【詳細】
ロックマン.EXE
ロックマンの右腕が変形して完成するエネルギーキャノン。B(またはそれに相当する)ボタンを押すとノーコストで発射できる。
一般的なRPGで例えるならば、
バトルチップが技や魔法に当たるのに対し、ロックバスターは通常攻撃に当たる。
チップを使うのも右腕なので、当然同時撃ちなどは不可能。
ロックマンシリーズおなじみの基本装備だが、ロックバスターが主力の他作品とは違い、エグゼではチップを主力に戦うことを前提で作られているため、他のシリーズと比べても威力はかなり貧弱。
一方、弾速が非常に速くなっており撃った弾はチャージ弾含め描写されず、基本的には射撃の瞬間着弾するのが特徴。
他のロックマンシリーズのプレイ経験があるとおなじみの豆弾やチャージ弾がないのは驚くポイントかもしれない。
『トランスミッション』等の一部作品ではほかのシリーズと同じく目に見えるエネルギー弾を飛ばしている。
エグゼシリーズでは一貫して初期の威力はたったの1であり、チュートリアルでも最初に戦う
ウイルスである
メットール1体を倒すのにも40発はかかる。
そして、そのチュートリアルではチップの使い方とフィールドの仕様について説明がなされるが、ロックバスターについての説明は「Bで撃てる」以外一切なく、強化方法などは語られないという有様。
ロックバスターには、バスターの威力「アタック」、バスターの連射速度「ラピッド」、
チャージショットを撃つ際のチャージ時間「チャージ」の3つの性能に分かれており、これらはストーリーを進めれば最大5まで強化できるようになっている。
『
2』までは
バスターUP、『
3』からはナビカスのパーツに当たる
アタック+系、
ラピッド+系、
チャージ+系の
プラスパーツを組み込むことで性能を強化できる。
すべて最大まで強化しても、チップ頼りの戦術になってしまうことがほとんど。
ただし、障害物やバリアの破壊などチップを使わずに1ダメージでもいいから与えたい場面はシリーズを通してあるため、バスターに全く頼らないのは縛りプレイの領域。
Bボタンを長押しで
チャージショットを撃てる。
『
2』までは初期状態ではチャージができず、チャージLvを2以上に強化が必要。
威力は『
1』のみチャージが二段階制で、一段階目がアタックの8倍、二段階目(フルチャージ)が16倍、『2』では5倍、『3』以降は10倍。
スタイルチェンジなどの変身中や特定の
改造カード適用時はチャージショットも固有のものに変化したり、逆に使用不可になったりする。
『
4』では全体的にチップ威力が低くなっており、チャージ力5のチャージ速度がかなり早くなっているので、バスターがそこそこ役立つ。
対人戦では削り切れなかった対戦相手に最後のあがきとばかりに撃ち合ったり、
アンダーシャツで耐えられてもバスター1発で
デリートされるといった展開は
通信対戦ではよく起こるため、お世話になることは多々ある。
お互いチップがなくなり、HPも五分五分の状態での最後の撃ち合いはなかなかの白熱もの。
イベントでは戦闘よりよく連射しているものの、対象物を破壊できる事もあれば破壊に失敗する事もあり、一方でラスボスへのとどめの一撃になったりと、シーンによって威力にムラがある。
S.S.ロックマン
『
OSS』で使用可能になる
S.S.ロックマンの武装。
『流星のロックマン』や『大乱闘スマッシュブラザーズ』では左腕に装着されていたが、『OSS』では右腕で使用している。
操作方法は『流星』シリーズと同じ。Bボタン長押しでバスター連射、Bを放すとチャージ(いわばオートチャージ)、チャージ完了後にBを押すとチャージショットを発射する。
強化レベルはロックマン.EXEと共有。
『OSS』のS.S.ロックマンは『流星3』で変更された後の姿のため、『流星2』以前のウォーロックの頭そのものではなく、従来のロックマンシリーズのような比較的シンプルなバスターの形状をしている。
その他のナビ
無印ロックマンでは
ブルースもバスターが基本装備だが、エグゼでバスターを撃つブルースはかなり珍しい。
敵としてバスターを撃つナビは
フォルテと『4』の
ガッツマンくらいである。
【アニメ版】
アニメ版でもロックマンの基本装備として登場。こちらではピンク色のビームを打ち出しており、1発でたいていのウイルス1体を倒せる攻撃力はある。しかし、大群のウイルスが相手となると流石にロックバスターだけで戦うのはきつい様に描写されている。
「
ソード系二刀流」などが使われる同作でも「右腕バスター+左腕チップ」という使われ方は見られなかった。
チャージショットが必殺技のような扱いになっており、ゼータキャノンの斉射に耐えた
ビーストマンを吹き飛ばしたり、「AXESS」「BEAST+」ではラスボスへのトドメに使われたりしている。
【外部作品】
コラボ先の『ボクらの太陽』シリーズにも武器として登場している。
チャージや発射の音はきちんとエグゼで鳴る音が使用されている。
『続・ボクらの太陽』
コラボシナリオで力を合わせて
シェードマンを撃退した友情の証として、
ロックマンが元の世界に帰る前に遺してくれる。
クロスオーバーバトルで手に入る特殊防具の「ロックパワー」を装備すればチャージショットも可能。
今作は諸事情により
ガン・デル・ソルが大幅な弱体化をしていることもあり、ガン(銃)タイプの武器3種の中でロックバスターが最も強い。
『新・ボクらの太陽』
本編をクリアして2周目を進めると街のホームに置かれている。
今作も
クロスオーバーバトル2で手に入る特殊アクセサリーを装備すればチャージショットが可能になる。
ただし、「カーネルヘルム」「フォルテマント」「
トマホークアーム」「ブルースレッグ」の4種すべてを集めなければならないため少し難易度が高い。
ガン・デル・ソル以外の武器は全部ソード(剣)扱いなので、ロックバスターも「剣[大砲]」という不思議な専用カテゴリに分類されている。
最終更新:2025年04月22日 16:49