Fugue in D Minor
公開:1940年11月13日
監督:サミュエル・アームストロング*

ストーリー

クラシック音楽に乗せて抽象的な映像表現が展開される。

概要

映画『ファンタジア』(1940年)の第1セグメントにあたる作品で、ヨハン・ゼバスティアン・バッハ*の『トッカータとフーガ ニ短調』にアニメーションを付けたもの。

『ファンタジア』を作るにあたり、抽象的なアニメーションにも挑戦しようという試みで制作されており、明確なキャラクターやストーリーが存在しない。抽象的な表現についてはオスカー・フィッシンガー*の影響が色濃く残っているが、彼はディズニーとの意見の相違から仕事を降り、クレジットにも記名されていない。

作品の冒頭は指揮者とオーケストラのシルエットが登場して演奏するところから始まり、段々とアニメーションへと移行する。オーケストラのシルエットは実際に演奏したフィラデルフィア管弦楽団のものではなく、地元の音楽家やディズニーの音楽スタッフによるパントマイムである。

映画の曲順については何度も検討が重ねられたが、「トッカータとフーガ ニ短調」を一曲目にすることは全会一致だったという。

指揮はレオポルド・ストコフスキー、演奏はフィラデルフィア管弦楽団*が担当。1982年再公開版・1985年再公開版では、アーウィン・コスタル*が指揮を担当したデジタル新録音盤の音源が使用されている。

スタッフ

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楽曲

タグ:

短編映画
最終更新:2024年09月09日 10:10