ヨイリー博士

覚悟はいいのね、ロックマン?

【名前】 ヨイリー博士
【読み方】 よいりーはかせ
【分類】 人物
【登場作品】 『OSS』(プロローグ)

【詳細】

流星のロックマンシリーズに登場する、サテラポリス科学部門を統括する老婆の科学者。
例え大人の男性だろうがプログラム(作中ではウォーロックを始めとしたウィザード)であろうが、誰にでも「~ちゃん」づけするおばあちゃん。
『OSS』においてはあくまでサブキャラ的な立ち位置だが、詳しい活躍は『流星3』で見られる。というより、彼女の発明がまず『流星3』の物語の根幹のネタバレである。

…このページを開いた方々の中には「誰だよ?」と思った方もいるかもしれないので言っておくと、『OSS』のプロローグに登場する本家のDr.ワイリーみたいな髪型をした眼鏡をかけた老婆がヨイリー博士である。
ちなみにエグゼシリーズ・流星シリーズ通して、メインキャラの女性の中では最高齢だそう。つまり、必然的にアン・エレキテル等よりさらに年上だという事である。

エグゼシリーズで唯一登場した『OSS』ではゲストキャラクターという事でプロローグにしか登場しないが、実はヒロインであるミソラ委員長より台詞の量が明らかに多い(200年前まで続くワープホールと、タイムパラドックスの危険性の説明をしていた為)。おばあちゃんヒロイン?

悪いワイリーに対して善い(ヨイリー)になったと考えられることからDr.ワイリーの子孫あるいはその血縁者ではないかと推測されているが、真相は不明。

流星のロックマン3では…

『流星のロックマン3』本編では語られることのなかったエピソードがある。

この作品で重要な鍵を握るノイズ集合体「メテオG」に2つのアクセスポイントがあることを突き止めるが、メテオGに蓄積され構築されたデータサーバー群「流星サーバー」をコントロールするためには、膨大なノイズによる弊害を覚悟しなければならなかった。

このため、ヨイリー博士はメテオGにアクセス可能なシステムをサテラポリスのサテライトサーバー奥深くに封印。
完全に使用不能にしたわけではなく、「エースPGM」「ジョーカーPGM」のいずれかを持つ電波体のみがこのシステムを利用し、サテライトサーバーのバトルカードデータベースのLv25「エース」/Lv30「ジョーカー」から、それぞれ流星サーバーLv1「アルファ」/Lv13「ニュー」にアクセスできるという設定にしている。

そして、サテラポリス随一の技術者とされるヨイリー博士は、このシステムのプロトタイプとして、「ジョーカーPGM」とウィザード「グレイブ・ジョーカー」を作り上げた。
しかし、グレイブにはノイズの悪影響を悪の意志として実行してしまうというAIの欠陥が発見されたため、生みの親であるヨイリー博士自身がグレイブをサテライトサーバー奥深くに封印してしまうこととなった。
「流星3」本編内で自らの存在意義(レゾン・デートル)に悩むグレイブの原点はここにある。

このグレイブの失敗から、ヨイリー博士は「電波変換」に着目。
意志決定をウィザードではなく人間(オペレーター)に与えることでノイズの力を制御できると考え、バージョンアップした「エースPGM」と、人工ウィザード「アシッド」を開発。
エースPGMを搭載した状態で暁シドウとアシッドと電波変換した場合にのみ、流星サーバーへのアクセス機能が有効になるという形にはなったが、人工ウィザードであるアシッドとの電波変換は不完全であり、電波変換の度にシドウの寿命を蝕んでいく。

生みの親が自分の子供を、技術者であるが故に悩み苦しませてしまうこのヨイリー博士の姿は、「エグゼ」のDr.ワイリーと、彼と関係のあるリーガルバレルカーネルアイリス)の面影があるようにも見える。
特に、ヨイリー博士が生み出したジョーカーとアシッドの関係は、Dr.ワイリーが作り上げたカーネルとアイリスの関係とよく似ている。
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最終更新:2023年06月16日 22:39