治癒・回復


概要

 肉体的なダメージの治癒・回復を行う能力。
 一口に回復と言っても以下の様に様々なプロセスがある。

  ①自己治癒力の活性化。
  ②変形・結合による直接修復。
  ③欠損部の代用品生成。
  ④生命力の増幅・供与。
  ⑤ダメージという概念の消去・時間遡行。

 ①は主にエスパーの領域。
 対象が生来持つ、傷の自己治癒力に働きかけて回復を促すもの。
 エスパー以外でも、この効果を持たせた薬などの能力体を用いることがある。

 ②は主にトランサーの領域。
 粘土の裂け目を埋めるように、患部を変形・結合させて直接修復するもの。治すと言うより直すに近い。
 形態変化副次効果としてあるものも多い。

 ③はトランサー、クリエイターの領域。
 失われた部位の代用品を生成し、それを移植することで治療を行うもの。
 即回復とはいかず、移植そのものにも技術がいるが、より重篤なダメージでも修復可能なメリットがある。

 ④はアンノウンの領域。
 エスパー能力では扱いきれない、根源的な生命力に作用することで傷を回復させるもの。
 即効的であり、複数の対象間で生命力をやりとり出来る特異性がある。

 ⑤もアンノウンの領域。
 そもそもダメージを「無かった」ことにしたり、時間を遡らせることで結果的に傷を回復させるもの。
 回復の作用はより大きな作用の副産物である場合が多く、能力応用の一つと言える。


 いずれの場合も味方の補助をメインとしているが、自己再生能力による単騎型ファイターも少なくない。
 また過剰回復による細胞破壊など、回復効果の「裏返し」を利用すれば攻撃的な作用ももたらせるだろう。

+ コラム:生物以外は回復できるか
自己治癒力や生命力に働きかける回復能力は、相手が生物であるかぎり問題なく発動する。
しかし非生物のロボットやアンドロイドに対し、こういった回復能力は効くのだろうか?

答えはイエスである。
設定としてユグドラTRPGにおけるロボット、アンドロイドは内部にナノマシンによる自己修復機構を備えており、
特別な設定がない限り、生物と同じように自己治癒力・生命力の活性化によって回復が望めるだろう。
というより「ロボットやアンドロイドは回復できない」「生物以外しか回復できない」という設定を自分の方から付けることはオススメしない。
TRPGはゲームであり、協力する相手は人間である。
そういった回復効果の対象外となるPCを使う協力者に不利益を与えないためにも、
全てのPCに有効である理屈を考えることは回復能力を考える上での義務の一つである。


エスパー

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最終更新:2016年01月04日 22:16