導入に必要なもの
始める前に、必要なものがすべて揃っていることを確認してください。重要な部品が不足していると、作業が進まなくなります。
●必須ハードウェア
購入場所:AliExpress、eBay
注意すべき点: どのBIOSバージョンでも問題ありません (P2.00、P3.00、P4.00、P5.00)
避けるべきもの: ヒートシンクが付いていないボードや明らかな物理的損傷があるボード
2026年2月現在、セールやクーポンを利用することでaliexpressで20000円代前半から手に入ります。
電源
PCIe 8ピンコネクタ付き12V電源ユニット
最小要件:
300W以上推奨 (最小250W)
コネクタ:PCIe8ピン(6+2ピン)
使用例別の消費電力:
アイドリング時: 70~85W (ガバナーあり)、85~105W (ガバナーなし)
軽いゲーム:100~150W
重いゲーム:150~200W
最大負荷(レイトレーシングオン):最大235W(GPU周波数パッチにより250W以上になる場合があります)
②400W以上の任意のATX電源ユニット
| ⚠PCIe6ピン→8ピンの変換アダプタで起動成功の報告がありますが非推奨です |
| BC-250は設定やカスタムによって大電流が流れる可能性があり、6ピンは150W程度までしか対応していないため火災などの原因になる危険性があります |
※6ピンは仕様上75W程度までで制限が150W、8ピンは150W程度で制限が300Wくらいまでの設計のようです。念のため。
ギリギリを攻めると事故の元なので安全マージンは可能な限り取ることをおすすめします。
冷却ファン
最小構成: 120mmファン 1個
推奨:プッシュプル方式の120mmファン 2個
標準のヒートシンクはラックマウントシャーシのエアフロー向けに設計されています。
(ラックマウント上で横から風を強制的に通す方式)
12cmもしくは14㎝のファンを追加する必要があります
| ファンの要件 |
| ⚠高静圧ファン(3mmH2O以上)が必要です。標準的なケースファンでは、高密度のフィンアレイに十分な空気を送り込むことができません。 |
ヒートシンクの変更:軸流ファンを使用する場合必要
曲がったフィンをまっすぐにする(製造時や輸送時に曲がってしまうことが多い)
または、空気の流れを良くするためにフィンアレイの上部をカットする(上級者向け)
→
冷却ガイド
ディスプレイ接続
DisplayPortケーブルまたはDP-HDMI変換アダプター
BC-250には標準でディスプレイポートが登載されています。
推奨:DP-DP(ディスプレイポートケーブル)接続 (1080p/1440p/4K、オーディオ対応)
おすすめ:パッシブDP - HDMIアダプター (1080p/1440p、オーディオは動作)
非推奨:アクティブDP - HDMIアダプター (多くのアダプタで映像は出ますが音声にトラブルが発生します)
| ℹ️LinuxではアクティブDP-HDMIでオーディオが一部動作しません。パッシブDP-HDMIアダプターを使用するか、回避策としてUSBオーディオを使用してください |
BIOS更新用USBメモリ
FAT32 USBスティックメモリ(任意の容量)
必須ソフトウェア
Linux系OS
BC-250をゲーミングデバイスなどとして利用するためにはLinuxが必要です。Windows用にはGPUドライバーがありません。
推奨(セットアップが容易)
Fedora42 または 43 → テスト済み、ドキュメントが豊富
BazziteOS → ゲームに特化しており、すぐに使える
下記もおすすめです
CachyOS (高パフォーマンスだがセットアップが難しい)
Manjaro
Arch Linux(上級ユーザー向け)
Ubuntu (Mesa25.1.5+ PPA)
SteamOS
避けるべきバージョン
カーネル6.15.0-6.15.6 および 6.17.8+ (GPUドライバーに問題あり)
改造BIOSファイル
必要なファイル:
BC250_3.00_CHIPSETMENU.ROM- メインBIOSファイル
BIOSフラッシュユーティリティ(リポジトリに含まれています)
BIOSフラッシュガイド →
その他強く推奨される項目
サーマルペースト、パッドの交換
性質上中古品のため、APU上のサーマルペースト(グリス)やサーマルパッドが乾燥している可能性があります。
- 推奨: Arctic MX-4、Thermal Grizzly Kryonaut
- 上級者向け: PTM7950相変化サーマルパッド
- サーマルパッド(VRAM用)
サイズ:厚さ1mmまたは1.5mm
オプション:冷却のためにバックプレートにヒートシンクを追加する
※バックプレートは熱くなります (下にGDDR6チップがあります)。
バックプレート、ヒートシンクの外し方→
ストレージ
ボードにはM.2 2280スロット(PCIe Gen2x2) が1つ搭載されています。
最小構成: OS + ゲーム数個分→256GB
推奨:ゲーミング用途として →1TB
注: USB外付けSSDに対応します (速度はUSB3.0の速度に制限されています)
※M.2サイズのSATAは理論上6Gbpsまでの速度になると思います。
PCIeよりだいぶ低速ですが、そのPCIeも2x2なので最大で10Gbpsです。
わざわざSATAIIIのSSDを探してくる必要はありませんが、手元にあれば流用してもよさそうです。
USB-WIFI/Bluetoothアダプター
BC-250にはワイヤレス機能は内蔵されていません。
高コストパフォーマンス: USB WiFiドングル
推奨:Realtek RTL8822BU チップセット (6.12 以降のカーネルドライバー)
代替品:オーディオ用USB-C DAC/ヘッドフォン
ケース/マウント
BC-250はむき出しの状態なので、何らかの筐体またはマウントが必要になります。
3Dプリントケース:プリンタブル等で豊富なデザインのものが無料で公開されています
GPUエンクロージャ:BC-250に適合するものもある
DIY:スタンドオフ+アクリル/木製シート
ラックマウント:オリジナルの使用例 (互換性のあるシャーシが必要)
コミュニティケースデザインと 3Dプリント可能なオプションについては、BC250 Discordを参照してください
準備しておくと便利なもの
ツール類
プラスドライバー-:取り付け、ケーブル管理用
サーマルペーストアプリケーター:またはクレジットカードを使用
マルチメーター:電源の問題のトラブルシューティング用
回復ツール
CH341A BIOSプログラマー:BIOS更新に失敗した場合の回復用
監視/チューニング
これらはセットアップ後に Linux パッケージ マネージャー経由でインストールされます。
nvtop:GPU モニタリング
センサー(lm-sensors):温度監視
mangohud:ゲーム内FPSオーバーレイ
CoolerControl:ファンコントロール
最終更新:2026年04月06日 16:26