■ 成田悠輔を徹底的に論破する 「アゴラ:増田 悦佐(2023.08.08)」より
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私は、始めから前後編に分けた投稿のあいだをつなぐといったことでもなければ、2週続けて同じ話を蒸し返すことはしないようにしています。

しかし、先週の投稿の最後に取り上げたイェール大学成田悠輔教授のTweetはあまりにもひどく、また事実誤認だらけなので、あえてもう一度取り上げて徹底的に論破しようと思います。

(※ 以下略、詳細はサイト記事で)






(※全編)






成田悠輔

■ 経済学者・成田悠輔氏の「高齢者の集団自殺」発言 日本メディア“ガン無視スルー”のなぜ 「日刊ゲンダイ[infoseeknews](2023年2月15日 9時26分)」より
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 テレビ番組で見ない日はないのではないか。イェール大助教授で経済学者の成田悠輔氏(38)のことだ。「おでん眼鏡」と呼ばれる「〇」と「▢」型の眼鏡をかけ、淡々とした口調で話をする人物といえば、「ああ、あの人か」と思い出す人は多いだろう。

 その成田氏が改めて「世界」で注目され始めている。といっても「ブラボー」と絶賛されているわけではない。成田氏が過去に、高齢化や少子化にともなう人口減少の問題について、「僕はもう唯一の解決策ははっきりしていると思っていて、結局、高齢者の集団自決、集団切腹みたいなものではないかと」などと発言していたことが再び取りあげられ、日本国内で批判の声が出ている――と、欧米メディアが相次いで報じているのだ。

 米ニューヨーク・タイムズ紙は、<イェール大学の経済学教授が、急激に進む日本の高齢化社会の対処方法について、「唯一の解決策」として「高齢者の集団自殺である」と語った>――などと報道。これを機に英大衆紙のデイリー・メールや、同一般紙テレグラフなどが成田氏の発言を次々に取り上げたため、SNSなどを通じて世界中に「成田発言」が拡散される事態となった。

 世界最高峰の大学として数えられる名門大学で教鞭をとる先生が、高齢化社会の「唯一」の対処方法として挙げたのが「集団自決」「集団切腹」——。年老いた母を背板に乗せて真冬の楢山へ捨てにいく深沢七郎の短編小説「楢山節考」や、2019年に公開された海外映画「ミッドサマー」を連想させるが、不思議なのは、日本の大手メディアで「成田発言」を取り上げる会社が一つもないことだ。

■ロバート・キャンベル氏も日本のメディアに苦言

 日本文学研究者で東大名誉教授のロバート・キャンベル氏(66)もツイッターで、《高齢者に集団自決とはあくまで問題提起であり「抽象的な比喩」とする成田悠輔氏。太平洋戦争、優生保護法、やまゆり園の大量殺人事件もメタファーとでも言うのでしょうか。国内メディアより先に米国NYTが深掘りして「提起」を問うこと自体、日本の、メディアの問題です》と書いていたが、その通りだろう。

 SNSなどで、《成田氏の発言「総スルー」の日本メディアは誰に忖度しているの》、《みっともないよね日本メディア。これでLGBTとか言っているんだから、笑っちゃう》との投稿が見られるのも無理はない。

■★ 成田悠輔「高齢者は集団自決した方がいい」NYタイムズが発言報じて世界的大炎上「この上ないほど過激」 「FLASH[Yahoo!](2023/2/14(火) 17:46)」より
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「高齢者は老害化する前に集団自決、集団切腹みたいなことをすればいい」といった主張が物議を醸している。発言者は、経済学者で米イェール大学のアシスタント・プロフェッサー・成田悠輔氏だ。

 各界の重要ポストを高齢者が占めている日本の現状に対し、成田氏は、2022年2月1日、堀江貴文氏と対談したYouTube動画『【成田悠輔×堀江貴文】高齢者は老害化する前に集団切腹すればいい?成田氏の衝撃発言の真意とは』で、世代交代を本気で考えようとして、次のように述べている。

「(高齢の偉い人々を)1ミリも尊敬していないかのような雰囲気をみんなが醸し出すようになると、やっぱり誰しも周りに必要とされていない感をガンガン出されるとつらいと思うんで、少し世代交代につながるんじゃないか」

 その後、高齢化が進む日本社会の解決策として、「安楽死の解禁・強制」などにも触れている。

「成田氏の発言は、2021年12月17日の『少子化ってダメなこと?人口減少で60代が労働力の中心に?ひろゆき×成田悠輔』(ABEMA)などでも触れられており、持論なのは間違いないでしょう。この意見に対し、侃々諤々の議論が巻き起こっています」(週刊誌記者)

 実際、SNSでは、

《「集団自決」発言も知ってるけど、これ「年寄りは死ね」って意味じゃなくて70代80代にもなって重要ポストにしがみつき若者の成長の芽を摘むような社会に将来はない、世代交代が必要ってことでしょ。》

 といった肯定派もいれば、

『#成田悠輔をテレビに出すな』とのハッシュタグをつけ、《こういう乱暴で非常識なことを言う人は、まず自分が高齢になったら率先してやりますという約束してから言うべきですね》などと批判する意見も多数投稿されている。

 そして、この問題がついに海外へも飛び火。2月12日付の米紙『ニューヨーク・タイムズ』が、成田氏の「集団自決」「切腹」発言について「この上ないほど過激」と報道したのだ。

 同紙は、成田氏がアメリカの学会で無名である一方、「彼の極端な主張は、高齢化による経済停滞に不満を持つ何十万もの若者のフォロワーを獲得している」と紹介。

 さらに、丸と四角のレンズの眼鏡をかけ、Tシャツやパーカーのカジュアルな姿でメディアに登場する成田氏は、「アイビーリーグ(米名門私立大学の総称)のブランドを利用している」とも述べている。

 同記事を受け、東大名誉教授のロバート・キャンベル氏は、成田氏の発言への批判とともに、国内メディアがまともに取り上げていないことへの疑問をこうツイートした。

《高齢者に集団自決とはあくまで問題提起であり「抽象的な比喩」とする成田悠輔氏。太平洋戦争、優生保護法、やまゆり園の大量殺人事件もメタファーとでも言うのでしょうか。国内メディアより先に米国NYTが深掘りして「提起」を問うこと自体、日本の、メディアの問題です》

 ニューヨーク・タイムズの報道を受け、イギリスの『デイリー・メール』『テレグラフ』、ドイツの週刊誌『シュピーゲル』なども、次々に後追いし、世界的に炎上状態となっている。ちなみに、当該記事を紹介したニューヨーク・タイムズのツイートは、2187万ビューを超えている。

「seppuku」という言葉とともに、世界の耳目を集めることになった成田氏の発言。だが、日本の高齢化社会が待ったなしで、早急な対策が必要なのも事実。はたしてこの騒動、着地点はどこになるのだろうか――。

※短縮版

対談full動画








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最終更新:2024年03月18日 18:16