「全く未知のスタイルだ 自分自身の手で究めていくんだ 熱斗!」
【スタイル名】 |
バグスタイル |
【読み方】 |
ばぐすたいる |
【分類】 |
スタイルチェンジ |
【登場作品】 |
『3』 |
【詳細】
両手足に
ゴスペルを思わせる装甲が追加され、ヘルメットやボディの模様が乱雑になっているのが特徴。
イラストでは
無属性よりもさらに濃い紺色をしている。ゲーム内で再現するなら「アクアバグスタイル」だろうか。
スタイルの性能としては、毎回の戦闘開始時に良いバグと悪いバグが発生する。
良いバグは
- バリア100を標準装備
- 戦闘開始から約10秒間無敵
- カスタム画面で選べるチップの枚数が10枚
- ロックバスターの性能が最大
から2つ。
悪いバグは
- 戦闘中にHPが徐々に減少
- カスタム画面でHPが徐々に減少
- 上下いずれかに勝手に動き続ける
- 3分の1の確率でロックバスターが空撃ち
から1つが、それぞれランダムで選ばれる。
はずだったが、ロックバスターの空撃ちは不具合で発生しない。
それが選ばれた場合は悪いバグが無い状態の戦闘となる。
これは『アドコレ』版にて修正され、空撃ちバグも選ばれるようになった。
また、ナビカスタマイザーのバグを一部だけ無効化する能力がある。
運次第で強くも弱くもなるスタイルだが、スタイル自体よりも、
ダークライセンスを入手できる点が最大の魅力。
これらを組み込めば、実装されたばかりのナビカスタマイザーのルールを無視したプログラミングが可能になり、さらに全てのスタイルで
闇のチップを扱えるようになるため、一度このスタイルになっておけば戦略の幅が広がる。
闇のチップを使用可能になるこの特殊なスタイルについて、
ネビュラが研究を行っていたらしい。
ダークロイドの基礎となったかは不明。
【漫画版】
鷹岬 諒版
第19話(新装版4巻 STAGE 6)「真の最強、現る!」より登場。
ただし、ひとつの強化形態としてではなく、
サイトスタイルから
ソウルユニゾンへ
ロックマンの潜在プログラムが変化する過程を表すために使用された。
見た目も少し異なり、ゲーム版ではバグの斑点模様があったヘルメット、腕、脚には
サイトスタイルのタイル状モザイクが残っている。
【アニメ版】
ゲーム版以上に特殊な扱いとなっており、他のスタイルとは比べ物にならないくらい強力なスタイルとなっている。
切っ掛けは、
ファラオマンの
究極プログラムから自己再生するも記憶喪失だったフォルテが記憶を取り戻すためロックマンと接触したことで、ロックマンの中の
究極プログラムが共鳴し、フォルテがバグを吸収する能力を持っていたために、
ロックマンにもその能力が自動的に備わってしまい、勝手にバグを吸収するようになってしまった。
そのため、他のスタイルとは違って「
ロックマンの究極プログラムの力の一つがバグ変異によって現れてしまい制御不能となった」状態といえる。
熱斗の
オペレートを受け付けない暴走状態で、
ゴスペルの巨体を体当たりと蹴りだけで、文字通り地面に叩き伏せるほどのパワーを持つ。
しかし、真の恐ろしさはデータの吸収・再構築能力にあり、
ゴスペルの全身はおろかネット世界全てを吸収してまえるほどの力を持ち、危うくネット世界が消滅しかけたが、熱斗の呼びかけによって
ロックマンが正気を取り戻したことで事なきを得た。
この恐るべき能力は
ロックマンの究極プログラムの性能が強すぎることによるもの。フォルテやブルースといった究極プログラムを持つナビを容易に取り込んだゴスペルですらロックマンの究極プログラムを吸収できず、ワイリーには「
ロックマンの究極プログラムは、ネットワークさえも構築するというのか!」と驚くほど。
フォルテクロスロックマンと
獣化に並び、ラスボスを圧倒するほどの力を持つ形態となった。
しかし、ネット世界を崩壊寸前まで持っていったのはこの形態のみのため、危険度だけで言えば
フォルテクロスと獣化を遥かに上回るだろう。
ちなみに、バグスタイル、
フォルテクロス、獣化のいずれも「光正」の要素が関わっている。
なお、属性に関してだが、見た目はゲームにおける「アクアバグスタイル」だが、名人からは「バグスタイル」としか言われておらず、
無属性の可能性がある。
元々、アクアバグスタイルは他のスタイルの
水属性と違って色が暗色なため、
無属性に見えなくもなかったので、かなり判断に迷う。
バグスタイルがここまで強力なスタイルとして描かれたのは、アニメでは設定上登場させることが出来なかった原作最強の
サイトスタイルの代わりを兼ねていると思われる。
ボディ部分の複雑に歪んだ模様の元ネタは「ダズル迷彩」か。
軍人や研究者ではなく、画家が発明したという異質な迷彩で、他の迷彩のように周囲の環境に溶け込み
輪郭を分かりづらくするのではなく高コントラストのど派手な幾何学模様を描いてしまう。
一見目立つだけで何のメリットもなさそうに思えるが、実は人間の視覚のバグらせるという意図があり、
錯覚により進行方向・速度や距離感をつかみにくくさせる効果がある。WW1~WW2以前までは同一平面上での戦いになる事が多く、
比較対象物が近くにない軍艦にこぞって採用された迷彩デザインである。
その後、航空機による偵察やレーダーによる索敵が普及すると軍用としては姿を消したが、現在でもレースカー開発の現場などで、他企業・チームによって開発中の車体を盗撮・画像解析されることを防ぐ目的で施されるケースなどがある。
ネットバトルにおいてどれほどの効果が有るのかは不明だが、改めて考えてみれば、確かに同一平面上での戦いではある。
最終更新:2025年06月08日 17:52