【名前】 |
スタイルバグ |
【読み方】 |
すたいるばぐ |
【分類】 |
スタイルチェンジ |
【登場作品】 |
『3』 |
【分類】
このバグが発生してしまうのには、スタイルチェンジの特殊な仕様が深く関係している。
元々スタイルチェンジには、どのスタイルにチェンジするかを判定するための隠しパラメータが存在している。
便宜上、以降はこの隠しパラメータを「スタイルポイント」とする。
各スタイルに設定されているスタイルポイントは、バトル中に
ロックマンが取れる特定のアクションと連携しており、
バトル終了後に一番多く行ったアクションに対応するスタイルポイントが1加算される。
例えば
ロックバスターを多用していれば
ガッツスタイルの、バトルチップを多く使っていれば
カスタムスタイルのスタイルポイントに加算される。
回数が同じアクションが複数あった場合は、その全てのポイントに加算される。
そしてスタイルチェンジが発生したとき、このスタイルポイントが一番多く溜まっているスタイルにチェンジする。
その際、同率のスタイルが複数あった場合はランダムでチェンジする。ちなみに属性は完全にランダム。
「特定の行動を取り続けると、その行動に特化したスタイルへと変わる」という設定に沿ったシステムなのだが、
現時点で既にチェンジしているスタイルに対応したアクションを最も多く行った場合、戦闘終了後には
全てのスタイルのスタイルポイントが加算される。これがバグの根本的原因である。
例えばヒートガッツスタイルでガッツスタイルの条件を満たした場合、ガッツスタイルには加算されずに
カスタムスタイルや
ブラザースタイルなど他のスタイル全て加算される、ということ。
この「全てのスタイル」には限定のスタイルも含まれている為、
通常版でもシャドースタイルに、Black版でもグランドスタイルに加算されてしまう。
全スタイルに加算される状態で戦闘を続ければ、全スタイル同率の状態で次のスタイルチェンジが発生する。
上で書いたとおり同率ならランダムである為、別バージョンのスタイルにも変身する可能性ができてしまう、という訳である。
特にカスタムスタイルの場合、チップを一度に多く使用すれば簡単にスタイルポイントの加算条件を満たしてしまうので発生しやすい。
順当に考えれば、既にチェンジしているスタイルに沿った戦法で戦ったのであれば、スタイルポイントはそのまま現在のスタイルに加算されるか、どのスタイルにも加算されないのが妥当である。
一つのスタイルで固定させず、チェンジが積極的に起きるようにするためにこのような仕様になったと考えられるが、せめてバージョンごとに加算対象を切り替えるようにするべきであっただろう。
本バグによって別バージョン専用のスタイルにチェンジした場合、チェンジのフラグが設定されていないため、それ以降スタイルチェンジが発生しなくなってしまう。
また、レベルアップのフラグも設定されていないため、
ナビカスプログラムも手に入らない。
シャドースタイル・グランドスタイルのどちらでも大きな痛手になってしまうため、安易な利用は厳禁である。
特に意識していなくても、現在のスタイルを活用した戦い方しか行っていないと発動してしまうリスクがあるため注意したい。
最終更新:2025年05月21日 18:35