概要

【機忍】を取らなければならないのが難しい流派。流派忍法自体は強力なものが多いのだが、【機忍】と組み合わせるには忍法に関する知識が必要。そもそも【追加忍法】を使わず、流派忍法を採用するなら【機忍】で取れるのは二つまで。実質忍法枠が三つになるデメリットを帳消しにできるほど強力なコンボは組みにくいのが実情。

忍法構成考察

■【鷹の目】【機忍】【陽炎】【爆破】構築

【陽炎】【神槍】と似たようなことを斜歯でやる構築。火術なので【神槍】より若干避けにくく、間合が1狭いが近接でも使えるのが強み。しかしやはり忍法枠を4枠使い切ってしまうのは厳しい。

■【機忍】【教導】構築

流派忍法では【鷹の目】や【電脳】が【教導】するのにふさわしい。もちろん【機忍】で取った別流派の忍法を【教導】してもいい。その場合鍔鑿組である意味はさほどないが、下位流派故に【魔界工学】を取らなくても特技を散らして対応しやすいのは強み。なお本人の戦闘能力がゴミになるのでせめてクリティカルくらいは撃ちたい。

■【機忍】【教導】【魔界転生】【電脳】構築

上記の一例。【魔界転生】でクライマックスフェイズ中に【教導】を行うことができ、【電脳】は好きな特技を選べる……つまり相手の奥義を見てからその指定特技を味方に修得させることができる。【修業】で自分が修得した方が効率がいいのは気にしない方がいい。

■【陽炎】【機功】構築

装備忍法を大量に積んでいるキャラクターは強力なことが多い。【陽炎】で確実に当てていけばより凶悪だろう。

■【機忍】【貪狼】【闇蜘蛛】構築

何らかの方法で居所を確保して【電撃作戦】などで戦闘を仕掛け、【闇蜘蛛】で確実に仕留めた後【貪狼】で忍法を奪い取る。

流派忍法解説

【暗密】

期待値2.5点の接近戦ダメージを与える間合3の忍法。見て分かる通りのぶっ壊れである。
問題はコストが6ということと、最悪ダメージが0になるというギャンブル性、そして生命力の消費。コストに関してはプロット6から撃つのが標準だがファンブルしやすく、生命力消費が無駄になりやすいため、何らかの方法でケアしてやりたい。【調息】が最も簡単か。ダメージのギャンブル性はどうしようもない。

【機功】

こちらもぶっ壊れ攻撃忍法の一角。できれば装備忍法を3つ以上持っているキャラクターに対して使いたい。
ダメージが安定しない点と間合が少々難儀。【機忍】【教導】で相手に【機忍】を教えて強引にダメージを上げることはできなくもないが、素直に【痛打】をした方がいいだろう。
夜顔メタとしても有用。どちらかといえばこの忍法を使ってコンボを組むというよりも、攻撃の選択肢の一つとして隠し持っておく程度の方がいいのかもしれない。

【隠蓑】

強力なマイナス修正をつけるが、【居所】を知られているか自分が動くと効果がなくなってしまう。
動いてから【隠蓑】すればいいので後者は問題ないが、【居所】を知られてはならないのはかなり難しい。一応【酔夢】で能動的に情報を忘れさせることができるのだが、シーンに登場してもらわないといけないという条件は厳しい。
よってこれも【機功】同様、これを中心に戦略を組むというよりは隠し持っておくタイプの忍法と言える。

【精密機動】

まず使われない忍法No.1に輝いてもおかしくない忍法。
ファンブル値1と生命力1が釣り合うと本気で思っているのかと考案者を問い詰めたくなる。
一応生命力を4支払って【絶対防御】すればコストなしにファンブル値を4減らせる。それ自体はいいが、そのために奥義を見せるか?と言われると疑問しかない。どう考えてもファンブル覚悟で判定して、ファンブルした後に食らった攻撃を防御した方が安い。
ただ、生命力を任意で減らせるという点は珍しい。【昔日】や【忍道】、【背水】、または奥義開発における【発動条件】など、自分の生命力がある程度減っていないといけないものを能動発動するのはこれ以上ないほど楽だ。そのために忍法枠を食うのかと言われるとかなり疑問ではあるが。

【鷹の目】

持っているだけで射撃戦の攻撃すべての間合が伸びる強力忍法。【爆破】の間合を2にするのが真っ先に思い浮かぶだろうが、【水霊】や【必中】などの間合を3にするのも効果が高い。
古流忍法で相性がいいのは【地獄】くらいか。他は大抵もともと間合が広く効果が薄い。
【他流派の血】で取るものとしては複数体に攻撃できる【車華火】【百燐】【八雷】、強力な追加効果を持つ【裏真言】、間合が離れているほど有利な【雷火】あたりが候補になるか。

【電脳】

忍法枠ひとつを特技枠に変換できる。回避や奥義破りがよりしやすくなるが、得意分野が器術なので特に突出してそれらが上手くなるわけではない。本気でそれを目指すなら【魔界工学】が必須だろう。
特技がかぶる可能性が高まるので【艶花】との相性は悪くはないがそれなら【修業】を使った方が良く、特にこれを使って何かコンボができるというものはあまりない。単純に枠が余ったなら入れておくと強いという【頑健】的な立ち位置だと考えよう。
そしてまさに【頑健】を入れておいた方がマシなのではないかというのが最大の弱み。上忍になるなどして枠に余裕が出てきたら両方入るのだろうが、中忍頭程度では所属条件の【機忍】のこともあって枠が余ることはまずない。
ただし【特別教室】や【教導】の効果でセッションの途中で修得できる場合は一気に価値が出てくる。それについては上記忍法構成考察も参照。
最終更新:2017年01月22日 01:05