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ラプソディー・イン・ブルー

原題:Rhapsody in Blue
公開:1999年12月17日
監督:エリック・ゴールドバーグ*

ストーリー

大都会ニューヨーク*に暮らす人々はそれぞれの憂鬱を抱えていた。

工事現場の作業員デュークはジャズ・ミュージシャンを目指しており、無職のジョーは金欠に喘いでいた。女の子レイチェルは乳母ナスティ・ナニーに連れ回されての習い事ばかりで両親と過ごせず、フライング・ジョンは妻のキルジョイ・マーガレットの尻に敷かれる退屈な日々。

工事現場のリズムで音楽への衝動が溢れ出したデュークは仕事を辞めてジャズクラブへと走った。デュークが投げ捨てたジャックハンマーを拾ったジョーは作業員と勘違いされて工事の仕事を得た。レイチェルがナスティ・ナニーに抵抗すると、彼女のゴムボールがデュークのスクーターに跳ねられて車道へ出てしまう。レイチェルは車に轢かれそうになるが、間一髪で両親に救われる。ジョーが工事現場の機械を操作していると、ジョンの口うるさい妻がフックに引っかかり、自由となったジョンはデュークの働くジャズクラブでダンサーとなる。

ミュージシャンとなったデューク、職を得たジョー、両親に振り向いてもらえたレイチェル、人生を楽しみ始めたジョン。ニューヨークから彼らの憂鬱は消え去っていた。

概要

映画『ファンタジア2000』(1999年)の第3セグメントにあたる作品で、ジョージ・ガーシュウィン*の「ラプソディー・イン・ブルー」にアニメーションを付けたもの。

ニューヨーク*に暮らす4人がちょっとしたきっかけから人生を切り開く物語。

指揮はブルース・ブロートン*、演奏はフィルハーモニア管弦楽団*が担当。『ファンタジア2000』の新規楽曲の中では唯一指揮と演奏者が異なる。サントラには他の新規楽曲を担当したジェームズ・レヴァインシカゴ交響楽団*の音源が収録されており、映画で使用されているブロートンとフィルハーモニア管弦楽団の音源は未収録となっている。

1992年にエリック・ゴールドバーグ*アル・ハーシュフェルド*のイラストのスタイルで制作することを持ちかけたのが始まりで、ハーシュフェルドはアニメーターたちに彼の過去の作品を流用してアイデアを練ることを許可した。

楽曲の途中でピアノを弾いている男性は作曲者のジョージ・ガーシュウィン*である。他にもホテルから出てくる群衆の中にブルックス・アトキンソン*やハーシュフェルド、そして彼の妻ドリー・ハース*が描かれている。

映画の色彩が複雑だったため、CAPS*を用いたレンダリング処理に時間がかかり、『ターザン』(1999年)の制作が遅れた。

キャスト

イントロダクション

案内人 クインシー・ジョーンズ 大平透


キャラクター



スタッフ

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楽曲

タグ:

短編映画
最終更新:2024年09月09日 10:11