暗示・刷り込み
概要
言葉や合図により、対象の思考や行動を誘導することを暗示または刷り込み(インプリンティング)と言う。
暗示にかかったものはそれが他人によって誘導されたものであることに気が付かないため、
自分が暗示にかかっていることさえ認識できない。
過労・睡眠不足などにより精神が弱っている時にはより暗示にかかりやすい。
能力による暗示を行う場合、よく用いられるのはサブリミナルである。
現実には映像、音などで五感を通じて対象に情報を刷り込む暗示方法だが、
エスパー能力ならば直接相手の脳に情報を流し込み、これをより高精度で再現できる。
もっとも、暗示に成功しても対象の行動を縛ることは出来ず、「暗示にかかっている」と気付かれれば効果は弱まってしまう。
せいぜい行動を不自然でない範囲で誘導することが関の山だろう。
より強い強制力を与えるには、相手を肉体的・精神的に外部から操作する
行動制限・強制、
洗脳を行う必要がある。
他に暗示がもたらす作用として、「思い込み」による肉体の変化がある。
催眠術により「これは熱した鉄の棒だ」と言って普通の温度の鉄の棒を押し付けると、そこに実際に火傷が出来た例がある。
プラシーボ効果など、強い暗示が時に肉体的な変化・ダメージをもたらすことは医学的にも証明されており、
これを応用して自分に暗示をかけて体内物質のコントロールを行い、思考や肉体の強化を図ることを自己暗示という。
もちろん、他人に対して強く思い込ませれば肉体的な変化・ダメージももたらせるだろう。
エスパー
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暗示をかける能力 |
暗示をかける能力
→ 精神干渉 / 暗示・刷り込み / 行動制限・強制
対象に暗示をかける能力。
時に肉体的な変化さえもたらせるが、物理的な性質変化は起こせない。
【打撃】:対象に「殴られた」と思い込ませ、内出血を起こさせる。
【斬撃】:対象に「斬られた」と思い込ませ、その身体に刀傷を浮かべる。
【火傷】:対象に「炎に焼かれた」暗示をかけ、その身体に火傷を作らせる。
【凍傷】:対象に「凍傷にかかった」暗示をかけ、皮膚を壊死させる。
【毒】:対象に「毒に侵されている」暗示をかけ、体内を徐々に崩壊させて蝕む。
【特殊攻撃】:対象に強い暗示をかけ、ダメージを負ったように錯覚させる。
【精神防御】:自己暗示をかけ、精神を強く保つ。
【強化】:自己暗示をかけ、肉体の動きを速やかにする。
【弱化】:対象に「重い鎖につながれている」暗示をかけ、動きを鈍らせる。
【回復】:自己暗示をかけ、傷が早く治るように働きかける。
【拘束】:対象に「檻に閉じ込められている」暗示をかけ、動きを封じる。
【隠蔽】:対象に「何も見えなくなる」という暗示をかけ、視界を奪う。
【情報収集】:対象に「情報を喋りたくなる」ように暗示をかけ、情報を引き出す。
【広範囲】:周囲全ての者に暗示をかける。
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記憶を捏造する能力 |
記憶を捏造する能力
→ 精神干渉 / 記憶 / 暗示・刷り込み
対象の記憶を捏造し、真実だと思い込ませる能力。
【弱化】:対象に自身が重症だという記憶を植え付け、行動を鈍らせる。
【情報収集】:対象の記憶を捏造し、「自分を信頼の置ける人物」にして情報を喋らせる。
【広範囲】:周囲全ての者に捏造した記憶を植え付ける。
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最終更新:2015年12月22日 01:24