君の力を、ボクにくれ!
【作品名】 |
バトルネットワーク ロックマンエグゼ3 |
【読み方】 |
ばとるねっとわーく ろっくまんえぐぜ3 |
【発売日】 |
『通常版』:2002年12月6日 『BLACK』:2003年3月28日 |
【ストーリー】
熱斗と
ロックマンの活躍で
ゴスペルは壊滅し、騒々しい夏休みが終わった。
新学期が始まり、平穏な学校生活を送っていたある日の放課後。熱斗達が公園でチャット会の打ち合わせをしていると、
陽気な男性が最強の
ネットバトラーを決める「
N1グランプリ」を開催すると話しかけてきた。
その予選が
秋原スクエアで行われていると聞いた熱斗達は、早速参加を決意する。迫り来る新たな陰謀に気づかないまま・・・。
【詳細】
『2』の約1年後に発売された、ロックマンエグゼシリーズ第3弾。
前作のシステムは全て引き継がれている。
バトルチップのシステムが大幅に刷新され、新たにクラス分けの概念が導入。
全てのチップが白枠の
スタンダード、青枠の
メガクラス、赤枠の
ギガクラスのいずれかに分類され、
チップの強さと投入枚数制限がわかりやすく視覚化されると共に、
フォルダ構築がますます奥深くなった。
『エグゼ』の基本的なシステムは、『3』でほぼ完成されたと言って良いだろう。
また、この作品から2バージョン方式が採用され、WHFや応募者全員サービスでの先行販売を経て、『通常版』の約3ヶ月後に『BLACK』が発売された。
それに伴い、『通常版』は「WHITE」「ホワイト」とも呼ばれるようになった。
新調された『BLACK』のパッケージイラストには、新
ナビの
パンクが新スタイルのヒートシャドースタイルと対になるように描かれている。
まるで新しい敵かライバルみたいな構図だが、実際には台詞すら存在しない
前作同様、
星のあかしを集めるやり込み要素がある。詳しい条件は項目を参照。
全て集めると
ラスボスが強化された状態になり、これを撃破すると『3』完全制覇の証となる
最後のギガクラスチップがリュック内にプレゼントされる。
「証を全て集めるとラスボスの強化形態が出現する」という
シリーズの伝統も今作から。一応、前作にも
事実上の強化形態は居るには居るのだが。
この作品のみ、各クラスのチップをコンプリートしているとセーブ画面のコンプリートしているクラスの文字色が金色に変わる。
【余談】
副題に「バトルネットワーク」がある最後の作品。
攻略本『究極攻略COMP』のインタビューによれば、
江口名人の中では『3』は
シリーズ完結作として作っていたらしく、
ストーリーやシステムに『1』からの総決算的な要素が多く見られるのは、恐らくこれが理由と思われる。
『通常版』よりも『BLACK』の方がレアチップが強いと言われる『3』だが、
よく比べてみると『通常版』では店売りされている「
エリアスチール *」や本編中で必須になるチップが『BLACK』では売っていなかったり、
本作で強力とされているコードPのチップの一部が『BLACK』では手に入らなかったりと、
スタンダードのチップに関しては『通常版』の方が有利な面も多い。
それらのメリットを鑑みても尚『BLACK』安定と多くのプレイヤーに言われる原因がコイツである
シリーズでも特に高い人気を誇る作品である反面、
改造コードや
エキストラコード、
ロットナンバーといったゲーム内だけで完結しない要素を
シリーズに持ち込んだ事には批判の声も多かった。
『3』の時点では攻略本『究極攻略SP』一冊で全てを網羅出来たのでまだマシな方だったが、
その後エグゼ
シリーズの関連商品商法は周辺機器との連動を筆頭にどんどんエスカレートして行き、
後継
シリーズの最終作品である『流星のロックマン3』まで続く問題点となってしまっている。
過去にソーシャルゲーム『ドラゴンポーカー』とのコラボが行わており、作中ではミックスアレンジ曲が流れた。元になったのは
WWWの電脳と
ウイルス戦の2曲。
【関連項目】
最終更新:2023年07月29日 17:35