流星のロックマン

【名前】 流星のロックマン
【読み方】 りゅうせいのろっくまん
【分類】 電波人間、扱いはネットナビ
オペレーター なし
【属性】 無属性
【登場作品】 「OSS」
【基本装備】 ロックバスター
【チップ】 SSロックマン(チップ)
【CV】 大浦 冬華(星河スバル)
伊藤 健太郎(ウォーロック)※
※原作・アニメ版でのCV。「OSS」ではボイス無し。

【詳細】

『OSS』に登場した謎のネットナビ

正確にはネットナビではなく、遥か宇宙のFM星からやってきた電波星人であるウォーロック*1と星河スバルが電波変換することで誕生する電波人間、ロックマンである。

『エグゼ』の200年後の未来に暮らす少年であり、父親が行方不明になったショックで引きこもりとなっていた。
ちなみに「ロックマン」と名乗っているのは、名を聞かれた時に咄嗟に自分に憑依しているウォー"ロック"の名前から考えて出したものであるため。

響ミソラを攫ったクロックマンを追いかけ、クロックマンが創りだしたワープホールを通って200年前の世界、すなわちOSSの世界へとやってくる。

最初はロックマン.EXEの「ロールをさらったナビ」であるという誤解、そしてスバル側の「この時代の人物を事件に巻き込むわけにはいかない」というすれ違いでなんと「敵」としてSSロックマンこと星河スバルと戦う事になる。まさかの主人公同士の戦いである(後にロックマン.EXEは早とちりを謝罪している)。
当然ながら、この戦いに勝利してもスバルがデリートされる事はない*2ので、一安心。
…逆にSSロックマンに敗北した場合、普通にデリートされてゲームオーバーとなる。未来が変わってしまった!

ウォーロックは手加減して戦った結果過去の人物(ロックマン)を事件に巻き込んだ事で歴史の改変が起きる事を危惧していたが「歴史のヒーローであるロックマンデリートしたらそれこそ歴史が変わってしまう(メタ的に言えば「トランスミッション」以降の物語が一切成立しなくなる)」と反論している。
前述したように負けると普通にゲームオーバーになるのは忘れよう

ロックマンと協力してクロックマンを倒し、その後は自身のデータとナビチップを渡して、ミソラと共にワープホールを通って未来の世界へ帰っていった。

シナリオの敵(というのは語弊がありすぎるが)としての「SSロックマン」と戦うのは後にも先にもこのコラボシナリオだけで、SSロックマンの亡霊ナビは存在しない。そもそも死んでないからね。

腕にくっついているウォーロックは熱斗には腕ナビと呼ばれている。アホナビと呼ばれても「ナビは余計だ」と反論する(=アホである事は認めてしまう)アホっぷりも披露している。
なお流星2→3間の作中のシステム移行でかつてのナビシステムのような形に帰結しウォーロックが一般人に見えるようになったが委員長には「ガサツで乱暴」、「所有者とウィザード共々へっぽこ」と評価されている。
上記『流星3』作中のやりとりの最中では吠えながら委員長を追いかけて遊んでいるあたり不器用な人間からの愛情表現だと思っている節があるのだろうか?

ちなみに、『流星のロックマン』シリーズにはウォーロックにもボイスがあり、伊藤 健太郎氏(ロックマンエグゼではアニメでシャドーマン役)が担当している。
『OSS』だとスバル側しかボイスはない。

変身前のスバルとウォーロックは↓

【呼称】

ちなみに、単純に「流星のロックマン」と言った場合、『OSS』の登場人物としての流星のロックマン(星河スバル)よりも、ロックマンエグゼシリーズの後継作としての『流星のロックマン』シリーズ(作品名)を指す方が多い。
特に、『流星3』では公式側からロックマンのことを「シューティングスター・ロックマン」と呼称するようになり、ゲーム内での前述の電波変換時のセリフや、当時の公式サイト内の電波体ページでもそのように記されていた。
『OSS』のSSロックマンのナビチップ名も、それが由来だろう。

『流星1』においては白金ルナに「光の尾を引いて現れる姿はまさに流星…」とも称され(その時点ではスバルがロックマンであることは判明していない)『流星3』ではWAXAニホン支部のサテライトサーバーにトランスコード(電波変換ID)003で認証されており、電波変換時には「トランスコード!シューティングスターロックマン!!」と述べる。*3

【シューティングスター・ロックマンの容姿】

ページトップに掲載されているSSロックマンのオフィシャルイラストは、『流星3』のもの。
実は、『流星2』まではこの姿と違い、片腕にウォーロックの顔がついていたりデザインが全体的に丸みを帯びているものとなっている。

この変化については、『流星3』の究極攻略に相当する攻略本「バトルブラックボックス」のインタビューページにおいて、
  • 『流星2』までは、『エグゼ』と比較すると緊張感が足りない
  • 『エグゼ』の科学技術に裏打ちされたシャープなカッコよさは残す(戻す)べき
  • 片腕のウォーロックの顔でパクパクさせるのは印象として幼い*4
  • 電波技術、テクノロジーの発展(サテライトサーバーなど)に伴うデザインの変化
を理由として、『流星2』までの幼いフォルムから、『エグゼ』感をやや取り入れたシャープなフォルムを作り上げたとしている。

『流星3』でSSロックマンや世界観を『エグゼ』に寄せたことで、『OSS』で『エグゼ』『流星』の2大主人公コラボ(プレイアブル)という形が実現できたのかもしれない。

【先祖?】

『OSS』ではスバルの先祖(らしき少年)が秋原小学校に在校していた事が明らかになる。
苗字が同じ「星河」で、宇宙が好きだが勉強も運動もてんでダメ、いつも1人でいたというまさに(特に最初期の)スバルそっくりな素行の少年だとか…。
仮にこの星河少年が本当にスバルの先祖であれば、その父親である大吾の先祖である可能性もまた高い(公式でそう明言されたわけではないので、母親のあかねの先祖という可能性もある)わけだが、この時点でここまで似ているという事は隔世遺伝なのだろうか。

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最終更新:2024年08月04日 14:21

*1 『OSS』の時間軸である『流星3』の扱いではネットナビから更に進化した「ウィザード」という扱い

*2 勝利してもスバルは爆発せずに膝をつき、いつもは出てくる「ENEMY DELETED」が表示されないという密かな配慮もなされている。もちろん、流星シリーズ本編で彼がデリートされた場合はスバルが爆発して「ROCKMAN DELETED」となりゲームオーバーである

*3 『流星2』まではサテラポリスの認証が不要だったため「電波変換!星河スバル、オン・エア!!」

*4 『流星2』のトライブキングをはじめとした古代文明のデザインは子供にも入りやすいテイストで、本来『流星』シリーズが目指す方向と違うかもしれなかった、とのこと