目次


設定

  • メインメニューのオプション(O)→設定(C)→「ゲームルール」タブから設定できる項目について、特にデフォルトのままの方がよいものと、変更した方がよいものについて説明します。

方向舵の自動調整

  • 旅客機は、戦闘機やアクロバット機と違い、通常飛行中に積極的なラダー操作が必要になる機会はほとんどありません。「方向舵の自動調整」をONにして(デフォルトON)、ラダー操作の手が空いた分、航法計器の操作などに注意力を割り当てましょう。「方向舵の自動調整」がONのときでも、自らのラダー操作をオーバーライドさせることは可能です。

計器パネルを使わない(HUDを重ねて表示する)

  • YSFLIGHTでジェット機のような高速機を精密に飛ばすには、ヘッドアップディスプレイ(HUD)表示が欠かせません。「計器パネルを使わない」をONにすれば、アナログ計器パネル表示の機体でも、その上にHUDを重ねて表示させることができます。飛行中では『Ctrl』→『H』キーでON/OFF可能です。ちなみに、レーダーはHUD表示でなくても単体で表示可能です(飛行中に『3』キー)。

デフォルトのB737にHUDを重ねて表示

ヘッドアップディスプレイ

  • 航法を行うのであれば、シンプルヘッドアップディスプレイよりも3Dヘッドアップディスプレイ(デフォルト)の方が、視認性も良く分かりやすいでしょう。飛行中では『Ctrl』→『U』キーで表示を切り替えることができます。

対気速度をIASで表示

  • 航空機の操縦は基本的にIAS (指示対気速度)で行うため、デフォルト(ON)のままにしておきます(OFFにするとTAS(真対気速度)で表示)。飛行中では『Ctrl』→『I』キーでIAS/TASを切り替えることができます。巡航中に目的地までの距離(マイル)をTASで割ることで、おおよその到着時間(Hour)を見積もることができます。

航空機信頼性

  • 練習に集中したければ、「航空機信頼性」は100(故障しない)にしておいた方がよいでしょう。

ジョイスティック/キー割り当て

  • 旅客機を飛ばす上で、変更しておいた方がよいと感じられた、ジョイスティック/キー割り当てについて紹介します。割り当ては、メインメニューのオプション(O)→「ジョイスティック/キー割り当て(A)」から変更できます。なお、各種操作の説明自体はデフォルトのキー割り当てで行います。
  • ある機能に割り当てたいキーが既に他の機能に割り当てられている場合、既存のキー割り当ては無効化されてしまうので注意しましょう。

スポイラー/ブレーキ

  • デフォルトのキー割り当ては、『B』キーでスポイラーとブレーキが連動(Spoiler and Brake On/Off)しますが、それぞれ独立したキー配置に変更した方が、操作の自由度は増すでしょう。また、スポイラーは1段階ずつ展開/格納できた方が細かな調整が利きます。ジョイスティックを使っていれば、空いているボタンに割り当ててもよいでしょう。

スポイラー/ブレーキのキー割り当て
機能 割り当て
デフォルト 変更例
Brake On/Off ---- B
Spoiler Extend/Retract ---- /
Spoiler Extend ---- D
Spoiler Retract ---- E

コースセレクタ(OBS)

  • VORヘディングバグのコース選択は、デフォルト『7』,『8』キーに割り当てられています。航法計器を多用するのであれば、これらを左右の矢印キー(『←』,『→』)に変更した方が直感的な操作性は向上するかもしれません。機能に関する詳細は航法計器を参照してください。

コースセレクタ(OBS)のキー割り当て
機能 割り当て
デフォルト 変更例
Rotate VOR to the Left 7 Left Arrow(←)
Rotate VOR to the Right 8 Right Arrow(→)

スロットル

  • マウスで操縦する人向けです。デフォルトでは『Throttle Add Power(5%)』が『Q』キー、『Throttle Reduce Power(5%)』が『A』キーに割り当てられています。戦闘やアクロバット飛行では、パワーを素早く増減させる必要がありますが、旅客機の操縦では正確な速度管理の方が重要になります。YSFLIGHTでは、2.5%単位でパワーを増減させることができます。

スロットルのキー割り当て
機能 割り当て
デフォルト 変更例
Throttle Add Power(2.5%) ---- Q
Throttle Reduce Power(2.5%) ---- A

視界の拡大/縮小

  • ジョイスティックで操縦する人向けです。デフォルトでは『Zoom In』,『Zoom Out』がマウスホイール操作に割り当てられています。しかし、(右手で)ジョイスティック操作中にマウス操作はやりにくいので、キーボード側に操作を割り当てることができます。

Zoom In/Outのキー割り当て
機能 割り当て
デフォルト 変更例
Zoom In Mouse Wheel Up Up Arrow(↑)
Zoom Out Mouse Wheel Down Down Arrow(↓)

機銃の回転

  • ジョイスティックで操縦する人向けです。一部のアドオン機では、機銃の回転機能をアニメーションに利用しているものがあります。ジョイスティックを使用する場合、デフォルトでマウス操作が割り当てられています。しかしマウスを動かすたびに照準器も動くのが目障りであると感じるなら、機能を無効化してしまうのも手です(照準が中央で固定されます)。

Zoom In/Outのキー割り当て
機能 割り当て
デフォルト 変更例
Rotating Turret Heading Mouse X-AXIS ----
Rotating Turret Pitch Mouse Y-AXIS ----

キー操作・割り当てに関するメモ

  • デフォルトで割り当てられている『0~9』キーは、テンキーではなくメインキー上段のキーです(テンキーにも任意で機能割り当ては可能)。
  • ノートPCのキーボードには特殊なものもあり、一部のキーで割り当てが有効化しない場合があるかもしれません。
  • YSFLIGHTのウィンドウがアクティブなときに、キーボードの『半角/全角』キーが押される(タスクバーで判別できない場合あり)と、一部のキーが効かなくなる場合があるようです。その場合は、もう一度『半角/全角』キーを押せば直ると思います。
  • YSFLIGHTのヘルプ(デフォルトキー/ジョイスティック割り当て表)にも記載されていますが、2015年バージョンからキー配置の一部が追加・変更されたので、以前のバージョンからカスタマイズしたキー割り当てを使用している人は、一度デフォルトに戻した上で割り当て直すことをおすすめします。

機種を選ぶ

  • YSFLIGHTにデフォルトで収録されている旅客機は、すべてアナログ計器パネルであり、しかも、離着陸時は高迎角かつ高速で飛行するような特性になっています。これらはむしろ上級者向けの機体と言えるでしょう。
  • しかしYSFLIGHTの魅力は、何と言っても豊富なアドオンの存在です。今回はこちらで公開されているB737-500をベースに飛行解説したいと思います。この機体はデフォルトのB737に比べて、飛行特性が適正に再現されていると感じられます。また737シリーズで最小の機体サイズとあって、比較的良好な運動性能を有しています。

B737-500_HAPAG_LLOYD_EXPRESS



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最終更新:2016年02月26日 21:29