CpT-78

CpT-78 "アルヴァーミア"
CpT-78 "Alvaemia"
車輌情報
車種 主力戦車
運用者 皇立陸戦隊
晋迅共和国陸軍
ルフィスマ陸軍
フェレス陸軍
センリーネ陸軍
製造者 ヴルニト重工業
製造期間 1714年 - 現在
運用期間 1715年 - 現在
製造数 1,750輌
車体諸元 目次
全長 10.35m(増槽含)
車体長 8.3m(増槽含)
全幅 3.77m
全高 2.65m
乗員 4名
空虚重量 48,000kg
戦闘重量 52,700kg
懸架方式 トーションバー方式
装甲諸元
防護装置 ShF-2スモークディスチャージャー
装甲材質 SVN-78 複合装甲
増加装甲 -
砲塔装甲厚 上面49.76mm
展望塔49.76mm
前面RHA換算
対HEAT670mm
対APFSDS430mm
防盾同上mm
側面57.2mm+空間
背面57.2mm
車体装甲厚 上面57.2mm
前面RHA換算
対HEAT670mm
対APFSDS430mm
側面57.2mm
背面57.2mm
底面49.76mm
機関諸元
エンジン ヴルニト・ローレス1 V12ターボ付ディーゼル1基
エンジン出力 1,500馬力×1基
整地速度 75km/h
不整地速度 47.6km/h
燃料 ディーゼル燃料1.5kL
航続距離 450km
増槽航続距離 600km

車輌史

CpT-78は、ファタ・モルガナ帝国の主力戦車。
CpT-66の後継として開発された第3世代に分類されるMBTであり、同車種にて有用性が証明された射撃管制、電子機器を介した状況把握支援などの機能を発展させている。更にこれらをシステム的に一元化、統合管理することで更に戦闘能力が向上している。
独立戦争の直前に開発が完了しており、かつCpT-66の製造工場がワーレリア女皇領のみに所在していたことから本土の工場で集中的に製造されている。最終的に1000輌に近い数が配備されたが、独立戦争終結後には軍備縮小の煽りをもろに受けて大幅に削減され、現在の陸戦隊では発展型を中心に260輌程度が運用されている。

設計

複合装甲はCpT-66m2で採用されている為、本車種からの新技術には該当しない。

装備

固定兵装

補助兵装

派生型

CpT-78PH

CpT-78PH

14A計画により設計が開始されたCpT-78の改良型。PHは標準重装甲(Pahmd Herrdanva)型のことであり、砲塔前面を延長してより大型で防御力に秀でたSVN-80型複合装甲を搭載し、更にセンリーネ内戦のような非正規戦での生残性を考慮してRWSやAPSなどの新兵装を採用、また計画再開後には大陸戦争にてワーレリア連邦軍によって実用性が証明されたC4Iへの対応を行なったものである。
開発開始直後にワーレリア独立戦争が勃発したことで計画が停滞し、その終結後から2年経過した1722年から再開されたものの、同戦争での敗戦に伴う賠償金や不況によって当初予定されていた予算は大幅に縮小され、更に想定されていたセンリーネ内戦などの非正規戦に投入される可能性が極めて低くなったことから遅延を繰り返し、最終試作車両の完成は28年までもつれ込んだ。翌29年から陸戦隊及び開発中から販売契約を締結していた旧植民地各国への量産第1バッチ、計37輌の引き渡しが始まったものの、ほどなくしてサスペンションの破損やアクティブ防護システムの作動不良などの不具合の報告が相次いだ。ただでさえ開発期間の長期化などで調達費用が高騰していたにも拘わらずこのような不具合が残っていたことは購入した各国の大不興を買い、ヴルニト社は対応に追われることとなる。
しかし当のファタ・モルガナ軍部側は戦略戦術構想の変化や開発遅延により本車への興味を失っており、本車の開発が完了しない内から既に次期MBTの入札公告を行なうなど露骨な行動を取っていた。当然軍部は改良の面倒を見ることを嫌がったものの、旧植民地圏との関係性に配慮する女皇府によって改良は継続する運びとなった。しかし議会はこれに目を付けて女皇府を批判し、軈て本車の改善は開発元であるヴルニト社が独力で継続する状態になる。そのヴルニト社内でも次期MBT計画に注力すべきであるとの意見が強く、経営層からの圧力によって改良作業は完全に停滞してしまった。
1730年、ヴルニト社は全ての不具合が改善されていないにも拘わらず本車の改良作業の中止を宣言した。

CpT-78M

CpT-78M

14A計画の頓挫から5年後の1735年に計画されたCpT-78の最新改良型。Mは改良型を意味する符号である。
78PHの失敗により旧植民地圏からの大批判を受けながらもファタ・モルガナの戦車開発は完全新規設計のファシアナートテラーレ計画に一本化された。しかしながらそのファシアナートテラーレは1735年に開発参加企業の一角であったオルミクス工業と当時のUGYAF(皇立陸上兵器開発統制局)局長のアレミエラ・フォールの汚職事件(ファシアナートテラーレ事件)によって完成は絶望的となった。そこで一度は見捨てられたCpT-78に白羽の矢が立ち、要求性能を現在の水準に引き上げる為の改良計画が急遽スタートされる。
自動装填装置や装甲モジュールなど、ファシアナートテラーレの開発で培われた技術がキックバックされる形で組み込まれており、また搭乗員削減に伴う車体と砲塔と縮小と軽量素材への変更により元の性能と同水準を維持しつつおよそ7トンの軽量化に成功している。また主砲はより軽量で高腔圧に対応した新型のものとなっており、原車両の主砲より高威力、54口径砲と同水準の威力を砲身を延伸せずに実現しているとされている。
試作車両は1741年に完成し、量産車は1743年から陸戦隊のCpT-78をアップグレードする形で配備が進んでいる。

比較表

                 1750年代のMBTの比較

名称 Cz 67 Chrnie VK416C2 CpT-78M
画像 imageプラグインエラー : ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (MBT1-3.png)
開発形態 新規 改良 改良
全長 9.1m 11.6m 9.75m
全幅 3.4m 3.8m 3.5m
全高 3m 4m 2.7m
重量 47.7t 58.5t 45.7t
主砲 AShYa-44N 45口径124mm滑腔砲 レクテラス L9A 55口径120mm砲滑腔砲 Shestae3M 44口径125.84mm滑腔砲
副兵装 ShAT ShO-27 13mm重機関銃 GNGP 12.8mm重機関銃 Ko-20 13mm重機関銃(砲塔上部)
IP-30AG 7.8mm機銃(主砲同軸)
APS ラテイネ設計局Lt59A直接迎撃型APS 【APS名称】 -
装甲 Ln378モジュール式複合装甲(砲塔正面・車体正面) 複合装甲 SVN-83K モジュール式複合装甲
エンジン Pja500 4サイクル8気筒ターボチャージドディーゼル S1180 V型8気筒エンジン ヴルニト・ミレフォレス1 水冷8気筒ターボ付ディーゼル
エンジン出力 1300馬力/1400rpm 1500hp/【回転数】 1300hp/2400rpm
懸架方式 ハイドロニューマチック・サスペンション ハイドロニューマチック・サスペンション 油気圧式
最高速度 70km/h(整地)
55km/h(不整地)
75km/h 75km/h(整地)
乗員数 3名 3名 3名
装填方式 自動 自動装填 自動
C4I Pjina 52PM FiA-ANCER 30M-TthAW5
名称 40系アヴァンコリー T-23 65式戦車 アーチカーミントMi2 セゴットVr1
画像
imageプラグインエラー : ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (【図面ファイル】)
開発形態 新規 新規 【開発形態】 改良 改良
全長 【全長】m 10.4m 【全長】m 8.7m 11.6m
全幅 3.4m 3.4m 【全幅】m 3.61m 3.4
全高 【全高】m 2.4m 【全高】m 2.23 4.2m
重量 49t 62t 【重量】t 55.2t 65t
主砲 L-RB 45口径130mmライフル砲 【主砲】 47口径125.84mm滑腔砲 54口径125.84mm滑腔砲
副兵装 【副兵装】 AG-7 15mm重機関銃
LPP-F57C 8mm軽機関銃
【副兵装】 FG-20 7.78mm機関銃 VA-91 12mm重機関銃
VA-70 8.62mm軽機関銃
APS 【APS名称】 - 【APS名称】 - -
装甲 モジュール式複合装甲 FD-HA4A 複合装甲 【装甲】 複合装甲+ERA 複合装甲
エンジン 水冷V型10気筒ディーゼル VCD-31 【エンジン】 液冷V12ディーゼル
エンジン出力 1500ps/2300rpm 1,520hp 【馬力】/【回転数】 1,500hp/2,700rpm
懸架方式 油気圧式 トーションバー式 【懸架方式】 ハイドロニューマチック トーションバー式
最高速度 75km/h 76km/h 【最高速度】km/h 70km/h 70km/h
乗員数 3名 4名 【乗員数】名 4名 3名
装填方式 自動装填 手動 【装填方式】 手動 自動
C4I 【C4Iシステム名】 ROL5 【C4Iシステム名】 AGAW-2

関連項目

最終更新:2023年05月01日 22:01