福島原発事故 関連ブログ&サイト記事
★ メルトダウンした日本―船橋洋一氏インタビュー(上) 「WSJ - Japan Real Time(2013.3.7) 」より
(※ 前後略。)
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本の第16章「最悪のシナリオ」では、政府は「国民の生活をすべて守れない」といった首相談話まで用意されていたことが書かれています。これを知った誰もが衝撃を受けたと思います。本の題名にも「メルトダウン」という言葉がありますが、日本が国家として本当に破たん寸前、いや既にメルトダウン、つまり、破たんしていたのか。どのくらい危機的なものだったのでしょうか。

「これはどこまでいくのか、底は何なんだ」。これは細野(豪志)さん=事故当時、首相補佐官=の言葉ですけれども、当時、それは誰も分からなかったと思いますね。私も分からなかったですし、ほとんどの政府で担当している人も分からなかったと思います。

それを彼らが必死になって探ろうとしたのが14日の夜からでしょう。1号機と3号機が既に駄目になり、2号機がいよいよ駄目になってきた、と。3ついってしまって、その後、どうなってしまうのか、と。実際、そこで終わればともかく、4号機の燃料プールまでいってしまうのではではないか、と。

燃料プールがいった時には、もっとものすごいコアコンクリート相互作用が起きるので、放射能の放出量が半端じゃなくなる。そういう時は全員撤退で、東日本を失う。この辺の最悪のシナリオへの恐怖感というのは、本でも枝野(幸男)さん=事故当時、官房長官=の恐怖感を書いたりしましたが、官邸のど真ん中にいた人々は持っていたと思いますよ。しかし、国民は分からなかった。私も1人の国民として知らなかった。ですので、はっきり言って、あの「最悪のシナリオ」を知った時は衝撃でした。民間事故調をやっていて、一番の衝撃は最悪のシナリオを知った時ですね。

一応、菅さんが辞めた後、口走ったのです。しかし、あまりみんなフォローしなかった。12月末に、不測事態のシナリオという最悪のシナリオを民間事故調を入手したのです。「これはいったい何なのだ」「誰が作ったのか」「どんなチームが裏でやっていたんだ」「これをどう使おうとしていたのか」「官邸の中で誰と誰が知っていたのか」。こうしたことを全部調べないといけないことになった。必死になって、近藤(駿介)=原子力委員会委員長=さんらの話を聞けたので、一応、最悪のシナリオの経緯を報告書発表の締め切りに間に合って民間事故調だけ書くことができました。政府事故調も国会事故調も触れていません。



アメリカ
■ 米国土安全保障省:国内治安用に2700台の装甲車購入 「ROCKWAY EXPRESS(2013.3.7)」より
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 ニューヨークダウが史上最高値を更新したといって、日本まで浮かれているようだが、やがてその浮かれ調子に冷や水が、いや津波が襲うことを準備しておくべきであろう。なぜかといえば、2007年のリーマンショック以来の世界経済の構造的欠陥は何も修復されておらず、つぎはぎの対症療法の人工呼吸器で命を繋いできただけだからだ。

 以下の記事ではアメリカの国土安全保障省が自前の武器を大量に購入し、何かに対する「準備」をしている事が記されている。何かとは、その武器を見れば分かるように、アメリカ国内で、暴動が勃発することを想定し、その鎮圧のための準備としての武器である。

 次に金融津波がやってくる時は、既に何年も前からこのブログで指摘してきたようにリーマンショックの10倍の強さでやってくると想定しておいて間違いではない。いや、それ以上かもしれない。ましてそこに天変地異が加われば、全世界が大混乱に陥る事になるだろう。これは避けて通れないことで、地球大変革という神事なのだ。準備だけは忘れないことだ。アメリカ国土安全保障省のように。
(※ 後略。)

ウゴ・チャベス】 / 【ベネズエラ
■ 【哀悼】 南米ベネズエラの”真の英雄”ウゴ・チャベス大統領死す 「暗黒夜考(2013.3.6)」より
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すでに数多くの報道がなされている故、多くの方がご存知であろうが、がんで闘病中であったベネズエラのチャベス大統領が帰らぬ人となってしまった。
チャベス大統領については、その”過激”な論説をして、「反米左派」「独裁者」と揶揄する声も耳にするが、欧米の石油資本による”非人道的”な搾取・植民地支配からベネズエラを国民の手に取り戻した”真の英雄”であると言ってよいであろう。
このような気骨のある政治家は世界を見渡しても数えるほどであり、実に惜しい人物を失ったというのが率直な思いである。
ウゴ・チャベス大統領の数々の功績を称えると共に、ここに哀悼の意を表したい。
以下に取り上げたのは、そんなチャベス大統領の言葉と共にアメリカ(国際金融資本)の欺瞞を糾弾した昨年6月のエントリー内容である。

是非この機会に再読いただければと思う次第である。


(以下略、ブログ本文で。)









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最終更新:2013年03月07日 22:31