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ここからのページは、アドオンのB737-500を題材に操作方法を記載していますが、他機種でも参考になるような補足も入れてあります。

プッシュバック

  • 一部のアドオンマップにおいて、フィールドの開始位置に空港ターミナルの駐機スポットを選択した場合、大型機ならはじめに機体をバックさせる必要があります。YSFLIGHTではリバーサー(逆推力装置)を使います。リバーサーの付いていない機体ではバックできません。このB737には、トーイングカーを接続したり乗降扉を開閉させたりできるアニメーションが用意されています。詳しくはアドオン付属のマニュアルを参照して下さい。これでトーイングカーに「プッシュバック」してもらえ(ているかのように見え)ます。

『PageDown』キーでトーイングカーが出現する(一部アドオンのみ)

  • 『.』キー(押し続ける)で後退を開始します。速度計を見て4~5ノット以下のゆっくりとした速度で走行しましょう(YSFLIGHTの速度計は全方向の対気速度が表示されます)。
  • 後退を開始したら、『F7』キーで機外視点に切り替えます。そして『U,K,H,M』キー、もしくはジョイスティックならPOVボタン(ハットスイッチ)で、機体を上から見下ろせる位置へ視点を移動します。地面に描かれている”つぼみ”のような形をした二股に分岐・合流している黄色のラインは、空港に到着した(特に大型の)機体が駐機スポットに入るときに参照する為のものなので、ここでは気にする必要はありません。

後退中(ターン開始直前)

  • 適当な位置までまっすぐバックできたならば、次は機体が離陸開始位置へ向けて移動できるように、(バックでの)方向転換をすることになるかと思います。離陸する滑走路の方角を考慮して左右どちらにターンするべきかあらかじめ確認しておきます。また着陸装置(各車輪)が上から見て胴体や主翼のどの辺りに位置しているかは、機体を取り回す上で重要な情報になるので事前に把握しておきます。
  • 曲がる際には2ノットくらいまで減速して、ラダー兼前輪操舵(『Z』/『C』キー、もしくはジョイスティックの捻り操作)により慎重に方向転換します。旋回率の微調整は、左右の主脚の軌道を意識しながら行うとうまくいくでしょう。

左旋回(『C』キー/ジョイスティック右捻り)

ターンし終えたらブレーキ(『B』キー)で機体を停止させる

タキシング

  • プッシュバックが完了したらエンジンパワーを少し上げて滑走路端へ向けて移動(前進)を開始します。トーイングカーは切り離しましょう(『PageUp』キー)。現実的な走行速度は「直進中は20ノット以下」「旋回中は10ノット以下」が目安です。きつめのカーブでは5ノット以下に落とすと曲がりやすいです。道幅の狭いカーブでは内輪差を考慮して多少大回りすることで内側のメインギア(主脚)が誘導路から外れないようにしましょう。

ブレーキを解除しタキシングを始める。機外視点なら遠くまで見渡せる

  • 離陸までの間に以下の操作を完了させておきます。
    • フラップ25~50%下げ(『F』キー)
    • エレベータートリムを離陸位置に設定(『Delete』キー(押し続ける)。ジョイスティック使用時。詳細は離陸・上昇を参照)
    • FPM ON(『V』キー)
    • レーダーON(『3』キー)
    • 航空灯ON(『I』キー。機体がサポートしている場合。機種によってはデフォルトONになっている場合あり)
    • 航法機器の設定
  • これらをタキシング中に実施するのもよいですが、特に航法機器は落ち着いて間違いのないように設定したいのでプッシュバック前に完了させておいた方がよいでしょう。タキシング中は離陸後の飛行経路も再確認しておきましょう。
  • 滑走路端に近づいたら誘導路から滑走路へと進入し、滑走路中央に合わせて機体をラインナップさせます。コンパクトにターンして離陸に使える滑走路長を稼ぎましょう。機外視点ではプッシュバックと同様にメインギアの軌道を意識するとうまく曲がれると思います。ちなみに誘導路から滑走路へと伸びている黄色のラインは、機体が「滑走路から誘導路へ入る」ときに参照する為のものです。

直角にターンを開始する地点まで直進する

2ノットで旋回中

ラインナップ完了

  • 滑走路端と誘導路が接続していない(滑走路と誘導路の接続が中央一箇所しかない)ような小さな空港では、滑走路上をタキシングして滑走路端まで移動することになります。このときの走行速度は誘導路上より高くてもよいでしょう。



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最終更新:2015年12月27日 10:21