合字(ごうじ)英・仏ligature,独Ligatur
『言語学大辞典術語』
「連字」「抱き字」ともいう.一般には、アルファベットで2つあるいはそれ以上の文字を結合して作られた文字を言う.たとえば,{æ} =a+e, {œ} =o+e, {} =f+i, {■} =f+f+lなど.日本語の場合にも,仮名を組み合わせて作られた {■}=ト+キ,{■}=(こ+と)などが用いられた.
「連字」「抱き字」ともいう.一般には、アルファベットで2つあるいはそれ以上の文字を結合して作られた文字を言う.たとえば,{æ} =a+e, {œ} =o+e, {} =f+i, {■} =f+f+lなど.日本語の場合にも,仮名を組み合わせて作られた {■}=ト+キ,{■}=(こ+と)などが用いられた.
また日本や朝鮮において,固有語の音形を表わすために漢字または漢字の一部を組み合わせて特別に作られた「国字*」の中にもこれに類する構成をもつものがある.たとえば,日本における{麿}(まろ)=麻+呂や{粂}(くめ)=久+米,朝鮮における{■}=叱(s)+分(pun)や{■}(nor)=老(no)+乙(r)などがそうである.