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ILS

  • 計器着陸装置(ILS)を利用すると、計器に着陸コースを表示させることができます。通常はNAV1を使用します(NAV2でも受信できますが、グライドスロープ情報は表示されません)。計器の操作および各部名称は基本的にVORのときと一緒です。
  • ILSが設置されている空港に10マイル程度まで近づくと、STATIONリストに、該当する識別名(ILS [空港名, 滑走路方位])が表示されます。着陸したい滑走路方位のILSを選択して進入を開始すると、CDIには横方向のコースが、グライドスロープ指示器には縦方向のコースが指示されます。

ILS 理想的なコースより左下にずれている

  • これらはそれぞれ「ローカライザー」「グライドスロープ」という滑走路付近に設置された無線設備の電波を受信して表示しています(ただしYSFLIGHTでは一つの地上物として表現されています)。それぞれの指針が中央にいるときオンコースで、その状態を維持するように操縦します。
  • CDIがローカライザー電波をキャプチャー可能な範囲(横幅)はVORより狭いので、機体が横方向のコースからある程度以上外れると、針はすぐに振り切れてしまいます。滑走路の反対側など、電波が完全に受信できない方向にいるときは、針は中央に固定されたままとなります。
  • グライドスロープの標準的なパス角は3°です。
  • ILSはVORと違い、一方向のみのコースを指示するものなので、OBSの指針がどの方位を指していても、CDIが示すコース情報に違いはありません。しかし、通常は指針を滑走路方位に合わせることで、直感的に分かりやすく表示させます。
  • 着陸時の機体の操縦については着陸を参照してください。



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最終更新:2015年12月26日 10:40
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