勝手にコンサルティング福井
座・タイムリーふくい(20080621)
最終更新:
c291
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定点観測
観測対象
- 座・タイムリーふくい(2008年6月21日放送分)
テーマ
- 平成子育て談義~親の都合、子供の事情~
子育ては人生の喜びか、負担か?お袋の味は今では‘お’が取れて‘袋’の味、パックの味に変わり、取れた‘お’はしつけにくっついて‘おしつけ’になっていると揶揄する向きもある。次の世代を育む子育ては、あまりにも親の都合で論じられてはいないか?子供の目線が抜けてはいないか?寂しい子供達が増えていると言われる現実はどこから来るのか議論する。
出演
司会
- 松枝隆一(福井テレビアナウンサー)
- 名越涼子(福井テレビアナウンサー)
ゲスト
- 教育担当首相補佐官:山谷えり子
- 天谷調理製菓専門学校校長:天谷祥子
- 元福井県PTA連合会会長:中井玲子
観測結果
駅前再開発問題をテーマにしている時とかには分かりやすいけど、この番組って基本的には結論ありきというか、番組推奨の方向性が決まっていて、ある意味プロパガンダ的な進行ってことが多い。その方向性は予告文を見れば大体分かるんだけど、今回の予告はスゲー難解だった。
想像するに本来はモンスターペアレント云々などの最近の親批判や、山谷、天谷両お年寄りたちの「近頃の若いモンは…」的批判に同調した方向性で番組をやりたかったんだろう。でも、実際には山谷、天谷両氏の言葉は全然こちらの心に響いてくるようなものじゃない。所詮は勝ち組保守層マダムクラブの回顧主義的絵空事。共働き率全国1位の福井県で、そんな論調を通しきれるわけも無く、番組を通して印象も結局どうしたいのかイマイチ分からないままだった。
例えば「お袋の味⇒袋の味」のくだりにしても、じゃあスーパーのお惣菜やレトルト食品批判に発展させられるのかといえば、所詮は広告で成り立つテレビ局。そういうのも便利で良いんですけどね…の暗黙の留保が付いた主張がどれほどの説得力をもつのか、チョット考えれば分かるだろう。
まっ、せっかくエライ人を呼んできたんだから、それに合わせて一本録りたかったのは分かるけど、この手のテーマは正解が無いだけにホントに大変。番組として身の丈にあったテーマ設定や論点整理をチャンとしないと、こんなグチャグチャな内容になっちゃいますよ!という見本って感じの回だった。
(以上越080623)
(以上越080623)
自分史とココロのおはなしばかりをはしゃぎ喋る山谷えり子氏の視野には負け組家庭の現実的な厳しい事情すらも入っていないような印象を受けた。宗教家かとも思えるその浮世離れしたトークショーのあおりを食らって結果的に話す機会をほぼ見失っていた中井さんは観ていてお気の毒だった。
あと福井テレビに限らずよくテレビで見かける↓
回答者にシールを貼らせるタイプのアンケート方式が今回登場していたが、これって見る度にどうかと思う。
中間結果を随時教えながら集めた意見なんてどう考えてもアテにならない。
まだ、覆面座談会の方がマシだ。
(以上蟹080624)
中間結果を随時教えながら集めた意見なんてどう考えてもアテにならない。
まだ、覆面座談会の方がマシだ。
(以上蟹080624)