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■ 民営化の本質とは何か~公営事業民営化の実態~ 「日本を守るのに右も左もない(2019年01月03日)」より
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年末に国会を通過した「水道民営化」の問題から、公共事業の民営化に関する議論が沸騰しています。
民営化の利点と問題点、利権構造など様々な角度から議論がなされていますが、そもそも、「民営化」とは何なのでしょうか。

民営化を推進する人達はその利点として「競争原理による低価格、高品質の実現」を掲げます。
なるほど民間企業は、市場社会の中で勝ち抜いてゆく為に知恵を振り絞って闘っています。
公共機関はそうした淘汰圧力がかからないから経営がずさんになりサービスや品質が停滞する、というロジックは確かに一理あります。

しかし、この数十年で次々と民営化された公共機関は、本当に現実社会の中での淘汰圧力が
かかっているのでしょうか。
ここをしっかり検証しなければ、民営化推進のロジックが成立しなくなります


以下、「ユキノシバリ」さんの記事 【公営事業の民営化のあるべきかたち】を紹介します。リンク

(※mono....引用前半~なかほどにかけて略)
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権力者たちは本当の民営化などというものは望まない。民間企業のフリをしながら特権的地位の中で荒稼ぎして、政党に税金を還流する、都合のよい利権を作りたいに違いない。だから、政府がインフラを民営化するなんていったら「それは本当に民営化なのか?」ということを疑わないといけない。紛い物を「民営化」と呼ぶ政府や政党に騙されたら、間抜けというものだ。

税金の還流や、参入障壁となる法的規制、優遇を、完全に撤廃していき、政治の強制力が及ばないようにすることこそが大切だ。政府の独占から非効率で割高な事業を切り離すことこそが民営化のあるべきかたちなのである。


■ 公共事業民営化の愚 「ひろのひとりごと(2012-05-23 04:58:24)」より
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日本のインフラが危ない(上)
東京五輪に備えた大量整備から50年
「物理的な崩壊」が日本列島を襲う
――東洋大学経済学部 根本祐二教授
http://diamond.jp/articles/-/18347

この教授の危機意識は同意できるところが多くあります。

(※mono....中ほど略、詳細はサイト記事で)
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ですがこの教授の主張、財源の話になるとちょっと怪しくなる。

(※mono....中ほど略、詳細はサイト記事で)
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従来型の公共事業とPFI型公共事業の違いは

・従来型


公的機関が資金を調達(国債、地方債)、工事を建設会社等に発注する。
その後の維持管理は公的機関、自治体が行う。

・PFI型


関連企業がPFI目的特別会社(SPC)を設立してその法人が資金を調達。(銀行などから)
SPCが工事を建設会社などに発注する。
その後の維持管理はSPCが担当。

こんなところかな・・・


デメリット、懸念点を挙げてみます。(あくまで私見)

(※mono....以下サブタイトルのみ、詳細はサイト記事で)

①民間企業が公共事業をやってどうやって利益を上げるのか?

②ゼネコンが目的特別会社(SPC)に出資してSPCを立ち上げることが出来る。

③本当にコスト削減になるのか?

④本当に国、国民にとって有益な公共事業が実施されるのか?

⑤この制度必要か?


民がやれば市場原理で全てがうまくいく。

そんなものは幻想です。
PFI病院の失敗例がそれを物語っていますし、AIJの問題も民営化によって発生しました。

PFIはSPCという中間搾取業者を作り、そこが暴利を貪るだけの制度のような気がします。

この根本教授はインフラの危機の警鐘を鳴らしてくれるのは良いのですが、その解決方法があさっての方向に飛んでしまっているのが残念でなりません。














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最終更新:2019年01月06日 15:01